妻の妊娠を機に、夫はどう変わる?
昨年は祖父の死去に始まり、コロナの蔓延で仕事もプライベートも不安定な1年間だった。
しかし、そんな中でも子どもを授かることができ、只今妊娠9ヶ月!出産間近!
それに伴い妻は先月、約10年勤めていた会社を辞めた。
妊娠後、妻は環境の変化はもちろん、出産における体の変化が垣間見れる。逆に僕自身はというと、今後どのような生活や環境の変化があるかもわからない状態。まだまだ自覚も薄い。
心待ちにしている第一子との対面はもちろん、出産までの妻のサポート、その後の環境の変化における自分の役割など、夫として、そして父親としてしっかりと子どもを迎えられる体制にしておかなければ。
そんなことを考えながらすごす年末年始。
残り少ない夫婦2人の時間を大切にしたいと思いながら、こたつに入り、みかんをつまみながら執筆しています。
妻の身体の変化
妊娠が発覚してから常に一緒にいるのに、お腹の大きさの変化がわかるほど、「赤ちゃんの成長って早いんだな〜」と実感。妊娠初期はつわりなどで奥さんは心身共に不安定な状態。「出来るだけサポートを!」と洗い物や洗濯など家事の手伝いをするが、不完全な仕事で妻を怒らせてしまうこともしばしば……。常日頃親の家事を手伝っていればよかったと後悔(笑)。
妻の退職
妻の職業はスーパーの店員。レジ打ちから品出しなど基本立ちっぱなしの体力仕事。妊娠以前の約10年間、持ち前の体力と、人当たりの良さで仕事をこなしてきたが、お腹が大きくなるにつれて、体力的にも仕事を続けることが困難になってきた。しかし妊娠8ヶ月まで仕事を続けた妻には本当に尊敬の念しかない。また18歳から転職することなく続けていた仕事。退職を決断した時はとても感慨深いものがあったと思う。そしてこんなコロナ禍で接客の仕事を全うしたこと。本当に心からお疲れ様でした。
妻が出産に専念、そして出産後も家事と子育てに注力できるよう、自身の役割は、お金を稼ぐこと。そして子育てにも関心を持ち妻のサポートをすること。まだまだ実感が薄い僕は、いまだ仕事とお金のことしか考えきれていない……。
環境の変化
現在は2人でマンションを借りて住んでいる。しかし僕自身が出張が多く、仕事の帰りが遅くなることも懸念して、臨月〜出産後2ヶ月程度は、妻は実家で過ごすことに。そしてその後は僕の実家にて家族と共に暮らす予定だ。
2人でも一緒に住むということは大変なことなのに、自分の両親とも住むなんて、妻にとってはとんでもないプレッシャーだろう……。
実家で暮らすようになった際には、妻のストレスフリーな環境づくりと、両親たちとの橋渡しをしっかり自分がやらなければならない。
夫の心身の変化は…?
妻は、身体の変化や退職、住む場所の変化など、強制イベントの発生で気持ちの変化などを養うことはできる。
しかし夫に関しては、体も変化なく、仕事も通常運転。実家への引越しも長年暮らした家族と再度暮らすなんて全く問題がない。
本当に妻に訪れている強制イベントに関心を持ち共に解決していかないと、これから自分自身にふりかかるミッションをクリアしていけないだろう……。
残り少ない2人の時間を大切に…
コロナ禍の中ではあるが、Gotoトラベルを利用して隣町の旅館に泊まったり、ちょっと美味しいディナーに出かけたり、マタニティペイントを描いたりと、いまは夫婦2人の時間の残りわずかな時間を楽しんでいる。子供が生まれるまでも、生まれてからもまだまだ道半ば。これからも夫婦仲良く脚を揃えて人生を楽しんでいきたい。
デザイナー / クリエイティブディレクター
竹本 純