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「映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記(2024/8/9)」観ました!

予告第一弾


〇前置き

 去年「しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦~とべとべ手巻き寿司~」公開後に発表された来年度公開の映画の予告。

 この予告を見た時思いました。ついに映画クレしんで恐竜を扱うときがきたか! と。この時からずっと楽しみでした。

 幼い頃、物心がついた時には恐竜が大好きで博物館でプテラノドンのプラスチックのフィギュアを買ってもらったことを今でも覚えています。そしてその時に家族が買ってくれたティラノサウルスをはじめとする恐竜たちが彫られたスプーンとフォークは今でも愛用しています。

恐竜スプーン

 夏休みの恐竜の一番の思い出といえば父に世界最大の恐竜博2002に連れて行ってもらって展示されていた化石の情報をメモに取って手書きの図鑑を作って自由研究として提出したことでした。セイスモサウルスの化石は圧巻でした。このインパクトを超える巨大な化石の全貌は私の中では今後訪れることはないでしょう。それほどの衝撃でした。

 恐竜映画の思い出といえば祖父に連れて行ってもらったディズニー映画の「ダイナソー」でカルノタウルスが推しに、そして幼いころから大好きでビデオを見まくっていたジュラシックパークの当時の最新作「ジュラシックパークⅢ」を母と映画館で観たことです。まさかジュラシックパークの新作を映画館で観ることができるとは思わなかったのでとても嬉しかったですね。この映画でティラノサウルスからスピノサウルスが推しになりました。

 とまあ少年期の私は恐竜が大好きだったのでした。

〇感想

 去年のCG映画は除くと「クレヨンしんちゃん 電撃!ブタのヒヅメ大作戦」以来に映画館で観たクレしん映画だったと記憶しています。クレしんの映画は何作か祖父に連れて行ってもらい、入場特典をもらっていたことが懐かしいです。

 いわゆる手描き系のクレしん映画は久々でしたが、やはり今でもその楽しさと重い部分は変わりませんね。毎回新しいものを見せてくれるのに、根っこの部分は老舗の味わい。これがとても良い。

 最初はいわゆるテーマパーク的なところが大舞台になるのかと思いきや、日常の中の非日常からストーリーが丁寧に紡がれていきます。そしてそれがあんな大規模なヤバい展開になるなんて……。それ伏線だったの!? という驚きとそこまで伏線なの!? という衝撃の数々。序盤の日常の中の非日常部分がしっかり描かれるからこそ、終盤のヤバさと重さとクレしんらしい面白おかしいコメディと映画ならではの迫真のアクションがとても楽しかったです。ちょくちょく何を見せられているんだ……というくすくす笑ってしまうギャグも心地よかったです。モー娘。で心の中で爆笑しまくってました。
 映画クレしんといえば謎のすごい装置やテクノロジーですが、今回はマジでそんなにかっこいいものまで見せてくれるの!? と大興奮しました。

 楽しくて面白い映画ですが、やっぱテーマが重くて深くて切ない。悪役もめちゃくちゃ良い悪役してたし、なぜそうなってしまったのかも丁寧に彫られていてそこがまた……切ない。大人になった今だからこそわかる切なさでした。
 今作の美人のお姉さん枠のアンジェラがめちゃくちゃかわいかったです。一目ぼれしました。そしてめちゃくちゃ良い役回りでしたね。

 またキーパーソンならぬキーダイナソーたるナナちゃんもかわいくて賢くて良い子でとても良かった……。吹替見て驚いたんですが、水樹奈々さんがナナちゃんを演じてたんですねw 配役がとても良いw

 ひろしがかっこいい。しんちゃんのウソをしっかり見抜いたうえでそれを受け止めてくれる父親としての器のデカさよ優しさよ……。そしてみさえも良い。子を想って怒れる親ってとても良いですよね。


〇えぐすぎるテーマの重み

 親子、親、命、ペットという名の家族、そして生物を生み出すという禁断の領域。明確なテーマは一本線で敷かれていてとてもわかりやすいのですが、そこから繋がっている複数のサブテーマが重すぎる……。良い意味で重いのですが、良くも悪くも5歳児に背負わせるものじゃないんよ……と良い意味でその気持ちになりました。
 だがこの重みが映画クレしんの良さ。去年の映画「超能力大決戦」でも人間の暴力(容赦ないいじめ)をがっつり描いていましたが、今回はまた別ベクトルで強烈でした。

 最後マジで予想外すぎて驚いて泣いちゃいました。こんなことってある!? と。

 あとシロ視点は泣いちゃう……。そこでそこを拾って刺してくる!? と良い意味で驚きました。これは泣くって……。

〇パンフレットとグッズ


パンフレットとナナちゃん着ぐるみしんちゃん

 パンフレットには恐竜設定画集が収録されていたり今作の悪役のバックボーンについても掲載されていて情報量が高いです。
 ぬいぐるみはナナちゃんのコスプレをしているしんちゃんのボールチェーンです。他にはプテラノドンのコスプレしんちゃんもありましたが、こちらを選びました。

 サンリオとクレしんのコラボグッズもあって驚きました。欲しかったけど今回はグッズ代の予算を用意してなかったので断念しました。

 余談ですが、先月に買いそびれたものでデッドプールのカラビナと温泉シャークのパンフレットを買えたらいいなと思っていましたが、案の定売切れてました。

〇おわりに

 ジュラシックパーク系の作品で行くかと思いきや、その想像を斜め上をいく新鮮な恐竜映画でした。クレヨンしんちゃんでジュラシックパーク系の話をやるならこうなるんだなって思いました。マジで良い映画を観れた!

 ジュラシックパークのオマージュやパロディを想起させる描写もあって、勝手にパロディを期待していたジュラシックパークファンとしても満足しましたw

 いやマジでクレしん映画って本当にすごい! マジで観に行ってよかった! 恐竜を楽しみに観に行くと驚く場面もあるかと思いますが、実はそれすらもちゃんと伏線が張ってあります。
 恐竜に関してはしっかり監修を受けており、安易にCGに頼らずに手描きで描写しているというのもポイントが高いです。

 映画クレしんで泣かないわけがないと思って観に行ったけど要所要所で的確に涙腺を刺しに来るので、そのたびにポロポロ涙がこぼれ落ちました。

 やっぱ夏は映画クレしんだ!


 ちなみに来年も新作映画が公開とのことです!

 次回の舞台はまさかの……。エスニックな雰囲気。これだけで次回作もめちゃくちゃ気になる! いったいどういう話になるんだろう!

 パニックパニック~♫

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