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やっぱりちょろい、私。

弦巻楽団『ファーンズワース・インヴェンション』無事に4日間7公演が終了しました。ご来場いただきました皆様、本当にありがとうございました!

有名脚本家であるアーロン・ソーキンの作品かつ、日本初演であること。劇団の代表である弦巻さんにとって特別な思いのある作品であること。ずっと客席で観てきた素敵で大好きな役者の皆さんと同じ舞台に立てること。私にとっては劇団本公演初出演の作品であること。

そのどれもがとてつもなく嬉しくて、プレッシャーで、無事終えられたことにひとまずほっとしています。

作品そのものの膨大な情報量に加え、常にギリギリだった全13回の衣装チェンジ、舞台上に組んでいただいた大きな枠を使った場面転換。未熟さゆえに生意気にも「幕が上がらないのでは、、」と心配していたのですが、皆さんの背中に必死で食らいついた結果、千秋楽を迎える頃には「もう終わっちゃうんだ、寂しい、、」なんて調子のいいことを言っていました。

どんなに本番まで不安でも、終わってしまえば毎回「楽しかったです!」とか「最高でした!」とか言いだすちょろい私は、今回も変わらずちょろかったです。

ああでもないこうでもないと毎日ウジウジ悩んでいたとは思えないほど、こんな風に舞台をやってずっと生きていけたらいいのに!とか、演劇始めて正解だったなあとか、弦巻楽団に入って良かったなあとか、こんなことばかり言ってしまうのが本当にちょろすぎて恥ずかしい。全部本当の気持ちなのだけれど。

どんな時でも稽古場に笑顔を運び、役者としての在り方を態度で見せ、オロオロしている私を鼓舞し、和ませ、一緒に励ましあってくださった客演の皆さん、劇団員のみんな、スタッフの皆さん、何よりご来場頂いた皆さんに特大の感謝を。

いつまでもちょろいままの私ですが、劇団員としても、役者としても、もっともっと精進したい次第です。


今回は全9役。録音音声を含めると全11役でした。
観に来た友人、家族は
「出てくる度に違う格好だったね!」と。
写真は秘書の高橋、秘書橋。
「アメリカの恋人」(?!)と呼ばれていたらしい
メアリー・ピックフォードの高橋、ピック橋
ヅウォーリキンの弁護を担当した、弁護士橋。

この角度でしか自撮りが出来ないもので、全部同じ画角ですみません。

ユナイテッド・アーティスツのオーナーたち。
この3人セットがいちばん楽しかった。
主人公フィロと、
私が大好きなエヴァースン&ゴーレルコンビ
最後にあるフィロとサーノフ二人のシーンは、
稽古中何回もグッときちゃってダメだった。
最後のシーン、いいよね。

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