アルカトラズ島
July 22, 2023
15年ぶりのアルカトラズ島観光
旦那がまだ一度も行ったことがなく、映画「The Rock(1996)」の舞台だねー(実際はほとんどロケはしていなかったようだが)、近いし行ってみるか、となった。
事前にチケットをネットで購入。
フェリー乗り場はピア33から出ている。家からはバスか路面電車でも行けるのだが、朝早い船だったので、船の乗り場まではウーバーで行くことに(10分ほど)。
すでに10:10とその前の船便を待つ長い列が。思ったよりアメリカ人以外の観光客もいて、コロナが終わって世界各地から観光客が戻ってきているんだなと実感。
朝の船は比較的小さく、乗り込んで2階席に行くか迷ったが、朝何も食べていなかったので、コーヒーとデニッシュを購入。1階から景色を楽しむことに。
特に大きく揺れることもなく、20分足らずで島に到着。
旦那は私よりちゃんと事前に歴史などをみていたようで、インディアン(ネイティブアメリカン)が島を占拠した時代のロゴが船から見えてきたら興奮していた(笑)
私は映画「The Rock(1996)」の舞台としか認識しておらず、過去にネイティブアメリカンが占拠したこととか知らなかった。
下船の準備を早めにしておくと、列の前にいけるので待たずに上陸でき、その後もスムーズになる。降りてから、パークの人が説明してくれたりもするが、1ドル払ってパンフレットを得て、さくさく探索を始めるのが効率良い。
島のメインは有名な囚人がいた独房の建物ではあるが、島をぐるっと(一部閉鎖もあるが)散策できる。たとえば、監視の塔もだし、そもそもアルカトラズ島の歴史が多様であるため、時には軍事施設、時には刑務所、時にはインディアンの占領と展示物も多様になる。
囚人を囲う場所としては、初めは地下に掘った部屋に閉じ込めたりしていたみたい。上から覗くことができた。色々な建物があったようだが、長年の間で結構消失したりもしていた。
これは、インディアンによる占拠の際に消失したらしい。個人的にはThe Rockで最後メイソンがいなくなるシーンでは?と思っているが、わからない。
カモメをはじめとするたくさんの海鳥が巣を作っているため、立ち入り禁止となっている。
今回、久しぶりにライカM10-Rを持ち出したが、望遠ではないため、カモメが小さい。でも、この建物の雰囲気などが気に入った一枚。
刑務所があるということは看守やその生活をする場所も必要なようで、アパートメントと呼ばれた建物が結構あった。
サンフランシスコの市やゴールデンゲートブリッジが見えたりと、景色は素晴らしい。(たまたま霧がなかったらしい)
大晦日には街から新年を祝う声が風にのって聞こえてきたと、囚人のコメントにあった。そのくらい近いのだ。
前回訪れたときに比べも海鳥が増えている気がしたが、時期のせいかもしれない。とにかく、カモメと赤ちゃんカモメがたくさんいて、すごかった。
インディアンの占拠の象徴。
しばらく外を探索していると、やっと刑務所の建物に到着。
ここからはオーディオツアーサービスが楽しめる。
言語も聞かれるので、日本語で聞くと楽。
全て独房だったらしく、待遇も含めそんなに悪い場所ではなかったよう。
とはいえ、狭いし、トイレの横にベッドが設置されるので、やっぱり辛いだろうなと想像。
独房が並ぶ廊下にはストリート名が付けられ、ブロードウェイの先には時計があり、タイムズスクエアを呼ばれていたそう。
囚人が唯一楽しむことができたリクリエーション。ただし、問題を起こさない囚人のみ。
懲罰房とかもあったらしい。とにかく夜は暗いらしく、囚人服のボタンを投げて遊ぶとかなかなか生々しい。
図書館も設置されてはいたが、ここも素行の良い囚人のみだったよう。
まさにショーシャンク。
一部の独房は中に入ったりもできる。
ツアーの途中には、アルカトラズ島から脱獄した人たちのエピソードが。
なんと、顔に見立てたダミーを準備していたとか。どうやって手に入れたのかな。
最後は食堂で、結構美味しかったらしいが、スパゲッティーのメニューが続いてブチギレたとかなかなかのエピソードもあり。
ナイフが無くならないように、武器になりそうな調理器具は絵に合わせて保管することが義務付けられていたらしい。
こちら側は一般の人がアクセスする入口らしい。
面会者などがレジストレーションし、面会の部屋にいく。
ゴールデンゲートブリッジが本当に綺麗に見えるのに、刑務所っていう不思議。
カモメばかりに目がいくが、サギもいたりする。
看守も島を明るくするためにガーデニングなんかもしていたらしい。
生まれて10週間ぐらいのヒナ?赤ちゃんカモメ。1匹だけ崖の上にのぼってしまって、めちゃくちゃ鳴いていた。降りれるのかな。今はまだ飛ぶ練習中とのこと。
歴史がつまったアルカトラズ島でした。
(終わり)