個別性も認められたらもっといい。part2
昨日は何かを頂いたら返すという「お返しのルール」年上、年下、目上、目下、格上、格下の「身分制のルール」について僕個人の感想を述べたのですが、今日は残りの二つ、皆同じ時を生きている。皆一緒だよ!と言う「人間平等主義ルール」友引の時には葬式はしない。大安の日に結婚式を挙げるという俗信・迷信を信じる「呪縛性のルール」について著書で紹介されている部分と僕の感想を書いていけたらと考えております。
お遊戯会皆んな一緒でハッピーだね。
この事に対して著書では「違う人にならないでね。」と書いてあり僕もその通りだと思いました。また「人とちょっと違うことがあればいじめの対象となってしまう世界。容姿が違うだけでいじめる理由になるわけですよ。」ともあり理由として日本が「皆んな同じ」ということで機能して来たからだという事が書いてあり面白いなとおもいました。
確かに僕が小学生の頃はめちゃくちゃ手を挙げて回答していたのに、中学になると「あいつうざいな的な空気」高校になるとそんな空気感さえなく、社会人になると「手を挙げる事さえ烏滸がましいし、前に座るなんて」というかの様に前の椅子だけガラガラ。まあそこに僕みたいな人が座ると一斉に座り始めます。これは皆んなが世間を学んだ結果だと言えるのでは無いでしょうか。しかしそんな事を毎日続けていたら「あいつうざいな的な空気」「キモいから皆んなで無視しようぜ」と言って無視を始めます。いわゆるシカトです。でも実はかわいそうと思っている人もいて、そういう人は可哀想だなと思います。「そんな集団さっさと辞めて自分でコミュニティーを作っちゃえばいいのに。」と中学の頃思ったりした事を思い出しました。
世間に迷惑をかけるな。他人に迷惑をかけないような人間になれ。という呪文
日本は先進国の中で自殺者が最も多いレベルと紹介されており、「世間に迷惑をかけるな、他人に迷惑をかけないような人間になれ。」という事が考え方のベースにあるそうです。つまりはやり切れない思いが他人への殺意を生み出しますが、ある一定の領域を超えると殺意が自分に向く事で自殺がおこる。つまり「こ○したい程ムカつく人がいても最終的に他人に迷惑をかけた僕、私が悪い。なら生きてでも価値がないから○のう。」という事だそうです。また自殺の原因として経済的な問題が上位にあるそうです。つまり多重債務でお金が返せないと「お返しのルール」に縛られ、生活保護を受けようとすると「世間に迷惑をかけるな、他人に迷惑をかけないような人間になれ。」貧乏になると「落ちこぼれ」てな感じでキツくなっていくそうです。それが世界一安全な国日本を守れている要因の一つという事もまた事実だそうです。
感想
個別性も認められたらもっといい。とタイトルをつけたのですが読み進めた結果。社会、集団を形作るシステムの構造上無理だと途中で思い始めて最終的には同調圧力は必要だと思う結果となりました。現に毎日安全安心に生活出来ているのは同調圧力による抑制だと読んだ後の今現在は本気で思っています。なので同調圧力に屈する人の特徴を理解し、演技と言う名のコミュニケーションを行い時に失敗した場合には助けてもらいながら生きていく方が生きやすいのではと思いました。仮説ですが同調圧力に屈する人程、自分に同調圧力がかかる事に対して恐怖感が強いと思っています。つまり、僕、あなたが困っている時ほどそういう人は手を差し伸べてくれると思います。何故なら「意地悪な人間ではなく、他人からいい人と思われたいから。」なのできっと助けてくれます。上手く利用して生き抜こうと思う一冊でした。
読んで頂きありがとうございます。また気になる本があれば
感想文書いてみます。
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