きょうのまなび #Re:4

真の贅沢

あなたにとって「贅沢」ってなんですか?

レストランでお腹いっぱいたべること?
ゲームセンターでひたすら遊ぶこと?
普段買えない服を思い切って買うこと?

人それぞれ「贅沢」そのものの質が全然違います。
他人からしてみれば普通なことでも、その人にとってはとても贅沢なのかもしれません。

ちなみに私にとって贅沢とは、"アート"です。

もちろん美術館や展示会で観覧するのも贅沢な時間なのですが、"アートを購入する"ことが1番なんじゃないかなと思います。

そもそもアートとは、一般に芸術や美術のことを指しますが、その定義は幅広いものです。

例えばピカソの絵画。一般の人には理解できない絵画ですよね。

ですが、その絵画の良さや意味を真に理解できる人もいるわけで、そういう人たちからするとアートではなく、どちらかと言えば"素晴らしい絵画"になるわけです。

受け手(作品を見る側)の理解の領域を超えた途端、それはアートになるのです。

ピカソの絵画は少しベタな例えだったかもしれませんが、要するにその人がアートだと思えばアートなのです。

で、そのアートを購入することがなぜ贅沢なのか?

普通、ものを買う時って無意識のうちに生産性を求めているものです。

「これを買ってなにか得られるかな?」って。

この場合の生産性は、ひとつのモノやコトからどれだけの価値を見いだせるかということにしておきます。

例えば高級な腕時計。

・時計なので時間が分かりますよね。
・高い時計なのでそれなりに作りが良く壊れにくいですよね。
・付けている時に知っている人が見たら「いい時計してるね」って思われますよね。
・こんなに高い時計を付けられる身分になったんだと感じ更なる向上心に期待できますよね。

ぱっと思いつくだけでも4つありました。

ではアート作品はどうでしょう。

・なんかこんなアートを部屋に飾っている私はなんだかイケてる気がする。

……。アレ、出てこないな(汗)

ね、これが贅沢な理由なんですよ。

高級な腕時計を買ったらいいことが4つもあるのに対し、アートを買っても自己満足の領域で終わってしまう。

その全くと言っていいほど生産性のないアートを敢えて買ってみて、部屋に飾ってみて、そして自己満足する。

「こんなアート買っちゃうなんてセンスあるな。」
「いやぁ、俺って意外と見る目あるんじゃないの?」

っ感じで。

それ以外に特に何もありません。余程有名でない限り資産価値はほぼゼロですし、場合によっては邪魔になるかもしれません。

でもこれって、凄ーーーく「贅沢」じゃないですか??

みなさんも、アート、この機会にどうでしょうか?



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