きょうのまなび #1

1.「NG」って、なんの略?

普段からよく使う、「NG」というワード。
ダメ、良くないと言った意味を持つということ。何かを略した言葉だということ。

使ったことがない人はいないのでは無いでしょうか?

それぐらい当たり前に浸透しているこの2文字。
じゃあ、なんの略かと言われれば直ぐに出てきますか?

私は出てきませんでした…。

では「NG」とはなんの略なのか?

答えは単純、「No good」の略です。意味はそのまま「良くない、ダメ」といった否定的な言葉です。

こういう風に英語大文字で略されている言葉は、日常に沢山溢れていて、みな当たり前のように使っています。

私もそうですが、こういった言葉は、インターネットや辞書を引いて見つけたものではありません。

そのほとんどが、「誰かが使っていたから」使っているのです。

例えばこの「NG」。
テレビで『○○さん、それはNGワードですよ〜』

と聞けば、

『さっきこの人が喋った言葉にシグナル音が入って意図的に隠した。ということはNGワードとは言ってはいけない言葉だったんだ』

と、無意識のうちに脳内で処理してしまいます。
結果、「NG」=「ダメ、良くない」という繋がりが生まれます。

正直、どこで得たものかも分からないレベルに浸透している略語は単純でありながら、多くの人が正しく理解できていません。

2.インキュベートの法則

皆さんはインキュベートの法則というものをご存じですか?

私もつい最近友人との会話で覚えた言葉なのですが、「行動心理学」の中で生まれる法則です。

インキュベートの法則とは、『強い意識を持ち、決めた物事を21日(3週間)続ければ、新たな習慣として定着する』というもの。

要は3週間決めたことをやれば、めんどくさかったことも習慣化することが可能ですよってことですね。

でも実際3週間継続させることは簡単ではないですよね?それには人間のある機能が大きく関わっています。

3.恒常性維持機能「ホメオスタシス」

人間に変化が起こるとそれを元に戻そうとする働きがあります。

良い例を挙げるなら、
暑いと感じれば汗をかいて体温を調節したり、病原菌が体内に入れば体温を上げ排除しようとしたり。

悪い例を挙げるなら、
ダイエットを始めたが1週間で諦めてしまったり、1度やろうと決めたことを三日坊主でやめてしまったり。

これらは全てホメオスタシスの働きにあると言えます。

1度何かを決めて行動を起こしても、それは今までやっていなかったことであり、私たちの体はそれを「変化」と捉えてしまいます。

「変化」と捉えることで、やる前の体に戻そうとするのですね。まさに継続しない理由がここにあるわけです。

では、どうすれば継続させることが出来るのか?

それを解決するのに適しているのが、2.で挙げたインキュベートの法則なのです。

まずは小さなことから目標を決めて、21日間続けることで、習慣化することが可能です。

そして1度でも達成し習慣化すると、今度はそれをやらないと、なにか落ち着かない感じが出てきます。
それは習慣化できている証拠です。

先程も言ったように、「変化」と捉えることで元に戻ろうとします。ということは、習慣化した今、やらないことの方が「変化」になります。

習慣化さえしてしまえば、あとはホメオスタシスの働きにより、意識せずとも継続されてしまうということですね!

(ちなみに、インキュベートの法則と聞いて、『キュウべぇ』が頭の中をよぎったのは内緒です…。知ってる人は分かりますよね?笑)

ではまた明日!

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