【預入編】"GMOコイン" 活用
はじめに
2023年3月22日から、国内暗号資産取引所の「GMOコイン」にて ASTR トークンの現物取引が開始されました。国内取引所としては、ASTRを扱う2つ目の暗号資産取引所となりました。
Astar Network の Native トークンである「ASTR」はこれまで国内取引所では、扱えていなかった”Astar EVM アドレス"にも対応しています。
そこで、今回はGMOコイン取引所外からの「預入」について紹介します。
2つのアドレス
GMOコインでは、ASTR トークンを外部のウォレットからGMOコインへ預入をする場合に2つのアドレス形式に対応しています。
GMOコインの表記に合わせて、この2つを「Astar」と「AstarEVM」と表現します。
以下それぞれの概略です。(操作の上では覚える必要はありません)
Astar 形式のアドレス:
Astar Network はPolkadotに接続されているパブリックブロックチェーンであり、Substrate と呼ばれるフレームワークで作成されています。そこで使われるアドレスです。Astar の dApp Staking をする場合はこちらの形式です。
AstarEVM 形式のアドレス:
(2023/3/22時点)ASTR トークンを使う多くの dApp(NFT Mintサイト、マーケットプレイス、DeFiプロトコルなど)は、ブロックチェーン上の EVM と呼ばれる実行環境で動いています。この時に接続して使われるアドレスです。
「外部ーAstar」 to 「GMOコインーAstar」
既に ASTR トークンを保有している Substrate 対応のウォレット(polkadot.js 、Subwallet、Novawallet など)から、ASTR トークンを送る場合、GMOコイン側で「Astar」を選び、そこで出てきたアドレス宛に送ります。
Subwallet などウォレットそのものを使って送ることも可能ですが、ちょっと癖もあり、慣れも必要なのでここでは、比較的わかりやすい Astar Portal (https://portal.astar.network/)を使って、GMOコインへ預け入る方法をご案内します。
Astar Portal での送り方
1,Astar Portal に Substrate 対応のウォレット(polkadot.js 、Subwallet、Novawallet など)を接続
2,左メニューから Assets を選ぶ
3,右の Astar Native Account ページの ASTR から Transferable Balance の右にある Transfer をクリック
4,右の Transfer Assets ページの Transfer タブで、From が自分の Astar アドレスであることを確認し、To にGMOコインの「Astar」アドレスを入力
5,ASTR の欄で、送りたい ASTR 数量を入力
6,Confirm をクリック
Astar Portal からのトランザクション完了後まもなく、GMOコインの方の【取引履歴】からトランザクションのステータスが確認できるようになり、【完了】となったら、保有資産として表示されるようになります。
「外部ーAstarEVM」 to 「GMOコインーAstarEVM」
ここで、「外部ーAstarEVM」はポピュラーな MetaMask を想定し、既にAstar Network のネットワーク設定がなされ、ASTRトークンも保有していることを前提とします。
MetaMask は日本語表記版で流れを示します。英字表記でお使いの場合、適時読み替えてください。
1,MetaMask でネットワークを Astar Network にする
2,アセットから ASTR を選び送金をクリック
3,送金先にGMOコインの「AstarEVM」のアドレスを入力
4,数量を入れ、次へをクリック
5,ガス代などを確認し、確認をクリック
MetaMask のトランザクション完了後まもなく、GMOコインの方の【取引履歴】からトランザクションのステータスが確認できるようになり、【完了】となったら、保有資産として表示されるようになります。
「外部ーAstar」 to 「GMOコインーAstarEVM」※
ASTR トークン転送は同じアドレスフォーマット同士で行うためこの転送は一般的に行いません。ウォレットでもそのような操作は誤り抑止機能がついていて、警告を出したりします。
まとめ
特に難しい事はなく「Astar」「AstarEVM」とも、外部ウォレットのASTRトークンをGMOコインの方へ預入をすることができました。
また、「送付」についてはこちらをご覧ください。