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ドルトムント 21-22 シーズン展望

はじめに

どうも僕です。
オリンピックも期待以上の盛り上がりを見せ、それに応えてくれているかの如く、選手たちのメダルラッシュが止まらない中、欧州では新シーズンが遂に始まろうとしています。そんな新シーズンの展望と順位予想やっていきます。

なんかよく分からないけど、例年に無いって言っとけばかっこつくみたいな所が実際ある。

今年はブンデスリーガの上位6チームと、8位のメンヘングラードバッハを含めた監督大異動が起こりました。そんな異例のシーズンであるため、以前よりも混沌としたロングランとなる事が予想される21-22シーズン。
ドルトムントはメンヘングラードバッハから、マルコ・ローゼを新指揮官として迎える訳でありますが、その側近であるアシスタントのレネ・マリッチにも期待感を寄せられ、今回のドルトムントは例年に無く前評判が高いという感じがしております。
混戦、つまづき、足の引っ張り合いが予想されるシーズン序盤を戦う上で、またとない人選に成功したドルトムントは、相性の良いナーゲルスマン率いるバイエルン・ミュンヘンを交わしてリーグ戦を優位に進めていけるのか、そして更に上のステージへの到達を果たすのか。
そんな点を考察しながら話を進めていきましょう。

フロントの立ち位置とあるべき姿

最近のドルトムントは非常に不安定なシーズンを常に送ってきました。
突然のトゥヘル解任から始まり、後任のボシュは半シーズンで途中解任、その後のファブレともopの延長を行ったかと思えば解任。
監督の特性以上に、クラブが耐えられるかどうかというポイントが非常にサポーターまでも巻き込み、頭を悩ませ続けました。
そんな中、途中就任のテルジッチに半シーズンを賭けるという思い切ったアクション。この監督をサポートしようとする動きが何処から出てきたのかは分かりませんが、このスタンスを続けつつ、監督も守ってあげられるチームへと変わっていって欲しいものです。
勝利を義務付けられたチームではあるものの、若手をチームに組み込む忍耐力と柔軟性、メンタル面の弱さを露呈させないような振る舞い方、その全てをビッグクラブという肩書きを与えられてもなお行う重圧は計り知れません。
フロントを始め、我々サポーターにも監督を見守り、そして支えていくような姿勢を見せる義務があるはずです。

マルコ・ローゼに見るドルトムントの未来

マルコ・ローゼは言いました。
「一一一まなかなを支えてるのはかなだし、ザ・たっちを支えてるのはかずや」だと。

すみません言ってません。
皆さんの中にも、マルコ・ローゼの存在は同じブンデスの監督だったし知ってるけど、彼がどんな監督なのかは分からない。でも顔とスタイルは良いよね。と思ってる方が居ると思いますので、簡単な彼の作り上げるチームを追っていきながら、山上兄弟(てじなーにゃ)の支えてる方を紹介していきます。

マルコ・ローゼのサッカーは、オーストリアのRBザルツブルクから変わらず、鋭く統率の取れたカウンターが主になってきます。
しかしそんな攻撃的なスタイルの彼ですが、ザルツブルクでは4-3-1-2、メンヘングラードバッハでは4-2-3-1や5-4-1と複数の戦術を使いこなす器用な監督です。
1つの戦い方でシーズンを生き残っていくには、それ相応の自力や層の厚さが必要となってきます。
ザルツブルクでのチャンピオン生活から現実に叩き落とされた彼は、生き残る過程で柔軟性を身に付けたのかもしれません。

どのフォーメーションでも言えることは、彼のチームにおいて前線の速さは非常に重要となります。その速さにプラスして強さ、上手さがあるとチームとしてのバリエーションが豊富になるという事です。
テュラムがストライカーでは無くサイドで起用されたのも、192cmという長身からは予想も出来ない圧倒的なアジリティによるものが大きかった。

この様な固定観念を壊すポジションレスの流れは、ドルトムントでも見られると思いますし、これによってさらに選手として幅が広がる選手も生まれるでしょう。
このポジションレスに則って考えると、純粋なサイドアタッカーぽさも残しつつ、最前線でプレー出来るトルガン・アザールが居ます。
彼はローゼの4-3-1-2においてポジションを失うのではと予想していましたが、IH(ミッドフィールダー)で起用しても、ポジションに囚われずにサイドアタッカーとして大外に開いて勝負する場面があっても良いですし、元々持っている良さでもあるゴールに向かって飛び込んでいく動きを、中盤から行う事でより捕まえにくくする事にも使えます。

この事からも分かるように、ローゼのサッカーはポジションに囚われることなく選手たちを様々なフォーメーションで起用していくので、環境への適応力も上がりますし、チームとしての引き出しも今まで以上に増える事となるでしょう。
そして個人的注目点でもあるカウンターのメカニズムは要必見ですので、今までの様にカウンターが強いチームから、将来的にカウンターが "上手くて" 強いチームへと変わっていくことも予想出来ます。
そんな彼のサッカーを一緒に応援していきましょう。

まとめ

ローゼ就任に伴い更に引き出しが増え、掴み所の見えにくいチームになるのではというのが、簡単な予想です。
しかしローゼやコーチ陣におんぶに抱っこでは勝てないのがサッカーですし、この夏我々は2大エースの1人でもあるジェイドン・サンチョを放出しています。
彼が空けた穴をチーム全体で埋めていくのもそうですし、更なる上澄みを作っていかなければ、ナーゲルスマンにしたり顔をされ、苦虫を噛み潰したような顔でシャーレを掲げられる様を見届けねばなりません。
ハーランドが居るタイミングで何とかシャーレをBVBが掲げられれば、思い残すこと無く逝けます。未練はありません。

さいごに

結局ハーランドゲーだし、コーベルが40失点以下で終わらせてくれればシャーレいけるやろ、みたいなシーズンになるだろうなってのが本音なんですが、どんな形でもいいので優勝した姿を拝みたい。
BVB追い始めた時から、既にバイエルンに捻り潰される日々だったので、優勝出来るならナーゲルスマンの靴だって舐める。俺は本気だよ?やるよ?
どんな汚い事もする。横入りとかする。セールのシールを前倒しで貼らせて買う。階段の上り線用レーンを2段飛ばしで上がる。なんだってやってみせるぜ。
だから戦え!BVB戦士!負けるな!BVB戦士!

21-22シーズン 順位予想

1 ドルトムント
2 バイエルン
3 メンヘングラートバッハ
4 レヴァークーゼン
5 ライプツィヒ
6 ヘルタ・ベルリン
7 ヴォルフスブルク
8 ウニオン・ベルリン
9 ホッフェンハイム
10 フランクフルト
11 マインツ
12 フライブルク
13 シュツットガルト
14 アウクスブルク
15 ケルン
16 ボーフム
17 フュルト
18 ビーレフェルト

                                  ~完~

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