身につけてきて良かったと思うスキル
英語、簿記、俯瞰思考の3つですかね。
英語は、職場によります。
うち、外資系ですが、使うチームと使わないチームがあるので、
英語話せても使わない方が多かったです。
しかも英語使えてもそれ自体が評価されることはなかった、と思うと、
英語を話せることが年収upに直接繋がったかは「?」がつく。
ただ、人生においては、英語で違う文化圏の方とコミュニケーションをとることができ、更に通訳や翻訳により、相手の立場から考えられるようになったり、言語化や細かいニュアンスを理解できるようになることで、派生的に違うスキルや能力を得て、得をしている点は思ったより多いように思います。
次に簿記。
これは簿記自体ができることがいいというよりは、簿記の概念を理解することで、他の場面でもこの概念を使って考えることができたなと思う点ですね。
あと、なぜか簿記が出来るって言えると、認めてもらえることは多かったです。
減価償却の考え方とか、ローンの考え方にも通じる所ありますし、広義の意味では複利の考え方とかにも役に立ちますからね。
これも派生して、数字に強くなるように見える、ってのが周りからの評価が上がる点でもありすし、実際に何かを試算する時にパパッと計算できるように考えられるのはバックボーンとして簿記を体得していたっていうのはあるかも知れませんね。
フェルミ推定だけを学んでも、出来ることかも知れませんが、更に簿記をやっていれば強い。
あと、大学でFinanceも取っていたので、future valueとか、管理する会計だけではなく、未来のお金の投資対リターン(ROI)などの考え方も身につけて置けたのは、自分のリソース分配においても、何にどれだけ時間を使って、その効果としてどういうものがあるかというのを考える元になったかなと思います。
そして、俯瞰力ですね。
これは相手から考えるという概念の方が本当に言いたいところですが、最近ではメタ認知という言葉の方がよく使われてるかも知れませんね。
自分のことを客観的に見るだけでなく、誰かと話している時や会議で物事を決めないといけない時など、時間軸、空間軸、人軸など、さまざまな軸を「ズラす」能力を得たのは、自分の人生でも最も大きな気付きだったかも知れません。
これが出来るようになってから、相手の気持ちも分かるようになったこと沢山ありますし(分からないことの方が多いけどw)、気持ちというより、考え方や、別に人間相手だけでなく、プロジェクトやタスクをやる上でも大体これってこの辺でつまづきそうだな、みたいな物事の抑えどころ、みたいなのを先回りして考えられるようになったことで、仕事もやりやすくなったかなと思います。
これまでは目的を見失って、やれと言われたことだけを、目の前の蝋燭だけを頼りに彷徨ってた感じがしますが、Goalはここで、途中にはこういう魔物や壁があるので、これらは避けていきましょうとか、倒していきましょう、どうやって倒しましょうか、というのを準備しながら、進捗確認もして、進めるようになりました。
これを体得するためには、本人が気付くしかない部分ってあるんですけど、そのきっかけって色々あると思うんですよね。若い時って自分がなんでもできるって思っていたり、最強と思って自信満々であまり周りのことを聞かずに進んでいることあると思いますけど、ちゃんとフィードバックを受け、どういうふうに見えてるのかなとか、もっといいやり方はなかったのかな、ってPDCA、振り返りを常にやっていけば、自分以外の視点も広く持てるようになり、俯瞰して物事を見れるようになるかな、って思います。あと育児をやると、相手の気持ちがわかるようになることもあるので、育児は特に部下を育てる時とかに有効でした。自分はできたのになんで出来ない?ってならなくなります。基本、出来ない前提で物事を考えるから、そういう人にどのように教えるか、っていうレベル合わせも上手くなります。
逆に要らなかったスキルや知識もまたの機会に書きます。