分からないものは、分からない【1日1本エッセイ58本目】
わからないものは、わからない。そう。言い切れるようになったのは、何歳位だろうか。この頃わからないことがいっぱいある。そんな時に正直にわからないと言えることが自分の中での成長である。
歳をとれば、たくさんのことが分かると思っていた。しかし、現実はそうではなかった。歳をとればとるほどわからないことがたくさん出てきたのだ。哲学の本を読んでもわからない事はいっぱいあるし、心理学の本を読んでも人間のことはわからないし、人類学の本を読んでも、文化の事はわからないし、とにかくわからないことがいっぱいだ。
特に昨日と今日は、わからないことで頭がパンクしそうになった。昨日も今日も英語と認証システムの使い方がわからなくて、とても困りはてた。
特に認証システムのほうはブラウザの調子が悪いのか、はたまたルーターが悪いのか、とにかくエラーが起きる。この時にすぐに諦めないで、何かできる策はないかと考える。一応、鳥頭みたいなものだが、考える事は考えるのだ。しかし、わからないものはわからない。できないものはできない。
そんなこんなことをしていたら、パートナーから「ちょっと休んでみたら」と声をかけられた。このちょっと休むというのがすぐに思い浮かばないのが私の悪い点だ。
続けてどうにかしようとするするんだけども、大概がうまくいかない。うまくいかないから余計にイライラしてどつぼにはまっていく。それをパートナーはよく見ている。「ちょっと休んでみたら」と言う一言が最高のアドバイスになる。
自分のことを知ってもらっていると言う事は、とてもありがたいことだ。自分のことは自分がよく知っているっていう人はいるけども、本当にそうなのかな?
他人から見たときの「私」と言う存在は意外とおっちょこちょいだったりしたりするのが人間じゃないのかな。
特に努力している時などは、その努力の仕方が間違っているかどうかなんて、自分ではわからない時の方が多い。それを他人の目から見てもらうと、一発で解決することが多いのが実感としてある。
今回もそうだ。パートナーの「ちょっと一休みしなよ。」この言葉で頭をリフレッシュさせ、考えを落ち着かせ、リラックスする。この1連の行動が解決につながるのだから、面白いものである。結果的に一休みして作業をもう一度始めたら、なんと成功するではありませんか休んだ甲斐があったものです。パートナーの言葉に感謝です。
こんな感じで他人からアドバイスをよくもらう事は良いことだと思っています。そのためにもわからないことをわからないと、はっきり言えるような自分を作り上げていくことが大切なんだと思います。
わからないものは、わからない。できないものは、できないとはっきり言える。そんな大人にちょっと近づいたかな。
でも、今日は疲れた。あとは資料を読んで、寝ることにしよう。
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