【SSU】「クレイヴン・ザ・ハンター 字幕版(2024/12/13)」観ました【MARVEL】
〇前置き
クレイヴン・ザ・ハンターの実写映画化という衝撃の特報から時がたち……。ついにこの日が来ました! クレイヴンについてはアニメのアルティメットスパイダーマンやゲームで知ったためスパイダーマンを狙う狩猟者のヴィラン(狩った獲物を剥製にするらしい)としてしか知りませんでした。
しかしそのビジュアルとワイルドさから実写映画化したらどういうキャラクターとして描かれるのだろうとワクワクしていました。
〇少し内容に踏み込んだ感想
クレイヴン・ザ・ハンターを演じているのはMARVELでおなじみのアーロン・テイラー=ジョンソンさん。キックアスやアベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロンのクイックシルバー! GODZILLA(2014)でもそうでしたが、内面に影と使命感を秘めるキャラクターの雰囲気がとても良かったです。鍛え上げた筋肉はまさにクレイヴン・ザ・ハンターの肉体美。アクションも野生動物かのようなワイルドさでとてもかっこよかったです。
クレイヴンというと特殊な能力を持っている印象はないのですが、能力覚醒のしかたがとても印象深かったです。てっきりアイアンフィストが竜を倒したようにライオンを倒して力を得たのかと思ったら……。普通に襲われてるやんけ! そんでライオンの血一滴と呪い(まじない)師の超人血清が悪魔合体してそんなことに!? と驚きました。正直、この能力めっちゃ羨ましい。まるで肉食動物のような身体能力、超人的な怪力と耐久力、体力。研ぎ澄まされた嗅覚と謎エフェクト付きの視覚。めちゃくちゃかっこいい!
ストーリーはゴッドファーザーの残り香を感じるマフィア一族と抗争を核に、裏社会の人間を狩るクレイヴンという図式。クレイヴンがその名を自称するのはクラヴィノフだからなんですね。それもまた面白かったです。今回のメインヴィランがライノだということを知らずに観に行ったので、クレイヴンが誰とどのような因縁を結び戦うのかワクワクしていました。これもまた納得。そういうか感じで繋がっていくのね! と腑に落ちました。他にもザ・フォーリナーやカメレオンという気になる言葉が! そこもそうくるか! と膝を打ちました。あと今回本編に直接的にかかわるわけではないけどセリフで生化学者に触れられていましたが、これってもしかしてリザードのコナーズ博士? とワクワクしていました。
クラヴィノフ家の父を演じるラッセル・クロウもマフィアの首領にふさわしいさすがの貫禄。そしてやっと実写映画でライノの戦闘を見れたのも良かったです。この映画のライノは知的な感じがある(個人の感想です)のも良かったです。バイオテクノロジー系のグロテスクな変身シーンやパワフルな戦い方もとても良かった。
光の明暗の演出も良い。
最後の最後でおなじみのビジュアルになるのも良い……。ふさふさのファーがとても良い……。
ここ最近の実写映画SSU(ソニー・スパイダーマン・ユニバース)の中でヴェノム1作目以来にやっとストーリー方面でも納得がいく形だと感じました。
〇買ったグッズ
メタリックな表紙がかっこいいパンフレット! と、ディズニー+配信のドラマ「ムーンナイト」のスカラベ。ずっと欲しかったのでまさかのこのタイミングで買えてよかったです。クレイヴン・ザ・ハンターのグッズはクリアファイル系の物しかなかったです。スパイダーマンと対峙するクレイヴンのクリアファイルも欲しかったけど、1,800円のスカラベともう一つ別作品のパンフレットを買っで予算オーバーだったので泣く泣く見送りました。あと年末にソニックVSシャドウの公開が控えていること、シャドウのぬいぐるみが物販にあったら買いたいと思ったのもあります。
もう一つのパンフレットがこちら。風都探偵を上映していることを知らなかったので取り急ぎ購入しました。
〇おわりに
キャラクターもストーリーも良かっただけにSSUが打ち切りなのが残念です。とはいえモービウスの頃からこうなることは覚悟していました。モービウスもかなりニッチなキャラクターだしクレイヴンも言わずもがな。観る人を選びすぎる作品。スパイダーマン関連のキャラなら大丈夫! ってことはないと思うんです。ヴェノムも2作目から失速がちにになっていましたし。
しかし、どんなに良いキャラクターとはいえこの作品のクレイヴンは犯罪者を憎むダークヒーロー要素が強いのでスパイダーマンと戦う姿が想像つかないのも事実。共闘できるダークヒーローとしては良くてもヴィランとしての側面が描きづらそうでした。
めちゃくちゃ続編への伏線を張ってこの終わり方よ……。最後の最後であのヴィラン出しておいてアメイジング・スパイダーマン2のような終わり方はないでしょ……! いつかスパイダーマン:ノーウェイホームやデッドプール&ウルヴァリンのような形で回収してもらえると救いがあるのですが……。
いやマジでモービウスの時からも思ってたけどさ! DCEUもそうだし、なんでキャラクターに思い入れができる積み重ねをしないで深い一つの世界観の映画のシリーズをしようと思わないのか! みんな焦りすぎ! せめてスパイダーマンとかかわりを持たせてからスピンオフとして出すのなら……。と思ったけどデアデビルのエレクトラもその形で映画化されたので、そううまくはいかないんだなと思いました。
本当に残念だ……。最初からスパイダーマンをメインにそこから掘り下げていけばよかったのに! そうするのが今さらすぎる!
アーロン・テイラー=ジョンソンさんのクレイヴンがまた見れる日を待ってます!