Jリーグスローガン紹介2025【J2編】
さあJ2編です! これを読み終わった瞬間にスローガンのことは忘れましょう! よいお年を!
J1編はこちら!
昨年のスローガンはこちら!
北海道
なんかその年ごとのスローガンは出したり出さなかったりで去年は出しませんでした。出すときは出す、出さない時は出さない、はっきりしてください! ちんぽですか! というわけで、今季のスローガンは私が決めます。「エンジョイJ2!」です。ゆっくりしていってね!
それでは野球チームのスローガンに移りましょう。
昨年はCS進出と躍進した日ハムですが、「大航海」を継続するということでこのスローガンになりました。いいんじゃないでしょうか、若手も多いし。ただ、好成績だったということもあり、新庄監督がひたすら言い訳をするスローガン動画は今年はなしということなので非常に残念です! もっとビッグボスの言い訳を聞きたいので、今年は下位でお願いします!
それではバスケチームいってみましょう。
なまら、いいですね。有名な言葉ですが、北海道人と東京で話してても中々耳にしません。現地では使われているんでしょうか。それよりも、気になったのは「全緑」。チームカラーである緑を全力にかけたのですが、千葉ジェッツの「声炎」と同じ系譜で素晴らしいですね。ただ、この流れで「人財」とか「志事」とか言い出すとその先は言葉の断崖絶壁なので、ここらへんでブレーキをかけた方がいいと思います。顔晴れ!
仙台
さあ来ましたよ、仙台。スローガン継続です! 昨年はプレーオフ決勝まで辿り着き、昇格まであと一歩というところまでいったので、スローガン継続も納得です。ただ、スローガン継続について「J1昇格プレーオフ決勝であと一歩昇格に届かなかった悔しさを忘れず、一方で、森山監督の下で着実にチームとしての成長を遂げた昨年からのベースを引き継ぐということを意識して、デザイン、テキストともに変更せず新シーズンを戦ってまいります。」と4行も使って言訳をしてくるのは珍しいパターンと言えるでしょう。男は黙って継続スローガン。いっそ「変えんのめんどくさくてよお」くらい吐き捨てながら、カップ酒を飲んで欲しいものです。
さて、それでは同じ街のバスケチームのスローガンを見てみましょう!
仙台89ERSは今年は「GRIND」を昨シーズンから継続していたのですが、成績があまりにアレになってしまったので、急遽年明けにスローガンをバージョンアップさせたのです!
「とにかくヤバい」「なんでもいいからどうにかしたい」という気持ちがひしひしと伝わってくるバージョンアップですね。元のスローガン画像と比較すると、その危機感が伝わってくるかと思います。こんなんもう原型のない魔改造ですよ。選手が燃えているのは、ロスターが火の車ということを表現しているのでしょうか。最終盤には全身が業火に包まれながらシュートにいくスタントン・キッドなどの画像に再進化させてほしいものです。あと、説明の中の「黄援」が地味にボディに効きますね。
最後にとどめの野球チームです!
キ!!!? 正キ!!? カタカナ1文字のスローガンというのは、スポーツ界初じゃないでしょうか。でも、知らないだけでありそうですよね、カタカナ1文字スローガン。できれば知らないままでいたいです。最初は「キ〇チガイ」のキなのかな、勝負に出たな、と思ったのですが違いました。ただ、実はこれは意味を重ねるのにめちゃくちゃ楽なんですね。「基本、気合、歓喜」をとりあえず上げてますが、その後も「本気、勇気、輝き、希望、期待」などキがつけば位置はどこでもOKの雰囲気。そんなんだったら、こっちは「気狂いピエロ」「指宿リサイクルセンター」「読売巨人軍」「テクニカル勃起」「木島香苗」など独自のキを持ってきますよ、いいんですか。まだ「キチ〇ガイ」のほうがマシだったと思う羽目になりますよ。また、最後に「楽天イーグルスの優勝への鍵、KEY(キー)に繋げてまいります」を読んだ瞬間に、私の中のロバート・マッコールがこう囁きました。
秋田
今年も継続してきました、「秋田一体」。相変わらずサムネが見切れているので、誰か解決方法を教えてあげてください。吉田謙監督が続く限りはたぶんひたすらこれなのですが、秋田一体→超秋田一体→シン秋田一体→秋田一体+と進化してきて、今年はどうなのだろうと思っていたら、なんと「魂」を追加してきました。
秋田一体魂。説明を読んでもよくわからないのですが、「※魂(soul)力=そうりょく」と読ませるこのリリックは、おそらく今年のスローガン界最強の力技であると断言できます。さすがの私もこのパワープレイには白旗を掲げざるを得ませんね。「そうりょく」と読ませるのなら、「soul」の「l」はどこにいっていまったんですか? 「L」が消えたということで、愛は死んだことを意味しています? 海は死にましたか? 今回のJ2優勝候補ではないでしょうか。
来年は何が追加されるのか楽しみで仕方ありません。私は「秋田一体体一田秋」と無駄に鑑文字にして一切理由を説明しないというストロング吉田謙スタイルになると思います。当たったら大館市をください。
それでは同じ街のバスケチームを見てみましょう!
ブラウブリッツとテンション違いすぎんか! ほんとに同じ県なのか!? 「まだまだこんなもんじゃないはず!!」じゃないんだよ。
山形
「ブッチギレ」、「ゼンシン」などイケイケのカタカナ4文字でグイグイ来てた山形ですが、突然の方向転換を行いました。シートベルトしてなかったら、急な遠心力で窓の外に放り出されてしまいそうです。スローガンスイングバイはやめてください。
昨年までのサブスローガンである「YAMAGATA ICHIGAN」を漢字にしてメインスローガンに昇格させました。昇格への並々ならぬ意欲を感じますね。特に説明がないところも好印象です。ただ、デザインも言葉もちゃんとしていて、さらに説明がないとなると特にツッコミどころもないので、これで話は終わりになるんですよね。がんばっていただきたいものです。これからもスタジアム騒乱を示唆した千葉県在住の男性をばんばん逮捕していきましょう。
それでは、みなさんお待ちかねの山形青年会議所のスローガンです!
相変わらず素晴らしい! どれも一級品のスローガンですが、特に山形青年会議所の「NEW Normal, Era, World」が何を言っているのかさっぱりわからなくて最高ですね。NEWが先に来て、それっぽい単語を辞書で探した感が素晴らしいです。山形青年会議所のみなさまは私がずっとスローガンを取り上げてることに気づいているんでしょうか。いずれめちゃくちゃに怒られそうな気もしますが、それまでは頑張りたいと思います。
いわき
昨年は「UNLEASH」という謎英語路線で攻めてきましたが、「さすがにわからなすぎる」という意見をもらったのか、「REBOOT」という今年はわかる感じの英語に変えてきました。これでもいわきのお年寄りで意味がわかるのは2%くらいだと思います。
しかし、説明の自責がすごいですね。「我々はまだ何もできてない。我々はまだ何者でもない。90分間走り続けることも、決して倒れないことも、浜に光を照らすことも、まだ何もできていない。」ですよ。浜に光を照らすこともできてない、とかもはやギリシャの神々の世界になっていますからね。「世界のトップに近づいているのか、離されているのか。」と迷いも感じれます。プレーオフ争いに終盤まで絡んでいたし、そこまで自分を責めなくてもいいのではないでしょうか。もっと反省しなければならないクラブはたくさんありますよ。
そんな迷えるいわきに同じ県の迷いなきスローガンをご紹介します!
もうね、スローガン映像を作っちゃうわけですよ。自分を責める前に、とりあえずスローガンを決める! 映像を作る! 浜に光を照らす! という勢いが大切なわけです。
さらにファイヤーボンズのクラブ概要を見てください。
スローガンっぽい言葉だらけなんですよね。たとえば「成る」を山賊に強奪されたとしても、すぐさま二の矢、三の矢があるというわけです。いわきFCにおかれましても、自分を責めることはやめにして、どんどんスローガンを大量生産していこうじゃありませんか。
水戸
水戸は今年もなしです! 悲しい! なので勝手に作ります。「北関東最後の砦」です。J3に落ちた群馬と栃木の怨念を背負って2025年を戦ってください!
それではバスケチームいきましょう!
え、ミイラ作るの、茨城県こわ……と、未来がカタカナなので、普通にミライをミイラと読んでしましました。ロボッツは死体を乾燥保存しないので安心してください。保存するのは納豆だけです。
また、スローガンはともかくとして、成し遂げる3つの事の筆頭に「チームを強くする」というのが上げられていて私ははっとしましたね。チームを強くする。当たり前すぎて、忘れがちなことかもしれません。Jリーグのチームも今一度初心を思い出して、これをスローガンにしていきましょう!
大宮
レッドブル傘下になりましたが、外資系のチームってスローガンとか作らなそうだよなー、と考えていたら、なんかそれっぽいのが出てきました。「さぁ、始めようか。快進撃を。」ですね。これ、スローガンなんですかね。スローガンはスローガンと宣言してからスローガンしてもらえないとこちらもスローガンできないので、気をつけてスローガンしてもらわないと困ります。外資系でJリーグに慣れてないみたいなので今回は見逃しますけど、次回以降は気をつけてくださいな。あ、そっちのテーブルに「スローガン申請書」がありますので、記入したら番号札取ってお待ちください。
ともあれ、いったんこれをスローガンとしましょう。しかし、イキってますね。「さあ、始めようか。」ですよ。そして倒置法で「快進撃を。」です。今シーズンナンバーワンイキりスローガンとして認定したいと思います。というか、近年になりイキり具合じゃないですか。ブレイキングダウンの試合前くらいイキってますよ。でも、これくらいでいいですよね。「史上最攻」みたいにコケたらずっと言われる感じのスローガンですが、何を言ってるのかさっぱりわからないスローガンよりも、これくらいグイグイ来てくれたほうが面白いです。ダメだった時のお気持ち表明との落差も、千賀のおばけフォーク並になりますしね。
ただ、こういう外資系イキりスローガンを育てて欲しい反面、大宮は独自のスローガン世界を築いてきたのも事実です。もう一度自分を思い出して、「WIN WIN だからあなたが必要だ」(2020)、「ひたむき」(2022)「大宮共闘」(2013)などとイキりを融合し、スローガン言語空間をさらに拡張していって欲しいものです。
千葉
やはり今年もスローガンはなし! 社長もそう言ってたらしいです。
なので、勝手に作ります! 「山形は自動昇格しろ!」です。プレーオフに関わらないで! 来ないでプレーオフ!
それでは、全く関係ないラグビーチームのスローガンを紹介します!
リーグワンのディビジョン2に所属する日本製鉄釜石シーウェイブスですが、どうですか、この力強さ。鉄の波ですよ。もはやスポーツチームというより政治団体の感すらありますが、製鉄会社ならではのスローガンと言えるんじゃないでしょうか。
ジェフも親会社の特性を存分に生かしてもいいんじゃないでしょうか。ご存じの通り、ジェフの親会社はJR東日本です。鉄道関係のスローガンといえば「昇格片道切符」「キセルでJ1へ」「勝ち点もSUICAで払えるようにしろ」など、ぱっと思いつくだけでもたくさん作れますので、ぜひご検討ください。
富山
J3からプレーオフの末に昇格してきたカターレです。昨年が「覚悟」、今年が「不屈」ということで、とにかく気持ちだ、根性と気合いでいけという明確な方向性があっていいんじゃないでしょうか。いいのか? ともあれ、スローガンの後ろのプレイステーション初期のワープ画像みたいな変なサイケデザインと共にいいと思います。いいのか?
さて、カターレといえば、URLアドレスです。ページに飛んでもらうとわかるのですが、URLの一部が日本語になっていて、その最後が「クラブスローガ/」で終了していて、なぜか「ン」が消えてしまっているのですよ。去年もそうだったし、一昨年もそうでした。なぜこんなことになっているのか、どういう意図があるのかわかりません。「ン」を略すことでカターレは少しでも省エネ化しSDGsしようとしているのでしょうか。謎は深まるばかりですが、ともかく「スローガ」というFFの上位魔法にありそうな感じの言葉が来年も出てくるのか、要注目です。あと、富山の来年のスローガは「忍耐」だと思います。
甲府
静かにずっと狂い続けている甲府ですが、今年もすごいことになっています。まず、とにかく話が長い。5組の田中さんは聞いてるうちに貧血を起こして倒れ、隣の手塚君と頭がぶつかって中身が入れ替わってしまいました。
昨年は「緊褌一番」というふんどし界隈丸出しのスローガンでキメましたが、今年は「ソコヂカラ」できました。なぜカタカナなのかは誰も説明してくれませんし、なんで急に底力なのかもよくわかりません。しかし、スローガン界隈とはそのような甘い世界ではないのです。スローガン界隈では質問などをして一瞬でも隙を見せたらすぐに腕の一本くらいは持っていかれます、素人が迂闊に声を出せるものではないのですよ。
ところで、最初このスローガンデザインを見た時に「ンコヂカラ? どういうこと?」と思っちゃったんですよね。筆の勢いが強すぎて「ソ」が「ン」に見えたんです。じゃあ、その「ン」がどこから来たかというと、ここでピンときたんですよ。そう、カターレ富山のURLから失われた「ン」です。犯人はここにいるぞ! 来年はぜひ富山に取り戻してほしいものです。
さて、甲府のスローガンと同系統のデザインとしてはこちらのチームが有名なので見ていきましょう!
朝から脂身の多いステーキをカレーに乗っけて食べてそうな勢いですね。昨年は「新生」で信長の野望に寄せてきましたが、やはりパワー系スローガンとしてはJでは甲府と並んでトップランナーですね。デザインが何かの形になりかけてるのも甲府っぽいです。なんかボウガンみたいですよね。このままこの路線で進化していただいて、金沢は文字を「ありがとう」を集めて「夢」になっているスローガンを作り出して欲しいものです。
磐田
磐田のスローガンは継続です! ロイヤルコペンハーゲンの皿のまま行くようです! なんか見ているだけで美味しい紅茶花伝が出てきそうですね。「謎解きはティータイムの後に」とかにスローガンもしたほうがよいのではないでしょうか?
ただですね、磐田はスローガンの夢を捨ててないのは知ってるんですよ。「磐田 スローガン」で検索するとスローガンのページがあって、「Coming Soon」となってるんですよね。これは近々のスローガン戦線への復帰を目論んでいるのだと受け止めました。待ってますよ!
それでは、惜しくもJ3に落ちてしまったクラブのスローガンを紹介します!
このスローガンを見ていると、あの列車に乗っていきたく、裸足のままで駆け出したくなりますね。J3に落ちた群馬ですが、相変わらずスローガンの唐突さと継続性のなさにかけては右にでるものはいません。昨年は「Evolution Together 日々是進化」ですからね。英語+日本語という点以外に、共通するものは何もないわけです。毎年スローガンを出しながら、スローガンの無意味さを際立たせていくというポストモダンな姿勢には感服せざるを得ません。来年はJ2で堂々と虚無スローガンを公開しましょう!
藤枝
藤枝は継続で「一体感」です。「一体感」は『これだけは覚えておきたい! Jリーグスローガン頻出用語100』にも毎年掲載されているスローガンなので、とても安心感があっていいですね。何かを言っているようで全く言ってない言葉の代表格なので、非常にスローガンに相応しい。
毎年、サブスローガンは変えてくる藤枝ですが、今年は「HIGH ENERGY」にしてきました。一体感とHIGH ENERGYにどういう相関があるのかは説明からは全くわかりませんが、まあスローガンの相関性など気にする人は世界に一人もいませんので、これで全く問題ありません。一体感! HIGH ENERGY! GRATEFUL DEAD! お疲れナマ!
足りないのは動画ですね、動画。全然縁もゆかりもないバスケチームの動画を見習いましょう!
今年も宇都宮ブレックスのスローガン動画の大仰さがすごいです。23秒くらいからですね、雲間にスローガンが発生し、鳥が現れ、花が咲いて、街が輝く感じで、我が故郷の県ながら爆笑してしまいました。どうなってしまうんですか、栃木は。藤枝もこれくらいの勢いで一体感動画を作っていきましょう! 富士山爆発です!
山口
相変わらずハチャメチャ感を全面に押し出してきますね、山口は。昨年は「総力 – 想 ×爽 × 走」と謎に同音文字を重ねてきましたが、今年はそのタルカジャ重ね掛け計画を継承して「ぜん」の重ね掛けをしてきました。そんなところを継承するんじゃない。
今年は全、前、禅、善と4つの漢字を選びましたが、全と前まではなんとかなるんですが、さすがに禅と善は1サッカークラブとして担うのはさすがに荷が重いのではないでしょうか。特に禅ですよ、禅。サッカーという禅から一番遠そうな競技で何をさせようとしているんですか。試合中に座り込んだり、「破ぁ!!!」と一括して波動でボールを吹き飛ばしたりするんでしょうか。寺生まれってやっぱりすごいですね。
それでは同じ街のバスケチームを紹介します!
なぜか2年連続サンフレッチェ広島とスローガンを被らせてきました! もはやこれは偶然と言い逃れすることは不可能です! 広島死闘篇は始まってるぜ! ワシらうまいもん食うての、マブいスケ抱く、そのために生まれてきとんじゃないの! 真のぶちアツは俺だ!
今治
結果的にいわきのパチもんみたいな感じのスローガンになってしまいました。J2で流行っているんですか、「Re」。まあ確かに、ストーリーとしては「再度」がんばっていこうぜ! というほうが盛り上がりがありますよね。J3から昇格してきた今年のスローガンとしては、いいんじゃないでしょうか。来年どうするのか知りませんけど。あと、本当は岡田監督が「Re:日本代表」を狙ってるんじゃないですか。毎回毎回押し付けられて嫌がったふりをしていても、本当は監督を任されることにエクスタシーを感じていたんじゃないですか…?
ともあれ、安定感がありすぎて、ちょっと勢いが足らないですね。というわけで、こちらの勢いのあるスローガンを紹介します。
勢いが違う!! 「わたSHIGA」も含めてよくよく考えたらただのダジャレなのに、勢いだけで押し切れる! スローガンはこれですよ!
徳島
去年から徳島はスローガンを作るのをやめてしまいました。なので、もう言うことはありませんが、いずれスローガンの戦場に戻ってきて欲しいですね。その時にはとびっきりのイカれたスローガンを引っ提げてきて欲しいものです。オススメは2013年に群馬が掲げた「新鮮力 Powered by Freshness」というスーパーの生鮮食品売り場みたいなスローガンです。
それでは、全然関係ラグビーチームのスローガンを紹介しますね!
リーグワンディビジョン2に所属するレッドハリケーンズ大阪のスローガンですが、うーん、大阪の感性よくわかんない!
愛媛
えっ、「己道」を継続するの……? 一昨年、「己超」、昨年は「己道」とカプコンの2D忍者アクション「己」シリーズを発売してきたわけで、今年も新作の「己」が出るはずだと思っていた我々はがっかりです。予想では「己勝」「己海」「己とお前と大五郎」などが人気を集めていましたが、全額払い戻しとなりました。「己道」のどこに執着しているのか我々にはわかりませんが、想像も及ばない深い英知があるのでしょう。ただ、「ONORE-DO」は謎過ぎるので、今年も継続でよかったです。
それでは、同じ街のバスケチームです!
2025年1月31日時点で、オレンジバイキングスは3勝32敗ととんでもないことになっており、B2に逆の意味でヒストリーを作り上げてしまうかもしれません! がんばれオレンジバイキングス! 己道を貫け! あとデカい外国人を獲れ!
長崎
昨年惜しくもプレーオフで敗れてしまった長崎ですが、今年は並々ならぬ意気込みです。TEPPENを獲るという凄まじい決意の元、とりあえずブラジル人をめっちゃ取りました。すでに3人いたのに、2人追加して合計5人です。TEPPENというのはブラジル人の別名だったりしますか? 元日本代表の山口蛍も獲っているので、存分に長崎の力を魅せつけていますね。まあ、J2の時点でTEPPENは無理なんですが、その事実からはいったん目を逸らそうじゃありませんか。
そういえば、同じ「てっぺん」をスローガンにしているスポーツチームを発見しましたので、ついでに紹介しますね!
SV.LEAGUE WOMENに所属するデンソーエアリービーズの今シーズンのスローガンです! 最初、「いただき」と読むのかと思いましたが、どうも選手のコメントを読むと、「てっぺん」らしいんですよね。斬新な読み! ただ、そう読んでるのが山口結可副キャプテンだけなので、もしかして読みが決まってない可能性もありますね。でもいいんです、「てっぺん」でいきましょう! ほら、長崎くんもそう思うよね!?
鳥栖
西のエモ路線の雄だった鳥栖ですが、昨年から完全方向転換です。「高2の時にラップやってたよね?」って同窓会で言ったら「やめてよ恥ずかしいwww 若気の至りだってばww」って言われて悲しい気持ちになってしまった感じです。あのラップの音源、今でも私たまに聞いてるのに……。
そんな悲しい気持ちを表すかのように、「ONE HEART」が消えかかっています。大丈夫でしょうか上から薄くなっていって、これタイムスリップで過去を変えちゃって消えそうになるパターンですよね? 過去に飛んで何したんですか? マンションを運営しすぎたんですか? くそっ、何度やり直してもフェルナンド・トーレスが試合中に全裸になっちまう!!
しかし、そんなスローガンですが、こんな有効な使い方があるとは思いませんでした。
作成されて早々に不倫自粛の釈明に使われる「ONE HEART」の気持ちも考えてあげてください。「へぇ、こういう使い方もあるんだな」じゃない、ないんだよそんな使い方は。
それでは、気を取り直してバスケチームいきましょう!
これくらいぶっ飛んでたほうがいいんですよね。去年に引き続き「SAGA SAIKO」というメッセージを送っていますが、これはアルファベットを何文字か入れ替えて順番を変えると「TASUKETE」になります。説明の「Eの数は佐賀バルーナーズ7年目にちなんで7個にしております」も全く意味がわからなくて最高ですね。サガン鳥栖もこれくらい頭ぶっ飛ばして、「砂岩魂」を掲げてスローガン動画を作成していた頃の本来の姿を取り戻して欲しいものですね。
熊本
昨年は「跳べ」という、家族の命の代わりにビルの屋上から秘密とともに消えてもらう時の言葉でいきましたが、今年は目を閉じて始める時の言葉になりました。これがわかるのは確実にイエモン世代のおっさんなので注意しましょう。
デザインがかっこいいですね! 今までの熊本はどちらかと言えば土着的な熱い感じのデザインが多かったので、こういうしゅっとした感じは珍しいかもしれません。ただ、説明が適当すぎませんか? 「それぞれがSPARKし、火花を弾き飛ばすように突き進む1年」って、もはや何の気持ちも入ってなさ過ぎて、逆に心配になってきます。脅されてますか? SPARKって言えって鹿児島あたりから脅されてますか? なんとか脅迫を乗り切って「闘え」という鼻息荒いスローガンを掲げていたイキり時代を取り戻してほしいものです。
さて、いまだに鼻息荒いこちらはどうでしょうか!?
何言ってんの?(2年連続2回目) 昨年は「ぶちバケろ。」というアゲワードに続いてVOL(=Voltage of Life)という謎の単位を出してきたりやりたい放題でしたが、今年はかなり自重しました。それでも「皆様とともにこのスローガンを育てていきたい」と謎の宣言をしており、さすがの一言です。それにしても、「Bリーグたぎりワードグランプリ」ってなんなんですか。Jリーグもやりたいですね。「発煙筒を投げ込むバイト募集」とかをランクインさせましょう。俺たちの力を見せてやるぜ!
大分
昨年は「三位一体」で3点攻めをしましたが、昇格には届かなかったため、今年は力で押していくことにしました。相変わらずデザインがいいですね、大分は。ぜひ今年も力戦奮闘していただければ幸いです。
スローガン界では頻出の「奮闘」という言葉を使っていますが、この「奮闘」ってのは便利なんですよね。「勝利」とかだと「全然勝ててねーじゃねーか!」というツッコミが来るわけですが、「奮闘」ってのは絶対的な指標がないわけです。あくまで印象のみ。負け試合でも、遅れ気味でディフェンスに入って接触プレーで倒れたらなんか闘ってる感じになるんですよ。「力戦」もそうですね。ということは、このスローガンに死角は一切ないということなのです。
それでは、同じ「闘」の文字を使った野球チームを紹介します!
独立リーグ大分B-リングスです。こちらは去年のものですが、温泉地というポジションを最大限に生かしたスタイルで、とてもいいですね。一番前の監督がなんかちょっとのぼせちゃってる感じの顔色なのも素晴らしい。大分トリニータも来年は積極的にスローガンに湯を入れていきましょう。「力闘湯」とかでいいと思います。
それでは、これで終わりです! また来年!