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ビリギャルが1年でTOEIC800点をとり、カナダの大学に入学した話(前編)
こんにちは、英語学習デザイナーのTake-sea.Kです。
今日はトモちゃんの話をします。タイトルは某ベストセラー本のパロディですが、こちらもすべて実話でございます。
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■ビリギャルが1年でTOEIC800点をとり、カナダの大学に入学した話■
(前編)
トモちゃんは僕が前職の英会話スクールで担当していた生徒で、カナダへの短期留学を目標に、半年ほど一緒に英語を勉強していた子です。
当時19歳のトモちゃんはギャル。服装、言動、すべてが絵に描いたようなギャル。今まで勉強をまっっったくしてこなかったらしく、アルファベットが書ける程度でした。
彼女の珍解答に何度も頭を抱えましたが、二人三脚で勉強をして、無事に短期留学へ送り出すことができました。それでも基礎をなんとか理解できたレベル。
それから1年後、トモちゃんから連絡がありました。
「先生元気?ちょっとさ、1回会ってくれへん?話したいことがあるねん。貸してた本も返してほしいねん。」
トモちゃんは僕に敬語なんて使ったことがない。ギャルだからだ。でも明るくて素直で、話しててとても気持ちのいい子だった。
トモちゃんから「マンガでわかる前置詞」という本を貸りたままだったし、カナダ留学の話も聞いてみたかったので、数日後に会う約束をしました。
*ちなみにこちら分かりやすくてオススメです。
ですが内心「ねずみ講の誘いでは?・・いや、金に困って貸してくれとか・・」と勘繰った自分もいました。だがこの後、腰を抜かすほど驚くことになります。
僕らは梅田で会うことになりました。
仕事後に待ち合わせ場所に行くと、既にトモちゃんは男にナンパされていて、相変わらずのギャルっぽさに笑ってしまったが、少し落ち着いた大人っぽさをまとっていました。
適当な居酒屋に入って話を始めたが、少しモゾモゾしてるトモちゃん。何かを言いたそうな雰囲気だった。「まさか・・・ねずみ・・?」
そしてこう彼女は口を開けてこう言いました。
「実はな・・」
「うん」
「嘘って言わんといてな?」
「もちろん」
「実はな・・TOEIC800とってん!」
「え!?うそ!?」
「だから嘘ちゃうって!あれからめっちゃ勉強してん!すごいやろ!」
「ほんまに!?」
「ほんまやで!これを先生に言って驚かしたかったん!あースッキリしたわ!」
椅子から転げ落ちそうになった。
トモちゃんと一緒に勉強していた時は、せいぜいTOEIC100程度だったと思う。TOEIC800といえば履歴書に立派に書けて、外資系求人の応募基準も満たしているレベル。それを一年で達成するなんて、いったい何をしたんだ?!
何度も聞き返したが嘘でなく本当の話だった。モゾモゾしてたのは僕を驚かしたくて少し緊張していたらしい。
空白の1年間に何があったか、前のめりでトモちゃんから話を聞いていきました。
後編へ続く。