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他人に話をするときの自分の顔をリアルタイムで見る機会を手に入れた話

こんにちはこんばんは。おはようございます。ずいぶんとながく続いてしまったBetterTouchToolの話題を昨日でおしまいにして、今日から新しい話題に。

テキストエディタをひらいてなにを書こうかとリストを箇条書きしながら考えているうちに思いついたのが、先週の日曜日に70名の方に参加いただいたZoomオンラインイベントでホストを務めて気づいたことなんていいネタなんじゃないかと。

準備から本番終了まで、フィジカルにメンタル、Zoomの設定に至るまでたくさんの気づきがあったなかで、今回の話題はZoomによって「他人に話をするときの自分の顔をリアルタイムで見る機会を手に入れた話」です。

Zoomで話すときは、あたりまえですけどモニタを見ながら話します。そしてそこにはたくさんの参加者の顔と一緒に、普段のプレゼンやセミナーなら絶対に見ることのない顔がひとり映りこんでます。

そう、自分です。でもこれってかなり新鮮な体験。

他人に向けて話をしている自分の顔、他人の話を聞いている時の自分の顔を、リアルタイムで見ることができる。話しながら見ている。見ながら話している。ふだんの生活じゃ絶対にないシチュエーションがここにあるわけです。

自分って今こんな顔で話してるのか、聞いてるのかっていうのがわかります。で、気づくんです。自分がいかにマヌケな面をさらしているのかを。

まず「真顔」。これが実に多く、そして絶対的に避けたい表情のトップ1にノミネート。顔に感情が乗っていなければ、どんなに素晴らしい話をしても相手には届かない。良い話なら明るい表情で話したほうが聞く方も楽しいし、深刻な話は絶望を顔に浮かべて話すほうが、相手も身を乗り出して聞く耳を持つ。口角はなるべくあげておけるように普段から練習しておきたい。

相手の話を聞くときも真顔は徹底的に排除したい。真顔の相手に話すのは、なんていうか壁に向かって話すのと一緒でなかなかに辛いものがある。要所要所でうなずいて「ちゃんと聞いていますよ」というサインを相手に送ったり、口元の上げ下げで感情をきちんと表現しながら聞けば話し手も乗ってきて、面白い話はより面白く、つまらない話もそれなりに聞くことができる。

それから、無意識にやってしまいがちなのが「顔をさわる」こと。ヒゲを伸ばしているからか、自分ではまったく無意識のうちに顎や鼻につい手を伸ばしていることがよくわかりました。

なんてことない仕草なのに実にみっともない。自分でこれだけ気になってしまうということは、きっと他の人から見ればもっと目について不快なはず。なんなら不潔な印象を持たれるかもしれない。ちょっと気をつけていれば簡単に治せることは次回から直していこう。

最後は、あたまを前後左右に動かしてしまうクセ。これも全く無意識にやってしまう行為だけれども、とにかく四六時中ふらふらと頭を動かしている様子は落ち着きがなく、不安な様子が聞き手にもきっと伝播してしまい、そうなった聞き手は話が頭に入って行かないだろう。人に話を聞く気にさせないファシリテーターなんていりません。

ポイントはとにかく姿勢。そして口角。せっかく、他人に話をするときの自分の顔をリアルタイムで見る機会を手に入れたのだから、これを機に一気に改善したい。

幸いなことに好評だったイベントはシリーズ化。口角と姿勢に最大限に気を配り、次回にのぞみます。


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Takashi Aoki|Gecko Note
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