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2024 霧の中の花火大会

July 4, 2024
これがサンフランシスコ

サンフランシスコは霧の街ではあるが、今住んでいるところは、海に違いが比較的霧は少ない。いつもゴールデンゲートブリッジを見ながらおお、霧だなぁと感じている。

7月4日はアメリカの独立記念日で盛大に花火が上がる。
いつも大抵どこかに旅行に行っていて、花火をゆっくりみることはないのだが、今年は夏休みをずらしたため、久しぶりに独立記念日をどうやって楽しもうかという話になった。

花火を観るためのクルーズが結構出ていたので、悩んだ挙句特にドレスコードも立食もない普通のクルーズを選択。

次の日からユタトリップに出かけるため、午前中は準備に費やし、のんびり乗り場のピアに向かった。予定では軽くご飯を食べるつもりで。

思った以上に人が多く、そもそもウーバーもピアのかなり手前までしか入れず、途中から歩く。

店もどこもかしこも満員で待ち時間は軽く1時間。

仕方ないので、ロブスターロールを食べようと、Cousins Maine Lobsterの店に入った。

他の店に比べてそこまで混んでいなかったので、これなら間に合うかと思ったら、まさかのオペレーションがすでにカオス化していた。

レジは一人しか対応しておらず、誰かが注文が来ていない、とか持ち帰りの人が来たりすると、その人がなぜかレジから外れてキッチンにいくので、注文が進まない。

それに加えて、結構海外からの観光客が多いのか、カードではなくて現金を使う(この時代に!)人が多くて、また時間がかかる。

私の前の人はカードが3回通らず、もう終了という感じだった。
とりあえず旦那にテーブルを確保してもらう。

どれだけ待ってもロブスターロールは来ず、ビールだけ先に飲む。
ロブスターロールを注文した時も「このメイン州のロブスターロールは冷たいんだよ、いいのかい?結構あとで温かくないって文句言う人がいるけど」というので「わかってるって!前はボストンに住んでいたから」って言っても「本当かい?大丈夫かい?」ってこれがレジに人がめちゃならぶ原因かと納得。

旦那に何度かロブスターはまだかと聞きに行ってもらったが、その度にまたレジから外れるらしく、たしかに他の人に申し訳ない気持ちになった。

時間がないので、ロブスターロールは船に持ち込むことにして、持ち帰りに変えてもらったら、2つ注文したロブスターロールが1つしか入れないバイトの兄ちゃんに「2つやで」と言って2つ入れてもらった。危うく、高いロブスターロールが1つしかなくなるところだった。

もう、てんやわんや。

ピアに着くと、すでに人が並んでいて、ボートに乗り込むと上の方の席はどんどん詰まっていった。

独立記念日ように、飾りが無料で持って帰れるので、記念に星条旗の風車はもらった。あと、お菓子も取り放題だった。

船は時間通りに動いたが、思ったより寒い。
霧は遠くから見えていたが、霧の中は雨みたいに感じて、とにかく寒かった。

途中で別の船とすれ違ったが、放送で「あれが今日の花火を打ち上げるボートよ!」と女の船長さんが言ってた。この時はみんな「へーい!」とか言ってる余裕がったのだが。

日がくれるまでは、サンフランシスコの街並みを海から観る。
まぁ、見慣れてるとはいえ、きれいだ。

そして、いよいよ暗くなり、9時半から予定されていた花火が始まった。

うん?
見えない。

他のボートもうちのボートも霧を避けるところを探して猛スピードで動く。
寒い。
寒すぎる。

しかも、どれだけ動いても花火が見えない。

強風で、花火は流されるし、寒いし、音は聞こえるが花火は見えなくて、なんかもう笑うしかなかった。

とはいえ、旦那と初めてのんびり独立記念日を過ごし、なかなかあり得ない霧のなかの花火大会を経験できたので、これもいい思い出となった。

もう、人混みも花火もいいかな。
やっぱり家でのんびりか、どこか旅行してる方がいいな、と、元々人混みが苦手なので、二人で納得した。

終わり

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