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ASTR をサポートした NFT Pocket の紹介

今回は、LINE上で動く暗号資産ウォレット「NFT Pocket」の紹介をしたいと思います。NFT Pocket 自体は今年の2023年2月にベータ版がリリースされておりました。今回は、2023年9月9日にAstar Network に対応したことを受けて、その導入と仕様についてクイックに記載してみます。


web2/web3 の架け橋になる”ウォレット”

この記事を書いている時点で、仮想通貨・暗号資産やNFTを保有するためには、暗号資産の”ウォレット”を利用することになるのですが、基本的なITリテラシーを持ってしても一定の学習(ブロックチェーンや暗号資産取引所など)をしなければならなかったり、導入が面倒であったりして敷居が高いものとなっています。そのため、一般の人にとってはもっと難易度が高くなっているのが現状です。

しかし、ここで救世主と呼べるソリューションが生まれました。それが、「NFT Pocket」です。これはいわゆる、暗号資産ウォレットになるのですが、特筆すべきはその”導入の敷居の低さ・容易さ”です。

LINEユーザーであれば、「友達追加」をするのとほぼ変わらない手軽さで、ウォレットの準備と利用ができます。この手軽さは、筆者の観測範囲では一番の導入敷居の低さです。

この記事ではLINEユーザーを前提として導入手順をひとまずに解説してみます。

記事投稿時のサポート状況について、
対応するブロックチェーンは Ethereum, Polygon, Astar Network です。
また、NFT Pocket は "EVM ウォレット" としての対応です。

このウォレットは、LIFF(LINE Front-end Framework)で、LINEが提供するWebアプリケーションのプラットフォームとして提供されています。

導入はたったの2ステップ

サマリーとしては下記のような感じです。

1,公式ラインの友達追加(NFT Pocket)
2,トークから「NFT Pocketを開く」をタップ

以上です。

1,友達追加

お友達登録リンクはこちら↓↓↓から


2,トークから「NFT Pocketを開く」をタップ

初めて起動するときは、ウォレットの生成にやや時間がかかります。といっても十数秒程度です。(左・中央)

完了すると、(右)のような画面になります。ここでは、ASTR が表示されていますが、デフォルトは ETH が表示されています。

導入自体は以上です。

確認できている仕様

記事投稿時の使用としては、下記のようなものとなっています。まだ機能は限定的です。

  • 各暗号資産(トークン:ETH, MATIC, ASTR)の受け取りが可能

  • 各チェーンに対応した NFT の受け取りが可能(EVMをサポート)

  • 保有している NFT の表示が可能

  • 秘密鍵のエクスポートが可能

今後、NFT Pocket から外部ウォレットへのNFT/FTの送金・転送はとなるようです(この記事投稿時、この機能は現在一時的に停止しています)。

また、開発元のGEOMETRONでは 企業向けLINE x web3 顧客管理ツール「LOYLE(ロイル)」をリリースしており公式LINEアカウント内のユーザーとそのユーザーが持つウォレットを紐づけた顧客の一元管理,マーケ施策が可能としているようです。

今後

Astar のフォーラムにて、dApp Staking の提案が挙げられていましたが、2023/9/18 に可決されました。今後の Astar の成長のみならず、web3 のマスアダプションにつながる強力なエコシステムの一員になることを期待したいです!

参考


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