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わかりにく!って思ったネット広告の基本をまとめてみた!/DSP、SSP、アドネットワーク、アドエクスチェンジの違いとは?
今回は、めちゃくちゃ分かりにくい、DSP、SSP、アドネットワーク、アドエクスチェンジとはなんぞや!?ということについて3つの図を用いながら説明してみました。
それぞれの特徴からメリット・デメリットまでまとめた、日本語では検索してもなかなか見つからない内容だと思います。
日本語ソースで足りない部分を英語ソース等も参考にしながら書きました。
ただ、広告知らないと「そもそも何?」となってしまうと思います。
目次
・媒体とは?
・SSPとDSPの関係図
・DSP(Demand Side Platform)
・SSP(Supply Side Platform)
・媒体、アドネットワーク、アドエクスチェンジ、広告主の関係図
・アドネットワーク(Ad Network)
・アドエクスチェンジ(Ad Exchange)
・DSP、SSP、アドエクスチェンジ、アドネットワーク、広告主の関係図+α
媒体(メディア)とは?
媒体とは、広告を出してもらえる枠をもっているメディアのことを指します。
つまり、「うちに広告出してくれ!」「うちに広告出せるぞ!」っていってるメディアのことですね。
今回の説明の中でも、この言葉を多用するので必ず覚えておいて下さい!!
例:Modelpress、All About、livedoor
SSPとDSPの関係図
SSPのDSPの解説を読む前に、読みながら見ると理解が深まります。
DSP(Demand Side Platform)
DSPとは、広告主(広告を出す人)の利益を最大化するプラットフォームです。それぞれのDSPがオークションでもっとも高い入札をした広告主を選びます。各DSPはもっとも高い入札の広告主のレスポンスを送ります。
つまり、自分の抱えている広告主からもっともいい広告主を選んで、SSPにレスポンスを返すというのがDSPの仕事です。
メリット
・複数のSSPやAd exchangeにつながり配信することができる
・どのサイトの広告枠を買うか選ぶことができる
・価値のある広告のみに配信できる
・ユーザー・第三者のデータ等を用いた配信ができる
デメリット
・最適化までに時間がかかる
例:DoubleClick Bid Manager, Logicad, MicroAd BLADE, Freakout
SSP(Supply Side Platform)
SSPとは、媒体(サイト)の利益を最大化するためのプラットフォームです。複数のDSPのレスポンスの中から、もっとも媒体側にいいものを選んで勝者のDSPを決定します。
つまり、媒体の利益を最大化するDSPを選ぶのがSSPの役割です。
DSPとか挟まずにSSPが全部同じことやればいいやん!みたいに思うと思いますが、SSPだけだと値段をどんどん釣り上げてしまって広告主側の利益を損なう可能性があるからでしょう。
メリット
・媒体側の利益が最大化される
デメリット
例:OpenX、MicroAd AdFunnel、Fluct
媒体、アドネットワーク、アドエクスチェンジ、広告主の関係図
アドネットワークは媒体の配信枠をもっています。
アドエクスチェンジは、アドネットワークをまとめているため、アドネットワークの配信枠に配信することが出来ます。
アドネットワーク(Ad Network)
アドネットワークとは、媒体の広告枠をもった広告配信ネットワークのことを指します。
配信枠をいろいろと抱えており、配信枠を絞って配信したりすることも出来ます。
メリット
・広告枠(在庫)が確保されている
デメリット
・透明性が低い
・インプレッション単価である場合が多い
例:GDN、YDN、i-mobile Ad Network、Zucks Ad Network
アドエクスチェンジ(Ad Exchange)
アドエクスチェンジとは、広告枠を取引する仕組みのことを指します。
アドネットワークをまとめているとイメージしてもらえればと思います。
メリット
・透明性が高いー購入するサイトを選ぶことができる
・支払うCPMを選択することができる
・ユーザー・第三者のデータ等を用いた配信ができる
デメリット
・アドエクスチェンジにある広告枠に限定される
例:Double Click AdExchange、Facebook AdExchange
DSP、SSP、アドエクスチェンジ、アドネットワーク、広告主の関係図+α
これまで書いてきませんでしたが、DPSとアドエクスチェンジは、やはりユーザーデータや第三者データを使ったターゲティングして配信できるという部分がアドネットワークに無い強みだと思います。
※アドネットワークでも、Cookieに基づいた配信はできたと思います。
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いかがでしたでしょうか?
自分ではわりとわかりやすくまとめたつもりです。
P.S.
ネット広告でも幅広く採用されているセカンドプライスオークション。
※2位の入札額+1円の落札できるオークション。
メカニズムデザインという授業で、このセカンドプライスオークションは、オークション問題において対戦略性、効率性、個人合理性を満たす唯一のメカニズムということが証明されているということを知りました。
セカンドプライスオークションという言葉を知ってから、2年近く経ってから点と点がつながった感があります(笑)
対戦略性−参加者は正直に自らの評価値を申告したほうが得という状態。
効率性−より高く商品が売れること。
個人合理性−オークションに参加することで誰も損をしていない。