きょうのまなび #Re:26
【"珈琲"って結局なんなの?】
皆さん、珈琲(コーヒー、coffee)って飲まれますか?
今やあの黒い飲み物は、お茶と同じぐらい親しみのあるものになりましたがそもそもどうやって日本の文化になったのでしょうか?
コーヒーが日本に上陸
そもそもコーヒーというのはもともと海外で嗜まれていた飲み物ですので、カタカナ表記が多いと思います。
「海外で」ということは、日本に上陸したきっかけがあるんです。
諸説ありますが、江戸時代初期の1640年代の長崎出島説が有力であるとされています。
鎖国中の日本で唯一世界との交流が許可されていた場所にいたオランダ商人によって伝えられたと言われています。
でもその頃コーヒーを口にすることが出来たのは、オランダ商人らと関わりのある役人や商人などのごく限られた人達でした。
「お茶」という文化が既に日本には定着していたので、独特な味、香り、苦味などがあるコーヒーはなかなか受け入れて貰えず本格的に普及することはありませんでした。
日本におけるコーヒーの発展
先程も言ったように、初上陸時はなかなか本格的には普及しませんでした。
じゃあなんで今はこんなに飲んでいる人がいるのでしょうか?
コーヒー豆発祥の地とも言われる「イエメン」や「エチオピア」で採取された赤い木の実(コーヒーノキ)は、アフリカ地方や西欧諸国で淹れ方、飲み方がどんどん進化、発展し各地の食文化に徐々に溶け込んでいきました。
日本に初上陸したきっかけがオランダ商人であることは先程言いました。
その後の日本での幕末の1858年、日米修好通商条約が結ばれ自由貿易がスタートしました。
明治時代となり文明開化の波が日本に押し寄せると、コーヒーの味や香りなどの「良さ」を理解する者、食事と共に楽しむ者が増えてきました。
これが日本に上陸した後に発展した歴史です。
明日もコーヒーについて続きます…