【再掲】すべてがMになる~マルキーニョス指数と膨張するサッカー宇宙 Remix ver.【2020年追記あり】
みなさん、マルキーニョス指数のことを覚えてますか?
☐覚えている
☐どちらかと言えば覚えている
☐覚えていない
☐私がマルキーニョスだ
2016年3月にマルキーニョス指数に関するトンチキ記事を書きました。しかし、その記事を載せた媒体が消えてしまったのです。なんとか残骸をインターネットアーカイブからサルベージしましたが、せっかく調べて書いた記事が消えてしまうのも忍びなかったので、いっそのことマルキーニョス指数の現状も調べようと思い、追記して再アップしました。
追記以外の部分は内容としては初出とほぼ一緒ですが、データの間違いを発見したところを直したり、表現を多少変えたりしています。まだ読んだことのない人やもう一度読みたい人などはこのまま読んでくださいね。追記部分だけ読みたいという人はそのまま最後まで飛んでください。
マルキーニョスが引退してから5年近くがたち、最初の調査から4年半が経過しました。はたして、日本サッカー界にまだマルキーニョスの魂は生きているのか。とくとご堪能ください。
ケヴィン・ベーコン指数
※この記事は2016年3月25日に書いたものを改訂して載せています。
突然ですが、みなさんはケヴィン・ベーコンという俳優をご存じでしょうか?『フットルース』『アポロ13』『告発』など有名な映画出演作があり、最近では『ブラック・スキャンダル』にも出演してるハリウッドを代表する俳優の一人です。スーパースターではないが、1978年のデビューからコンスタントに主役、脇役として常にハリウッドにいることから、出演作が非常に多数ある名優と言えるでしょう。ただし、ウィレム・デフォーに似ているので、混同しないように注意してください。『スパイダーマン』の敵役はケヴィン・ベーコンではなくてウィレム・デフォーです。
こっちがケヴィン・ベーコン
こっちはウィレム・デフォー
そのケヴィン・ベーコンについて、1994年におもしろいゲームが考案されました。それが「ケヴィン・ベーコン・ゲーム」です。このゲームは多数の映画出演作があるケヴィン・ベーコンをハリウッドの中心に据え、彼との距離でハリウッドの人間関係を探ろうというものです。そこで用いられるのは「ベーコン指数」という架空の数値。ケヴィン・ベーコンと共演したことがあるとベーコン指数1、ケヴィン・ベーコンの共演者と共演したことがあるとベーコン指数2、という具合にベーコンとの距離が決まってくるというものでした。
たとえば、トム・ハンクスは『アポロ13』で共演したのでベーコン指数1、マイケル・J・フォックスは『再会の街/ブライトライツ・ビッグシティ』でダイアン・ウィーストと共演し、ダイアン・ウィーストは『フットルース』でケヴィン・ベーコンと共演しているのでベーコン指数2となります。この方式でやっていくと、ほとんどのハリウッドの俳優がベーコン指数3以内で収まるようです。日本では、平泉成がベーコン指数2(『L change the WorLd』でロン・スムーレンバーグと共演し、
ロン・スムーレンバーグは『Elephant White』でベーコンと共演)だったり、上島竜兵がベーコン指数3(『ヒナゴン』で伊原剛志と共演し、
伊原剛志は『NINJA』でガーリック・ハゴンと共演し、
ガーリック・ハゴンは『バルト』でベーコンと共演)など、意外なところでもベーコン指数が低いところがわかっています。
マルキーニョス指数
前置きが長くなりました。今回の試みは、このベーコン指数をJリーグに適用してみようじゃないか、というものです。なぜ試みるのか、なんの意味があるのか、というのは聞かないで欲しいです。理由は私にもわからないし、この調査にどういう意味があるかなど皆目見当もつかないですし、たぶん意味はないです。こうしている間にも1時間に東京ドーム127個分の森林が消滅しているそうですが、知ったことではないのです。
ともかく、やってみましょう。まずは誰か中心となる人物を作らなければいけません。ケヴィン・ベーコンのように出演作多数ということは、それだけ所属チームが多かったということになります。また活動期間の長さも鍵です。長く所属したということは、それだけ共演者が多かったということになりますので、指数がどんどん小さくなる可能性が高いです。
以上の条件を加味して選んだのは、最終所属クラブがヴィッセル神戸のマルキーニョス選手です。
マルキーニョスを選んだのは、ブラジル人ながらその異常に長いJリーグ歴と7チーム(複数回所属あり)という所属チームが決め手になりました。
J1在籍15年という外国籍選手としては異例の長期間所属は驚くべきものです。ただ、マルキーニョスがいろんなチームを転々とできたのもそのフォワードとしての能力があってこそ。通算得点152点はJ1で歴代4位、通算シュート数1,066本は歴代1位と堂々たる記録を持っています。2016年3月現在は所属チームなしということでこのまま引退という線が濃厚なのですが、まさに2000年以降のJリーグを代表する選手と言っても過言ではないでしょう。
他にも候補はいたのですが、おそらくJリーグ所属チーム数No.1で8チームのバロンは引退してからだいぶ経ってるのもあり、大黒将志はチーム数だけならバロンと同じなのですが、海外での期間もけっこうあるのでやめておきました。あと、なんか「マルキーニョス指数」っていう言葉がかっこいいので、断然マルキーニョスです。
では、マルキーニョスを中心とした宇宙がサッカー界にどのように形成されるのかどうか見ていきましょう。「マルキーニョス・ゲーム」の基本的なルールは「ケヴィン・ベーコン・ゲーム」と同じです。マルキーニョスと所属チームが一緒だったことがあればマルキーニョス指数1、マルキーニョスと所属チームが一緒だった選手と同僚であればマルキーニョス指数2、と換算していきます。(クラブチームのみ、代表は計算しない)
日本代表
では、まず手近なところで我が日本代表の選手たちを取り上げてみましょう。選んだのは2016年3月あたりに代表に呼ばれた選手たちです。
なんと、すべての選手がマルキーニョス指数2以下となってしまいました。マルキーニョスと同僚だった内田や岡崎などの海外組は当然マルキーニョス指数1ですが、Jにはごく短い期間しか所属せずに海外に移籍した武藤や長友、吉田なども含めて、ほとんどがマルキーニョス指数2となっています。もはや日本代表はマルキーニョスファミリー、いやマルキーニョスジャパンと言い換えても過言ではないでしょう。ひそかに中後雅喜が大活躍しているのも面白いですね。中後雅喜ジャパンでもいいかもしれません。
J2、助っ人、新人
しかし、代表選手といえば一流。マルキーニョスも一流なので、自然と一流の選手同士引き寄せ合うというもの。ニュータイプはニュータイプを呼ぶのです。なので、次は決してJ1のスターダムではないけれども、長年J2で戦う土着の戦士たちを見ていけば、自然とマルキーニョスの引力からは離れていくのではないでしょうか?
ここもダメでした。J2所属が長い松下や大久保といったベテランたちもマルキーニョス指数2を記録しています。一度もJ2に所属をしたことがないにもかかわらず、マルキーニョスの支配力はJ2にまで及んでいるのです。もはやJ2ではなくマルキーニョス2部と呼称を変えたほうがよいのではないでしょうか?まあ、それでもジェフはマルキーニョス1部には昇格できないのですが。
では、外国人選手ならどうなのでしょうか?しかも、J1のスター助っ人ではなく、J2にちょこっとだけ在籍している外国人選手なら?
出た!やっとマルキーニョス指数3が出ました!!!他にも2015年の群馬に所属した新外国人のカイケ、アクレイソンも3でした。ただ、この年の群馬はほとんどが在籍1、2年の若い選手と外国人ばかりでかなり特殊な環境でした。そんな若手ぞろいの中、唐突に永井雄一郎が加入したりもしています。時空が歪んでいるので、マルキーニョスとの関りが減ったとしてもおかしくありません。パラレルワールドだった可能性もあります。この頃、群馬に一体何があったのかというと、tonan前橋問題が起こっている最中で(ここでメモは途切れている)
しかし、Jリーグではマルキーニョス指数は3が限界なのでしょうか?4はどうしてもでないのでしょうか。こうなったらもうなりふり構ってはいられません。2015年入団の新人を調べてみましょう。
ダメでした!!ここでもマルキーニョス指数3が限界でした。というか、2015年のJ2では群馬以外では3ですら無理なんじゃないでしょうか、これは。
ここまでいろんな選手を調べましたが、いまだにマルキーニョス指数4という選手は2015年のJリーグでは見つかりませんでした。もし誰か見つけたら教えて欲しいくらいです。こうなってしまうと、もはやJリーグではなくマルキーニョスリーグでもよいのではないだろうか、そんな気もしてきます。友達の友達は友達という言葉がありますが、マルキーニョスのマルキーニョスはマルキーニョス、俺らマルキーニョス生まれマルキーニョス育ち悪そうな奴らは大体マルキーニョス、Suchmosもマルキーニョス。そんなサッカーリーグが僕たちが見ているJリーグなのです。大丈夫です、私はまだ正気です。
マルキーニョスの方程式
では、そんなマルキーニョスなJリーグですが、海外の選手ではどうでしょうか?いくらマルキーニョスが偉大な選手だからと言って、それはしょせん極東の話。サッカーの先進国ではその影響力もないだろう。ここで有名選手をピックアップしてみたいと思います。
人選の理由は毛髪ではありません。2人ともマルキーニョス指数2の宇佐美、香川とプレーした経験があるのでマルキーニョス指数は3となり、同じ理由でミランで本田の同僚であるバロテッリもマルキーニョス指数3となります。ちなみに内田とシャルケで同僚のフンテラールはマルキーニョス指数が2となりますが、フンテラールがマルキーニョス指数2であることがわかったからといって、いいことは何一つありません。
ここまで見てきたことを図に示すと次のようになります。
群馬の川岸やタンケとロッベン、ルーニーはマルキーニョスを中心として等距離にあるということです。川岸、タンケとロッベン、ルーニーが同じ図表に載ることは世界初ですし、自分も初めて見ました。おそらく、二度とないでしょう。ここで言えることは、ロッベンやルーニーがマルキーニョスから離れれば離れるほど川岸とタンケもマルキーニョスから離れていく、逆に2人が近づけば近づくほど川岸とタンケもマルキーニョスに近づくということなのです。これを式にすると以下の通りとなります。
ルーニー×M=2=ロッベン×M=川岸×M=田向×M
つまり、
ロッベン=ルーニー=川岸=田向
※(M=マルキーニョス指数)
海外有名選手
そろそろ現実とマルキーニョスの境目がわからなくなってきたので、最後に世界的な名選手とマルキーニョスとの距離を紹介して終わろうと思います。
さすがにバッジョまで行くと4になりますね。ただ、それでも4以内なんですよね。ちなみに、ブトラゲーニョは1994-1995にラウールとレアル・マドリードで同僚なので、マルキーニョス指数は3になります。つまり、マルキーニョスはブトラゲーニョなんです。違います。
まとめ
もはやこうなったら高校くらいまでサッカーやってた人ならだれでもマルキーニョス指数5くらいには収まるのじゃないか、という気がしてこないでもないので、是非サッカー経験者の方は自分とマルキーニョスの距離を調べてみてはどうでしょうか?小学校でマルキーニョスと同級生だったことを忘れていて、意外とマルキーニョス指数1とかになるかもしれません。
また、これは海外のリーグでやっても面白いです。たとえばプレミアリーグなら、若いころにやたらと下部リーグレンタルドサ回りをやらされたイングランド代表タウンゼント指数、驚異の8チーム所属GKリチャード・ライト、6チームを渡り歩く謎のドレッド男キャメロン・ジェローム指数、7チームを渡り歩く魂の男ガリー・オニール指数などはマニア垂涎の値となるでしょう。
他にも日本を代表する傭兵選手である大黒指数や現役年数を生かしたカズ指数なども調べてみると、似たような結果になる可能性もあります。これらの指数をマルキーニョス指数と共に表にしてみてください。まったく相関がないことを今から断言できますので、是非時間を持て余している方はお願いします。なお、調べるのは死ぬほどめんどくさいので、ご覚悟を!
マルキーニョス指数の現在地(2020.10追記)
さて、上記で紹介したマルキーニョス指数ですが、今読み返してもなかなか面白いですね。マルキーニョス指数2以下の支配から逃れているのが2015年の群馬だけというのが、マルキーニョスが栃木県人だったという秘密を暗示しているのかもしれません。ともかく、マルキーニョス指数がJリーグを席捲していたことだけはわかっていただけたかと思います。
しかし、現在はどうでしょうか?2015年を最後に引退したマルキーニョスですが、上記の記事を書いたのは引退したてほやほやであり、まだまだマルキーニョスとの関りも深い選手も多かったかと思います。ただ、あれから5年。さすがにマルキーニョスの影響力も落ちてきているのではないでしょうか。
そんなことを調べてみました。4年半ぶりにこの不毛な作業をやったのですが、かなりアレですね。どうしてこんなことやろうと思ったんだ。よく気がおかしくならなかったと思いますが、それでおかしくなった結果が今なのかもという気もします。この気づきはよくありません。
2020年時点のJリーグ
まずはJリーグです!前に調べた時には個人を適当に調べたのですが、それだと非常に効率が悪い&恣意的ということに気づきました。「そのチームのマルキーニョス指数が一番少ない人間を調べれば、自動的にそのチーム全員がそのマルキーニョス指数+1以下になる」という定理に従い、全チームのマルキーニョス指数が少ない選手を調べました。余計に作業が大変になってるような気もしますが、そこには全く気付いてないという設定でいきたいと思います。
まずはJ1からです。さすがにJ1、もう引退から5年経っているというのにマルキーニョスとプレー経験がある選手が非常に多いです。面子的になかなか厳しい中、なんとかギリギリのところでマルキーニョス指数が2になるのを防げたチームもありました。特に若い選手が多い大分の松本怜はファインプレー。当人はマルキーニョスのことなんかまったく記憶になく、毎日料理男子してます……と思ったのですが、それは松本怜ではなく、高知ユナイテッドSC所属の松本翔でした!そして、この2人に血縁関係はありません!まぎらわしい!ちなみにこの松本翔も2011-12に横浜FMに所属していたため、マルキーニョス指数は1です。ということは、高知ユナイテッドSCは全員指数2以下なんですね。
他にも、割ととんでもない年代にとんでもない場所で共にプレーしていたりします。武田洋平が2006に清水でマルキーニョスとプレーしていたことなんて、きっと当人たちですら忘れているでしょう。あと、岩下がマルキーニョス指数1なのは、なんかウケます。同じチームでも特に何一つ接点とか影響とかなかった感じがすごくいいですね。
続いてJ2です。さすがに3のところもあるのではないか、と思いましたが、なんと全チームで2以下。そこそこ1のところもありますね。マルキーニョス指数2がチームで一番低い選手の場合、マルキーニョス指数3の選手がほぼ確実に出てしまうのですが(新人とか新助っ人とか)、裏を返せば4以上は1人もいないということ。引退後5年を経てもなおJ2にまでその影響力を及ぼしているマルキーニョスの偉大さがわかります。
しかし、ここまでになってくるとわけのわからん繋がりがありますね。小林大悟とか田中隼磨が2002年に東京Vでマルキーニョスと同僚とか、もはや前世の話でしょ。前前前世で君の名はですよ。あと一番笑ったのは舞行龍ジェームズがレンタルで出されてた金沢でなぜか久保竜彦と一緒になり、その久保が2003年に横浜FMでマルキーニョスと同僚だったことですね。あまりの偶然の連鎖すぎて、コーエン兄弟ですか。スティーブ・ブシェミが途中で殺されてそうです。
もうこうなったらヤケだ!とJ3までも調べてみました。なにがこうなったらなのかは私にもさっぱりわかりませんが、さすがにここまでいけば最小マルキーニョス指数が3のチームも出るだろうと思ったんですよ。ですが、結果は惨敗でした。というか、指数1のチームがそれなりにあるってのはどういうことなんでしょうか。枝村が神戸でマルキーニョスと同僚だったことなんて、Jリーグ公式の記録からも漏れているでしょう。青山直晃が鹿児島でプレーしてることに関しては、もはや捏造の可能性さえありますよ。
確かに危ないチームもありました。一番危なかったのはY.S.C.C.横浜です。ほとんどが在籍3年未満の若い選手ばかり。在籍が長い選手も下部リーグからの叩き上げという状態で、ほぼマルキーニョスと接点なし。ついに最小マルキーニョス指数3のチームが出るか、と諦めかけた時に救世主池ヶ谷選手の登場です。実際のプレーはさっぱり見たことがないのですが、2015-2016に水戸で兵働と同僚だったという奇跡のファインプレー。もはやマルキーニョス指数の殿堂に入れてもいいのではないかという大活躍ぶりでした。あと、高木和正が2003年に広島で茂木弘人と同僚で、その茂木が2014年に神戸でマルキーニョスと出会ったくだりはもはやタイムパラドックスであり、映画化してもいいと思います。クリストファー・ノーランに監督してもらいましょう。水戸ホーリーホック何年分の予算が必要なのかは知りませんが。
2020年時点の日本代表
さて、本日(2020年10月1日)に久々のフル代表が発表されました。欧州組だけだそうですが、楽しみですね。さて、Jリーグはいまだマルキーニョスの支配下にあることがわかりましたが、一流中の一流である代表はどうでしょうか?しかも、全員が欧州組というこの状況。前回の調査では全員がマルキーニョス指数2以内でしたが、今度はどうでしょうか?
結果としては、全員指数2以内でした!!しかし、かなり危ないシチュエーションの選手がちらほら。菅原は2年しか名古屋にいなかったので、同僚では金井だけが唯一の指数1の持ち主。冨安も坂田大輔に救われ、板倉、中山、三好は全員狩野健太だけが指数2への唯一の道筋でしたね。ていうか、狩野健太て。まさか2020年にその名を目にするとは。なんだか古より蘇らせた妖怪を戦わせる呪術師みたいになってきました。
海外育ちとかも増えてくるだろうし、今後は代表でのマルキーニョス支配は厳しくなっていきそうですね。たとえば、今回はファン・ウェルメスケルケン・際が代表に呼ばれてたら、完全にアウトでした(ズヴォレで中山雄太と同僚なのでマルキーニョス指数3)。2以下を求めるためには甲府の下部組織とかに活路を見出さなければいけなかったかもしれません。ユースやくざの出番ですよ(ここの調査結果はTwitterで報告してください)。余談ですが、ファン・ウェルメスケルケン・際ってマダム向けの高級な化粧品の名前っぽくありませんか?
海外選手革命
さて、次に海外有名選手ですが、ここで2019年に1つの奇跡が起こったことをご報告します。端的に言えば、神戸のせいです。
三木谷さんの海外有名選手乱獲戦略によってイニエスタ、ポドルスキを獲得していた神戸ですが、2019年に飯倉大樹を獲得。マルキーニョス指数1の飯倉を獲得したことで、海外へのマルキーニョスルートが一気に拡大したのです。なぜ海外有名選手と同時に飯倉を獲得しているのかはさっぱりわからないのですが、マルキーニョス世界の中ではかなりのファインプレーでした。ついでなので、三木谷さんはそろそろマルキーニョスを現役復帰させてください。ちょろっと出すだけでいいので。
その結果がこれです。海外面白所属クラブ列伝みたいになってきましたが、錚々たる面子が並ぶことになりました。飯倉はこの全員と「ああ、まあ友達の友達みたいなもんかな。笑」と言っていいと思います。なにしろ、アルベルティーニがマルキーニョス指数3なのが面白すぎますね。あと、リケルメとかリカルド・クアレスマとか、あの頃のバルセロナは今のメッシお家騒動とは比較にならないくらいメチャクチャで最高でした。その前はもっとひどかったけど。ちなみにレアル・マドリードはラウール・ゴンザレスが2010-2012にシャルケで指数1の内田篤人と同僚だったことにより、すでに汚染済みです。
あと、トッティとかホアキン、クライファートなんかは他のルートでも指数3(あるいは2も?)がいけそうな気もするのですが、面白いルートのほうを選びました。ヴェルマーレンがレンタルでローマに行って引退間際のトッティに辿り着くとか面白すぎるし、クライファートは何しにバレンシアに行ったんですか。成績調べたら10試合1ゴールとか晩年にもほどがあるでしょう。
おわりに
さて、2020年版マルキーニョス指数はどうでしたでしょうか。引退してから時間が経ったとは言え、まだまだその指数が拡散し、宇宙が広がり続けていることを確信できました。ただそろそろその影響力も限界が出てきてそうなので、新しい指数として謎の移籍マニアの選手とかが出てきて欲しいものです。個人的にオススメなのがペドロ・ジュニオール指数です。ただ、問題は彼のとっ散らかったキャリアを誰が調べるのか、ということだけですね。
では、最後にとても面白いマルキーニョス指数を発見したので、お知らせだけしておきます。プロサッカー界だけにとどまらない、それがマルキーニョスの影響力なのです。
では、またいつかどこかでレッツ・マルキーニョス!