2019 IcelandとLaugavegur Trail (11)
July 2, 2019
ずっと見ていたい景色、Hrafntinnuskerで朝食
5時半に目覚ましがなる。
テントで寝るのが結構快適で、いつものようにゴロゴロしてしまう。
しかし、今日はのんびりできない。
天気予報は改善しなかった。通常の3泊4日のプランを2泊3日変更するつもりでいたからだ。予定通りだと、3日目の午後から4日目まで雨が次第に強くなるというものだった。そして4日目も雨予想。
2泊3日にすると、一日で Álftavatnを超えてEmstrurまで進まなければならない。今日の歩く予定はなんとトータル28キロ。
距離は長いが、基本は下りなので、大丈夫だろうという予想。しかし、ロングトレイルは初めてだし、それなりに荷物もあるし、8時出発を目標とする。
相変わらずテントからのこの景色。贅沢だ。
これまで寒い場所でのバックカントリーのは経験あったが、目の前が雪山というのは初めてで、その景色にテンションが上がる。Mt Whitneyなんかは寒いけれど雪はなかった。
いつかは本当の雪山でテント泊をやってみたい。朝ごはんは、寒いので、テントの前室で作った。通常は、テントには食べ物を持ち込まないが、Laugavegur Trailには野生動物はほぼ見かけず、匂いが残ったとしても、動物に侵入される心配はないだろうと考えた。
フリーズドライの味噌汁とオートミールのお茶漬け。
今回、フリーズドライ米は買い足さず、以前に買ったものを使い切り、あとはオートミールに替えた。
アメリカだとオートミールのほうが簡単に手に入る上に、お湯ですぐにふやける。オートミールにお茶漬けの素をかけ、お茶をかければ簡単にお茶漬けになる。身体も温まるし、水分も取れる。お湯やお茶は前日にジェットボイルで沸かして、魔法瓶に入れておけば、朝からお湯を沸かさなくてもすぐに食べることができる(今回は朝、お湯を沸かしたが)
ご飯を食べたら、ハットの炊事場まで戻り、身支度と食器の洗浄。Laugavegur Trailは水が通っているので、炊事場がある。設備としては本当に整っている。
まだほとんどの人が寝ていて、静かな朝だった。
炊事場の水はものすごく冷たくて、歯ブラシを濡らした水が歯にしみるぐらい冷たかった。虫歯なのかな。
トイレもすまして、テントを片付ける。慣れたものであっという間にバックパックに入るサイズに畳むことができる。
目標の30分も早く、7時半に片付け完了。
気付いたら隣にもテントがあった。白夜で外がずっと明るいので、夜や深夜に到着するグループも多いようだ。早く歩くことができるならスタートは遅くても大丈夫だろうが、私たちは時間を読めないこと、それほど早く歩けないので、いつも早めスタートを選ぶ。
まずは12キロ先のÁlftavatnへ向けて出発。
(続く)