2019 IcelandとLaugavegur Trail (14)
July 2, 2019
Álftavatn-Emstruáへ。渡渉を楽しむ
Álftavatn-Emstruáへは約16kmのハイク。
ほぼ平坦なトレイルとはいえ、やはり徐々に足がだるくなってくる。特に足の裏が痛い。
天気が変わり始めたので、足が痛くても進むしかない。
振り返るとÁlftavatnの小屋が見える。
何度か小さなアップダウンを繰り返すと、また来た、渡渉。
ほかの他のブログで書いてあったのだけどÁlftavatnから5キロほど先にHvanngilというハットがある。
Hvanngilに向かうにはハイカー用には橋が架かっていたが、車は川を渡るようだ。
事前情報では、Hvanngilの方がÁlftavatnより風がマシらしく、強風の際はここまで来てテント泊をするのがお勧めとのこと。確かにÁlftavatnはキャンプサイトが湖に面していており、吹き抜けだと思った。
ここは1日目に止まったキャンプサイトのように石で風よけが積み上げられていた。ただこの日は誰もまだ泊まっていなさそうだった。
続く平坦な道。
アイスランドで撮影した映画「LIFE!」に出てくる山に似ているので勝手に「ミッティ山」と呼んでいた。
正面から見るとアポロ(チョコ)みたいだけど、歩くと実はそんな綺麗な形をしていないことに気づく。
また川が。
この川は流れが強いからか、橋が架かっていた。
丸太で出来た、なかなか怖い橋だった。
写真を取り損ねてしまったが、代わりに川だけ撮っておいた。
ここからは結構、車道と隣り合わせのトレイルとなる(一部は同じ)。
車も通ることができる橋の上から。
車道とはいえFロードなので、四駆しか走れないが、砂煙を立てながら走って行く車を数台みた。
また渡渉がやってきた。
ここは一番流れが強かったような気がする。
一人旅のバイクの人が川を渡るかどうか悩み続けていた(一人で渡るなと書いてあるからかな)。
私たちが来て、そのあと来た家族連れの車が渡り、やっと決心していたが、途中でエンジンが止まっていた。
家族連れの車は、奥さんがわざわざ先に歩いて渡り、動画を撮影していた。バイクは、結局は渡り切って、エンジンかけなおして、走って去って行った。
本当にずーっと緩やかな登りと下りを繰り返しながら進む。
隣に車道があるだだっ広いエリアでついに氷河が目視できるところに来た。
そしてあと約6キロ地点まで来た。
あまりに広い大地に黒い石と土で、なんか別の惑星にいるようだった。
お椀のような谷は氷河が削ったあとなんだろうな(フィヨルド)。
そして、この黒い土ははやり火山なのだろうか。
小さな川を渡ったあたり(ここは飛び石で対応できた)で、前方から来た二人組とすれ違った。
結構時間も遅いのに、今からどこにいくのかと少し心配になる。この先のハットと言えば、HvanngilかÁlftavatnしかないが、結構な距離がある(私たちはそこから来たのだから)。
そして、時間と距離より、二人組の一人が、腕を骨折しており、ストックをテープでぐるぐるまきに固定していたことに驚いた。それでバックカントリーやるの?と本当に疑った。
実際、川の飛び石を超えるのに、かなりの時間を要していたけど。。
この砂利道のあたりは長いし、小石がサンダル(靴下は履いていたが)に入るわで、少し心が折れそうな感じになった。
最後の山を越え、ついに見えた、今日の目的地Emstrur のハットが見えた!
ハットまで、また、長い足場の悪い下りが続くので、かなり気を使った。
このとき、私はもう足の裏が痛くて痛くて、滑りそうになりそうだったから。
天気のせいで予定を変えた人が結構いたのか、たまたまなのか空いているテント場がかなり少ないということだった。
人によっては、一つの山を下ってテントを張っているひともいたぐらい。
団体客やバーベキュー客もいた。
ここも車でのアクセスがそこそこ良いらしい。そのせいかもしれなかった。
Álftavatn-Emstruá (16km)
所要時間、約5時間。
足はもう限界だった。
(続く)