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2024 Summer Vaction: Utahの旅(11)

July 7, 2024
Zion National Park


Scout Lookout via West Rim Trail

基本情報

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  • Scout Lookout via West Rim Trail

    • バス停:Grotto

      • 距離:5.8 km

      • 標高差:340 m

      • ルート:往復

バス停について、トイレなど済ませ、靴をサンダルからハイキングシューズに履き替えたりして、朝の8時ごろにトレイルを開始。

最初の分岐点

バス停から一度道を渡り、Virgin Riverを橋で渡る。左に進むと、Kayenta Trailに入るので、右に曲がり、West Rim Trailを辿る。

最初は平坦で、川沿いの道を進む。朝は日差しが弱いが、昼を過ぎると一気に直射日光が当たるので、できるだけ朝早くからスタートするのを、夏はおすすめする。

少しずつ、川から離れていいくと、徐々に勾配を感じ始める。
トレイルのほとんどは、かなり整備されていて、砂利でもなく、歩きやすい。ただ勾配はまあまあきつい。

どこがゴールかわからないが、少なくともあの真ん中の一番低いところは目指さないといけない。

RPGの住民のようなレンジャーと遭遇

坂がきつくなる前のところで、ベンチで胡座をかいているレンジャーと遭遇する。

「なんのトレイルを行くの?」と聞かれる。
「West Rim Trail行くつもり」と答えると、「Congraturation! You are on the track!」とまじでRPGのモブのような答えを返してくる(しかも作ったような笑顔と高い声)。
「どこで引き返すの?」とさらに聞かれる。「Scout Lookout」だと答えると「Awesome!」とこれも定型文のよう。
さらに「Scout Lookoutのあと、The Narrowsに行こうかと思っているが、時間的に問題ないかな」と聞いたら「Best plan!水はたくさん持って行ってね!」って。面白すぎて、まじでRPGかと思った。

そのあと、また本を読みながら、通り過ぎるハイカーに声をかけていた。他の人にも「11時までには登ったほうがいい」とか「水はたくさん持って行って」とか言っていた。

このトレイルは、許可書が必要なAngeles Landingと重複しており、その許可証のチェックをしているのかと思ったがそうでもなさそうだった。熱波がものすごかったので、念の為、装備のチェックでもしていたのかもしれない。

最初のスイッチバック

気づいたら、結構登っていた。下を見下ろせば、スイッチバックが見える。
このトレイルは初めてで、スイッチバックが有名なトレイルのようで、どこかなと思いながら登っていた。

中休み

約2 kmの地点で一旦、勾配が落ち着く場所がある。
この辺りはフクロウが巣を作っているようで、「静かに!」の看板がある。

右手には岩壁がそびえている。

岩壁の間を抜けるのだが、日陰になっていて気持ちがいい。
人がいないと本当に静かで、フクロウはいないかなと探してみたくなった。

上の方に鳥が飛んでいて、おそらくTurkey Vulture(ヒメコンドル)かと思われるが、カリフォルコンドルの可能性もあるので、期待が高まる。

2つ目のスイッチバック

トレイル開始から約2.5 kmのところで、細かいスイッチバックが始まる。これを超えたら、ほぼゴールだ。

上から見ると結構怖い。

到着

トイレのある広場のようなところに到着。
Scout Lookoutはその先で、この広場を南に進むとAngeles Landing Trailに変わる。Angeles Landing Trailの前には2人のレンジャーがいて、許可書を見せるか、その場でお金を徴収していた。

許可書は抽選だと聞いていたので、当日現地で払えるとは驚いた。

少し時間をかけてScout Lookoutを探索する。
Zionらしい風景。

太陽もかなり登ってきているので(この時まだ朝の9時ごろだが)、気温が心配になってくる。

Angels Landingの方へ向かう人たちが見えた。

コンドルの住処

コンドルがたくさん飛んでいたので、カリフォルニアコンドルなのかわからないがとにかく写真を撮ってみた。

顔が赤いので、Turkey Vultureだと思った。

リスに注意

少し休憩して、洋梨を食べながら景色を楽しんでいたが、ヒトに慣れているリスが気を抜くとすぐに食べ物を狙ってきた。リスに食べ物を与えると罰金なので、近づいてきてほしくないなと思いながら洋梨を食べていた。

ザイオンの岩は薄い岩が何枚も重なっているように見えて、それが真っ直ぐの時もあれば、斜めになっていたりうねっていたり、見ているだけで綺麗だなと見惚れてしまう。

Turkey Vultureたちの飛行範囲はものすごい広く、Angeles Landingの方を飛んでいたかと思えば、渓谷の方まできて、悠々自適に飛んでいる姿はスカベンジャーとはいえ、かっこいい。

どうみてもTurkey Vultureだったのだが、レンジャーのお姉さんに聞いたら「カリフォルニアコンドルだ」というから、あまり納得できず「うーん。そうか。絶滅危惧種に出会えたのか」とモヤモヤしながら旦那とお互いの写真を確認していたが、実際は違った!!やっぱりTurey Vultureだったのだ。ほんと適当。

下山

約1時間ぐらい写真を撮ったり、Angels Landingの入り口まで覗きにいったりと過ごし、下山することにした。

勾配がきつい場所は、下りもあまりスピードが出せないので注意しながら下る。

私たちはストックは使わなかったが、膝に自信がない人は、ストックを使うほうが安心できるかもしれない。

名残惜しいが、下山を始める。

途中で、ガロンの水だけを持って登っているグループに抜かれる。彼らとガロナーズと勝手に命名した。アメリカでは、ガロン水をもってハイキングをしている人を結構みるが、装備が適当なところもアメリカな感じがする。それでも、水を持たないよりはまったくマシで、この熱波で結構、ハイキング中に死亡したというニュースを聞いた。

またフクロウエリアに戻ってきたが、残念ながらフクロウには遭遇できなかった。

自然にできた壁の窪み。芸術的で感動する。

ほぼ下山終了。

10時半ぐらいだったが、すでに太陽は高い。
RPGの住民のようなレンジャーはもうベンチにはいなかった。

Virgin Riverを越え、無事にバス停に到着。

次はThe Narrowsにバスで向かう。

続く

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