見出し画像

大人の振り

昨日も布団にくるまって繭の中にいるように、こんこんと眠り続けていました。途中、ヘルパーさんが来たのでその対応に起きたぐらいであとは、布団の虫。あとは、ふと中島らもが読みたくなって、本棚に探しにいったくらいかな。なんかの拍子に思い出したんです、中島らもが「こころが雨漏りする夜。人間ですもの。あるんです。そんな夜も・・・。」なんて言っていたことを。学生時代に読んだのかな。アルコールに溺れている中でも、そんなことが書ける中島らもの凄さに圧倒されたのをおぼえています。

年齢を重ねることにちょっと怖さを感じたときもありました。だから、この前もう人生いいかなぁなんて思ってしまったときもありました。周りに止められましたけど。「まだやることあるだろう!」って。そうなんですよね、やることはまだあるし、やりたいこともあるんですよね。なかなかその道というかやり方が見えなくて、絶賛迷子中って感じです(笑)

笑っちゃったのが同世代で新進気鋭と言われていた思想家が老眼になったことです。いや、他人事じゃないけれど、私もいずれ老眼入るんだろうなとおもうと、あぁ学生時代から歳を食ったんだなぁって思って。他人の芝生を見て笑ってる場合ではないですね。でも、子どもがいない分、いつまで経っても歳をくった感じがしないのも確か。友達の子どもの成長を見て、「おぉ!」と驚かせられています。

verdeさんが書いていましたけど、確かに年齢を重ねると人間関係は楽になりますね。ラ・ロシュフコーというフランスのモラリストは「にせものの紳士とは、自分の欠点を他人にも自分自身にも隠す人である。ほんとうの紳士とは、自分の欠点を知り尽くし、それを率直に言う人である。」と言っています。

このラ・ロシュフコーの言葉に従うならば、わたしはまだまだにせものの紳士だなぁということ。とくに自分自身が気づいているものに蓋をしているところがあるので、そこをうまくいかなくても開示していかないといけないなと反省するばかり。もっと大人になりたいなぁなんて思うのは、いつまで経っても残るものなんでしょうか。いつか「わたしは大人になったんだ」と胸を張って言える日がくるんでしょうか。それともたんに「歳をくったな」と思うだけなんでしょうかね。あぁ、振りでも良いから大人の真似をしてみたい!そう思うこの頃です。

全く話は変わるのですが、やっと藤井風くんの曲を聴き始めました。面白いリズムの取り方をする歌い手さんだなぁというのが1番の印象です。独特のリズムと歌詞のストレートさに、「この人、すごいなぁ」と素直に感心しながら聴いています。サブスクにはまだ聴いていない曲もいっぱいあるので、これから深掘りしてもっと聴いてみようと思います。いまのところ楽しくリピートしているのは「なんなんw」です。

そんな感じで今日の日記は締めておきます。それでは。あっ、avoriの格変化表だけ貼っておきますね。次回からavoriを使った文章を軽く取り扱うので、ちょっとだけ目を通しておいてください。

avoirの格変化


—————————————————————-

ここまで読んでくださった方、大変ありがとうございます。この文章は「verdeとタカーシーの身のない交換日記」として、マガジン化されています。もちろん無料です!これまでの交換日記も下のリンクから読めるので、ぜひご覧になってみてください。できたらマガジンをフォローしてくれると嬉しいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?