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お小遣いが欲しいpart2

いやぁー、今ちょうど論語の朗読スペースを終えたところなのですが、面白かったですね。しかし、なんですっかり論語の朗読スペースのことを忘れていたんでしょうかね?体調が悪かったからなのか、それともやりたくなかったのか(笑)どっちにしろ、休むならお休みアナウンス位したほうがよかったですね。反省です。

今日の日記はタイトルにある通り、「お小遣いが欲しい」です。前も同じタイトルで交換日記を書きましたけども、今度はpart2です。

実はあるアルバイトを始めました。これまた守秘義務があるので言えないバイトです。ただ在宅でできるので、今度こそお小遣いを手に入れたいそうです、もちろん、無理をせず、体調に気をつけながらやるつもりです。

お小遣いを手に入れたら貯金をするんだ。そして、MacBook Airを買おうかなと思っています。今までiPhoneやiPadを使ってきましたが、Mac製品てほぼ触れてこなかったんですよね。

でも、iPhoneを使っていると地味にウィンドウズPCがめんどくさくなってきたので、ここいらでMacBook Airでも買ってみようかなと思うようになりました。

1台Apple製品のパソコンがあれば、iPhoneやiPadの同期が簡単にできるので、作業も楽になるかなと思ってます。

でもそこまでちゃんと稼げるのかな?

と言うのも、鬱になってからほぼ働いていないので、ちゃんとお仕事ができるか不安なんですよね。まぁできるだけ頑張ってみます。途中で諦めたらまた違うアルバイトを探すことにします。

話は変わりまして、verdeさん、よっぽど疲れていたんですね。私が書いた交換日記でほろりときてしまうなんて。いっそverdeさんがオーナーだったらよかったのに。そうすればいろんなことが解決して、もっと楽にお仕事できるのに。あんまり頑張りすぎないでくださいね。

またまた話は変わりまして、私のパートナーの話なんですけどもnoteを始めております。もう読まれた方もいらっしゃるかもしれませんが、妙にはまる文章を書くんですよね。

私では書けない文章のリズムで書くし、どんなことを書いているかも知らないし、発表されてから「へーこんなことを思っていたんだ」とか、「あー、なるほど」とか思っていたりします。

今回の交換日記も徒然なるままに書き散らしてみました。そろそろパートナーを起こして、薬を飲んでもらわなくてはいけない時間なので、ここら辺で今回は終了させていただきます。

それではプチ・フランス語講座をお楽しみください。今回はあの有名な作品です。死ぬまでには通読してみたいなぁ。


今回は難解なことで有名なマルセル・プルーストの『失われた時を求めて』(À la recherche du temps perdu)の冒頭を使って、代名動詞にチャレンジです。

マルセル・プルースト

Longtemps, je me suis couché de bonne heure.
(ロンタン ジュ ム スイ クシェ ドゥ ボヌル)

まずは発音に関して。bonne heure ですが、ボヌ・ウルではなくアンシェヌマン(つながり)が生じて、「ボヌル」とくっついて発音します。

longtemps 「長く、長い」という意味です。

次の ju me suis couché ですが、ここで代名動詞が使われています。新しい文法事項ですね。

代名動詞とは代名詞と動詞が組み合わさったもの。辞書に載るときは活用されていない形(不定詞)で載りますが、今回の場合の代名動詞の不定形は se coucher (ス・クシュ)となります。最初の se は代名詞、あとの coucher は動詞。それで合わせて、代名動詞です。

意味としては、se が「自分を」、coucher が「寝かせる」という意味です。この2つが合わさって「自分を寝かせる」→「寝る」という意味になります。

英語には「再帰動詞」という動詞の用法があり、例えば enjoy oneself は「自分を楽しませる」→「楽しむ」という意味で使いますが、それと同じ性質の用法です。

代名動詞の活用は、動詞の部分は普通の活用です。coucher の場合は語尾が er なので、いわゆる「er(ウエル)動詞」で、前にやったparler(話す)と同じ基本的な活用のパターンになります。

er(ウエル)動詞の活用表
parler(話す)の活用

しかし、se という代名詞の部分が主語に応じて変化するので、以下のような活用になります。

je me couche (ジュ ム クシュ)
tu te couches(テュ トゥ クシュ)
il(elle) se couche(イル(エル) ス クシュ)
nous nous couchons(ヌ ヌ クション)
vous vous couchez(ヴ ヴ クシェ)
ils(elles) se chouchent(イル(エル) ス クシュ)

そして、代名動詞の複合過去を作る時には、助動詞は必ず être を使い、主語に対応した活用形を取ります。また、この助動詞 être が入る場所は、代名詞と過去分詞の間です。

êtreの活用形

というわけで、 choucher の過去分詞も必要なのですが、er動詞の場合、例外なく語尾の er を é にするだけです。coucher の場合、couché とすれば過去分詞になります。

それでは、代名動詞 se choucher 複合過去を見ていきましょう。

je me suis chouché(ジュ ム スュイ クシェ)
tu t’es chouché(テュ テ クシェ)
il s’est chouché(イル セ クシェ)
elle s’est chouchée(エル セ クシェ)
nous nous sommes chouchés(ヌ ヌ ソム クシェ)
vous vous étes chouchés(ヴ ヴ・ゼトゥ クシェ)
ils se sont couchés(イル ス ソン クシェ)
elles se sont chouchées(エル ス ソン クシェ)

なーんか変なことに気がつきました?er動詞の場合、例外なく語尾の er を é にするだけで過去分詞になると前に書きました。しかし、主語が複数で「私たちは」「君たちは」「彼らは」となった文章で、過去分詞の chouché にs がついてchouchés となっています。

さらに、主語が「彼女は」と「彼女らは」のとき、過去分詞がchouchée と chouchéesになっています。

『異邦人』のときに mourir (死ぬ)という動詞の複合過去をを説明したところで、être を助動詞にして複合過去を作る動詞の場合、助動詞の後にくる過去分詞は、主語の男性名詞・女性名詞、単数・複数の区別に従って変化するというルールを説明しました。

それと同じルールが、この代名動詞の複合過去を作るための助動詞 être の後にくる過去分詞にも働くのです。つまり、chouchés 男性複数、chouchée は女性単数、chouchées 女性複数の形になっていて、主語の男性・女性、単数・複数の区別と一致しているのです。

もし、主語の je が女性である場合も、
je me suis chouchée というふうに、過去分詞の chouchéは、女性形の chouchée になるのです。

しかし、『失われた時を求めて』の語り手である「私」は男なので、je me suis chouchéで、「私は寝た」ということになります。

さて、もう一度本文に戻ってみましょうか。

Longtemps, je me suis couché de bonne heure.
(ロンタン ジュ ム スイ クシェ ドゥ ボヌル)

最後の de bonne heure は、heure が「時」を表す女性名詞で、それに応じて bonne が形容詞 bon(良い)の女性形になってます。直訳すると「良い時から」ですが、これは慣用句で「早い時刻から」の意味です。これで全てのパーツが揃いました。
「長いこと、私は早い時刻から寝た。」つまり、「長いこと、私は早寝だった」という訳になります。

いやー、長かったですね。たった1文を読むのにこんなに説明が必要となるとは!『失われた時を求めて』、恐るべし。

と、こんな感じで今日は終わりです。être を使った複合過去は難しいですけど、「そんなもんかぁ」と気楽に捉えてください。それでは〜。


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