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見える化と見せない化について

見える化というのは、
今でこそビジネスでもよく聞く概念になってきました。

そもそもは、
オペレーションの現場の安全の見える化から
始まったとどこかで読んだ気がします。

現場で「見える化」は、
改善活動の1つのソリューションであり、
導線が分かりやすいように、人や物が通る道を
ラインテープなどで引いて、見えるようにする。

それが派生して、オフィスワーカーにおいても、
例えば、作業の見える化として、
営業の現場では、誰が今日は何件電話して、
何件繋がって、何件商談が進んで、
という風に使われるようになりました。

さて、そんな見える化が一般化して、
もう何十年も経ったので、
それこそ新卒の社会人一年目でも使える、
一般化されたスキルとなってきました。

でも、見えることは、全て良いのか?
という点まで考えてる人はほぼ居ない。
会ったことがない。

不可逆的に、何でも見えれば分かりやすくて、
フェアだと思うアメリカ主義に染まってるわけです。

不可逆なので、たぶん、一方向しかいかなくて、
戻ることや、適正が分からない状態です。

なんでも見え出すと、見なくていいものまで、
見せて、大した問題でもないのに、
公の問題として扱われ始める。

見えるから、分かりやすいから、
あまり考えなくて済むから、そこに集まるわけですね。

情報の過多でも同じことが言えると思いますが、
取捨選択の能力が次の時代には求められます。

仕事にしても、目の前にある仕事、
たぶん上や横や下から振られた仕事が
大半だとは思いますが、
そういう重要なのか、価値を出すかも分からないものを
とにかく潰し込む。

それを仕事だと思い、仕事した気になってる。
だから、日本は生産性が低いと言われる。
自分の頭で考えないから。

見せない化は、優先順位をつける前に、
そもそも優先劣後を考える土俵に乗せるかどうかの、
プロセスです。

100個のものの順番を決めるより、
10個の順番を決める方が使う脳みそや心の負担は少ないんですよね。

でも、それをしないんですよね。
もっと現実的な数字なら、
10のやる事リストと、
3のやる事リスト、
どちらの優先順位わわ決める方が楽ですか?
って話ですね。

7個を消しちゃう。
見えない化するわけです。

それに必要なのは、知識や経験もあるでしょうけど、
決心力、決断力、勇気、覚悟ですね。

それさえできれば、リソースを集中できます。

一段階上がるためには、
この価値を上げる能力を体得して、
実戦あるのみですね

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