タカサキエッセイ#1 「納豆」
むずむずと何かを書きたい欲が膨れ上がった結果、「タカサキエッセイ」なるものを始めることにしました。森羅万象、ありとあらゆるテーマのもと、私が考えてることや感じてることなど、つらつらと書いていきます。
#1のテーマは「納豆」
なんでだろう。なんでかは分からないけど、納豆にします。
私の母は納豆が大変好きで、子供の頃から我が家の冷蔵庫には必ず納豆がありました。味の濃いものやくどいものをそれほど好むわけでもない母が、何故か納豆にはじょぼぼぼと大量の醤油をかけていたのがいつも不思議でした。
「納豆ご飯と豚汁が1番のご馳走。」
そんなことも言っていた気がします。
大人になり親元を離れるようになって、自分も存外納豆が好きであること、というかご飯のお供では1番納豆が好きであることを自覚するようになります。
納豆にかけるのはもちろん醤油。じょぼぼと2周半回しかけた後に付属のからしを入れて食べる。粘り気なんかはどうでも良くて、醤油とからしの味がすればそれでいい。
混ぜ足りないのか、入れすぎた醤油のせいか、納豆の醍醐味がすっかり失われたサラサラした豆のせご飯を食べながら、「醤油の量、母さんと一緒じゃん。」とひとり苦笑しました。
これがいいんだね母さん。
これがいいのよね母さん。
母の気持ちを分かった気になってサラサラと食べ終える。私と母に食べられる納豆は少し可哀想です。
私のSNSに度々登場する親友の"なっとうちゃん"も彼女が納豆好きであることから名付けられました。20年以上の付き合いになるのに、彼女が納豆を食べている姿を一度も見たことは無いのだけど、、。今度彼女の納豆へのこだわりも聞いてみよう。
こんなことを書いていたらすっかり納豆が食べたくなりました。今晩は納豆ご飯にします。
どうせならインスタントの豚汁も買って、ご馳走にしようかな。次実家に帰った時のリクエストも決まりそうです。
タカサキエッセイ、今日はこの辺で。またね。