(アメリカ高校)だから、加点主義なのか。100点満点のテストで120点はよくあること
アメリカ高校時代、100点満点テストのはずなのに、
120点とか127点とか、100点以上を取ることがあった。
100点満点に慣れている日本人からすると、次元が違いすぎて、
この思考に追いつけないと思う。
100点満点なんだから、100点がトップでしょ?と思うでしょ。
120点取れるなら、それは120点満点でしょ、って。
そう、その考え方が、そもそも、
ノミが瓶の蓋をしたら、それ以上飛べない理論なんです。
(注:ノミは自分の身長の何十倍もジャンプできるのに、瓶に入れられて蓋をされると蓋に当たり、蓋を外してもそれ以上飛ばないという話。実際に実験されたことはないらしい)
どういうことか?
例えば、数学。解答の計算方法が模範解答より良かったらプラス点が付く。
社会で、素晴らしいアイデアが書かれてると10点配点の所、20点ついたりする。
加点主義なんです。
模範解答より良い回答なんてあるか?って思うでしょ、日本人ってw
そういう所が、もう違うんですよね。
答えは1つじゃない、ってこういう時に使うんですよね。
日本ってよく減点主義っていうじゃないですか。
でも、それって100点が満点だから、当たり前と思ってるでしょ。
海外ってこういう風に加点主義を実際にやってるんですよね。
しかも、子供の頃から。
この現実を見た時には頭がグラっとしましたね。
こんなに違うものなのかーって。なるほどなーって思いました。
高校生ながらw
評価する時にプラスを追加していく思考法なんですよね。
飛び級とかも、出来る子にはどんどんチャレンジさせて、どんどん能力を伸ばしていくから、飛び級をさせるんでしょうね。
飛び級については、それだけじゃないんですけどね。
ちなみに悪い方で言うと、アメリカが刑期250年とか平気でいうのも、
こういう加点主義の考え方がベースにあるからなのかな。
翻って日本。
どれだけ頑張っても100点しか取れない。
仕事でも、基準(期待)ラインがあって、
納期通りに、基準通りの品質にできるかという視点で評価する。
納期より圧倒的に早く納品するとか、
圧倒的に基準を超えた品質を出すとか、成果を出しても、
ボーナスとか出ない。
そこを思いっきり頑張れば、それ相応に報酬があれば、
加点が認められれば、もっと頑張るんじゃないかなーと
思うんですけどね。
あと、この考えのいい点は、頑張れば頑張るだけ、そこで点数を稼げるから、
他の苦手な所は点数取れなくても良い。
ピンと来ました?
つまり5教科で500点満点って考え方だと、
各教科100点で最高点、ってなるけど、
数学めっちゃ得意な人は、数学だけで200点とか300点取っちゃう。
なんなら500点以上取っちゃう。
そういう事が認められてきた国と、
蓋を締めて、それ以上は飛べないと思い込んでる国。
どっちが善い悪いじゃないけど、
考え方一つで、これだけ生活が変わるんですよね。