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ドルトムント20-21シーズン総括

はじめに

お久しぶりです。僕です。
前回の投稿からかなり期間を空けて、なんとシーズン終わるまでサボった訳ですが、ウマ娘とモンスターハンターと麻雀が悪いので、僕の事は責めないでください。
お戯れはこの辺にして、今回はシーズン総括やっていきます!

ファブレ政権

まずファブレ政権下から始まる今シーズン。
初年度の4バック程のインパクトは残せなくなったものの、前年度から強まった相手チームによる、前からのプレス作戦へのカウンターとして採用された3バックを用いて戦っていきます。
ハキミが居なくなり、攻撃力低下が懸念されましたが、PSGからムニエを迎え入れて準備万端!と更なる3バックの成熟に努めるはずでした。
「しかしムニエが一向にハマらない。」
それどころか相手にはめられボールの失い所、文字通り穴として狙われる地獄。
CLは何とか首位通過を決めるものの、ラツィオには手痛くやられるなど、充実した結果とは程遠い首位通過となりました。
そんな中迎えたシュツットガルト戦を1-5の大敗で落としてしまうという事件。
結局時間を奪われるプレス耐性の無さが足を引っ張り、ボールを前進させる過程で起こる問題を解決出来ないまま、ファブレは試合後に電撃解任となりました。

ざっとファブレ期をまとめると、マンネリ化とチームとしての課題解決が成されなかった点で、フロントの評価を著しく下げたのかなと思います。元々守備の立て直しと銘打ってシュテーガー就任から始まったプロジェクトなだけに、フロントにはリスペクトの欠けらも無い行為のようにも見て取れました。それくらい彼がBVBに植え付けた守備の土台は、テルジッチ政権下においても非常に役に立つ事となりました。

程なくして、ファブレの後任をアシスタントコーチのエディン・テルジッチが務める事になりました。
彼が満身創痍寸前のBVBに植え付けたものを見ていきましょう。

エディン政権

テルジッチ就任後すぐにチームが好転したという訳でもなく、3バックからの脱却から始まり、4-2-3-1への原点回帰、成熟したチームが辿り着いた4-3-3への道のりは、カレンダー上では短期間だとしても、見守る我々には無限に等しい長さを感じさせた事でしょう。
彼が行った改革は、どれもBVBが手を付けるべきだけど、手を付けるには長い時間を要してしまうし、上手くいかなかった場合の反動が大きい非常にリスキーなものでした。
特に相手のプレッシングを交わすサッカーは、トゥヘル政権で一度克服したかに見えたものの、相応のクオリティが求められるものでした。
そこから何年も苦手意識の強かった分野を開拓するのは、ある程度下地のある守備を整える事以上に困難だったと思います。
実際、就任後すぐの4-3-3はミスのオンパレードで、見ているこちらが目を覆いたくなる様なチームであったことは事実です。
それでも今彼らがやってる事は、ファブレ政権からトレーニングしてきていた事でもあるのは、トレーニング映像を見れば分かります。
彼の一番の評価点は、失った選手からの信頼をもう一度獲得し、やってきた事を真に突き詰めさせた事と、そうさせる求心力かもしれません。
結果として、CLはトゥヘル以来のベスト8、ポカールもトゥヘル以来の優勝と、大逆転サヨナラ満塁ホームランの様なシーズンとなりました。
そんな彼にはローゼの元でまた新たな学びを求め、更に力強い指導者への階段を登っていって欲しいですね。

ほぼ監督評価の様になってしまったので、最後に選手たちも含めつつまとめを行い、総括を終わりたいと思います。

まとめ

シーズン途中での監督の交代はチーム全体に響く大きな人事です。
選手たちにも大なり小なり影響はしますし、以前の環境からガラッと変わる選手が出てくることもまた事実です。
特に中盤の選手により力強さが求められるようになったエディン政権は、まさに彼の理念を体現するような選手たちがシーズン終盤を迎えるにつれて、常にスターティング11に名を連ねました。ここに食い込めなかった選手たちの足りない点は明白ですし、来シーズンローゼの元で再起を図るムニエ(大声)含めて、勝負の年となるでしょう。
年齢を言い訳に出来ないほど今の欧州サッカーはハードワークを求めます。ハードワークをして始めて自分の色が出せる環境下で、テクニック一本では通じませんし、逆にハードワーク一本でも頭打ちとなり、すぐ別の選手に取って代わられてしまいます。
そうならない様に戦えBVB戦士!負けるなBVB戦士!

さいごに

久しぶりにブログなんぞ書いたのでボロボロですが、とりあえず来季に向けてポジティブな気持ちで、またチームを追っていけるんじゃない?ってのが書きたかった事でしょうか。
ローゼ退任決定後、ボルシアは調子を落としローゼ自身も浮き足立った感じは否めませんでした。そんな彼が最高に上り調子のBVBに来る時、どちらのマインドが勝つのか、またローゼのマインドセットはどういったものに変わっていくのか、そういった所を特に注目して序盤は追っていきたいですね。
主力が抜けるであろうBVBを上手くまとめて悲願のマイスターシャーレを期待しています。

                                〜完〜

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