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20-21シーズン ドルトムント選手評価 GK~DF編

はじめに

どうも僕です。
シーズン総括を読んでいただきありがとうございます。
読んでいない方は読んでいただけると泣きはしませんが僕が喜びます(プペル作者風)

今回はGKとDFの選手評価やっていきます。
あくまでも私個人の意見ですので、そこら辺は把握の方よろしくお願いします。

GK:ロマン・ビュルキ

評価:3/5
シーズン途中からライバルであるヒッツにNo.1を奪われた今期。パフォーマンスは2年前から極端に落ちたという訳でもないが、上がってもいないのは事実。
ヒッツとの決定的な違いは、セービング技術でもパス精度でも無く、止められるシュートのレンジだということ。ヒッツとの身体的な差は、直接的にゴールを防ぐ上で変わりようの無いポイント。現状ビュルキじゃなくても良いという評価が彼を起用出来ない要因か。
コーベル獲得に際してフランス方面への売却が噂される今、挽回の余地は既に無いか。

GK:マーヴィン・ヒッツ

評価:4/5
シーズン途中からライバルであるビュルキと入れ替わるようにNo.1の座を獲得した、GKが出来るイケおじ。あ、違う元スイス代表イケおじGK。プレシーズンでは積極的なビルドアップへの参加など、ビュルキと戦える手札を揃えてきて臨んだ今シーズン。後半戦はゴールマウスに欠かせない男となり、BVBのゴールを守ってくれました。2人の技術的差は殆ど無いし、ビュルキの方がセービングでは上だと思う。しかし彼にはそれを覆す身体的なアドバンテージがある。この違いが如実に出たのが今シーズンとなり、2人の明暗を分けたのだろう。コーベル獲得が決まれば再びベンチ生活が始まりそうではあるが、今季のラストスパートを後方で支え続けた功績は十分評価されるべき。

GK:ルカ・ウンベハウン

評価:-/5
結局エルシュレーゲル退団後もビュルキ、ヒッツに割って入る信頼を得られなかったウンベハウン。
肩書きは立派だがやはりトップカテゴリーやセカンドカテゴリーでの経験が必須か。コーベル獲得の場合はレンタルの道も探る事になるだろうが、BVBでNo.1になる未来は無さそう。

SB:ウカシュ・ピシュチェク

評価:5/5
BVBで迎えるキャリアラストシーズンとなった今季
出番は減ったものの、最後のその時まで変わらないクオリティと安定感でチームを支え続けたまさにレジェンド。ピッチではプレーで引っ張るナイスガイでしたが、これからは言葉と姿勢で若人を導く存在になる事を期待しています。

SB:トーマス・ムニエ

評価:1/5
適応に苦しみ続け、1シーズンを棒に振る形となったパリからの助っ人。
ブンデスリーガのスピードや守備の距離感に慣れる事が出来るか、はたまた他チームに売られるのが先か。
ローゼ就任でスタートラインが再び揃うこのタイミングで心機一転再起を図る。

SB:マテウ・モレイ

評価:4/5
ムニエの不調から一気に1stチョイスへ登り詰めたラ・マシアからの小さな巨人
筆者でさえフィジカル的に無理があると半ば諦めかけていたモレイは、エディンの4-3-3の元で自由を得る事に成功し、自身の持ち味を最大限活かせるチームに作り替えた。彼の中央へのカットインは相手の虚を衝き、混乱を生み出し、味方に時間とスペースを与えた。守備では懐深く潜りボールを掻き出す、間合いの詰め方を磨き、体格差をものともしない選手となった。終盤の悲劇的な離脱はあったものの、その瞳の炎は消えていない。

SB:ニコ・シュルツ

評価:2/5
ゲレイロの牙城を崩せない日々。
元々WBで火がついた彼は、SBとして戦うドルトムントには少々無個性と言った存在。
攻守で特段大きな穴がある訳では無いからこそ、ミスは周りの心象を余計悪くしてしまう。そろそろチラつく退団という二文字を前に抗えるのか。

SB:マルセル・シュメルツァー

評価:-/5
もう彼の写真がまともに無い。
現役なの?引退したの?とその存在すら定かではない、半ば幽霊のフワフワした不思議ちゃんみたいな存在となったシュメルツァー。もはやイジられるイジられないとかそういう次元から解脱しており、いずれ神となる。(最後まで諦めず納得いく形でキャリアを終えられるよう頑張れ)

SB:フェリックス・パスラック

評価:1.5/5
貫禄だけはピシュチェクやシュメルツァーの次にある通称カオガ・デカイサン。
現状消去法でSBの3番手ではあるものの、実際はユース枠を潰せる、都合の良い選手という扱いとほぼ変わらないのが現実。ここからの成長がほぼ見込めないだけに、彼は選択をすべきであると思う。

SB:ラファエル・ゲレイロ

評価:4/5
最近は長期離脱も減り、出れば活躍するみたいないじりさえも出来ないほどには、ドルトムントに欠かせない絶対的な左SB。衰えない技術にどこでも相手をいなせるドリブルや、誰とでも合わせられる適応力の高さ。あまり言われないが、シュートもチームで3本の指に入るレベルで上手すぎる(そもそもシュートが上手い選手は少ないとか言わない)。非の打ち所が無い選手。どこにも行かないで欲しい。

CB:ダン=アクセル・ザガドゥ

評価:2/5
驚異の有給取得率!ホワイト企業もびっくりの有給数を誇るアイドル。何故ここまで怪我が多いのかはもう我々には分からない。一年前ちゃんと経験積むことが大事って言ったよ!怪我はしていいって言ってないよ!
出ればある程度のクオリティが保証されているだけに、怪我が落ち着いたあとの爆発を待ってしまうのがファンの悪い所。

CB:マヌエル・アカンジ

評価:4/5
以前はミスが目立つ事でよく名前が上がっていた彼だが、段々とパフォーマンスは改善された。と言うよりも落ち着きが出てきたという表現の方が正しいかもしれない。ダイナミックなアプローチは健在だが、フンメルスとのコンビで以前の様なバタつきを取り払う事が出来た様な、そんな安定感のあるシーズンを過ごした。未来のDFリーダーはもうすぐそこかもしれない。

CB:マッツ・フンメルス

評価:5/5
なんやかんや言ってもやはりドルトムントのDFラインが似合う男。アカンジの成長もあり、チームの浮き沈みが激しい中でも後ろから支え続けた姿は、真のリーダーと呼ぶに相応しい。負けが込んだタイミングでは、インタビューで怒りをあらわにする場面もあったが、全てチームを思ってのもの。チームのために嫌事を言える、嫌われる覚悟がある選手が一人いるだけでチームは迷わない。代表復帰含めて素晴らしいシーズンとなった。

さいごに

久しぶりにDFラインで評価を上げた選手の登場という事で、筆者が一番ワクワクしているくらいあります。モレイの台頭が無ければ、マジでポカールもCLも残念な結果になってたかもしれない。小さな背中が大きく見えるぜ★
若手DFもしっかり育つ土台が出来上がれば、やっと世界の強豪に並べる準備が出来るかもしれない。出来ないかもしれないけど。ただ大きな一歩になり得るので、ムニエの再起はチームとして...おっと今回はここまで、次のMF~FW編もぜってえ見てくれよなぁ

                                 〜完〜

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