ドイツに新婚旅行に行った話
「新婚旅行はドイツに行きたい!」
珍しく奥さんと意見が一致しました。
奥さんはパンと可愛らしい街並みを求めて、僕はビールとヴルスト、そしてデザインの原点「バウハウス」を求めて、昨年の秋に行ってきました。
行った感想としては、本当にとても良かった! 街・文化・人柄・料理すべてに胸を打たれた。夢心地の5日間でした。
コロナ禍で、もはや海外旅行が夢のまた夢になってしまった現状への鬱憤ばらし!(笑)。そんな想いで当時の記憶を思い出し、記していきます。
@ベルリン
セントレア空港から発ち、フィンランドを経由した約12時間の空の旅。タクシーを経由して、夕方ベルリンの駅に到着。
むき出しの鉄道、金属感溢れるフロア、めちゃんこオシャレな駅に感動!
道行く車は、ワーゲン、ベンツ、アウディがほとんど。たまに日本車を見かけるとちょっぴり嬉しくなる。また、自転車専用道路があり、電動キックボードがたくさん走っていたのは驚きでした。
お店のビールの銘柄の多さに大感動! ブランデンブルグ門を眺めながら、乾杯! 「ザ・観光地」というところもあり、日本人もちらほら。同じ肌の色の人を見かけると安心する反面、ちょっと夢から覚めた気分にもなっちゃいます(笑)。
@デッサウ
ベルリンの朝。陽が昇り、街が色付いていくエモい風景。また、ドイツは陽が昇るのが遅い感じがしました。上記は8:00頃撮影した写真です。
デッサウに向かう途中の駅。のどかな風がとても気持ちいい。
乗り込む電車に描かれていたグラフィティ。これ絶対公式に描かれたものじゃないよな!? だとしたら一体いつどうやって描いたんだ?(笑)
念願のバウハウス到着! すべてが教科書通りの風景にただただ感動……。日本から旅行に来ていたデザイナーさんと出会ったり、オランダから来ていた方と仲良くなりワインをもらったり(笑)、素敵なご縁がありました。
バウハウス内のカフェにて一服。ビールを飲みながら、「死ぬまでに来れたよかった……」としみじみエモいひととき。
日本でいうと軽井沢のイメージに近いのかも。程よく田舎なデッサウ。のどかで人もあたたかく、とても過ごしやすい街でした。
@ケルン
「ラスボスの城かよ……」と思わず突っ込んでしまったケルン大聖堂。その大きさはさることながら、各所の装飾の作り込みがマジでエグい。
ケルンの夜の街で一杯。言葉が通じなかったり、海外だと色々と神経を使ってるのか、1杯でも結構酔っ払っちゃいます。
街のいたるところにパン屋さんが。プレッツェルは日本でいうおにぎり並みに生活に根付いているパンらしい。値段も安かった。
とあるお店の看板。世界的に有名なキャラクターの中に日本のキャラクターも! ピカチュウではなくピジョットをチョイスしたそのセンスに脱帽(笑)。
@ローテンブルク
「なんだこのシルバニアファミリーみたいな街は!?」奥さんがここに行きたがっていた理由も頷ける。機能性じゃなく完全に芸術性を意識したまちづくり。きっと日本の景観法のような法律があるんだろうな。
マジで異世界に転生した気分になってしまうほど、ハンパないRPG感!
どこを撮ってもインスタ映え! カメラ小僧の腕がなる!
馬車の標識があることにはびっくり。
@ミュンヘン
ラスボスの城の次はお姫様の城ですか…(笑)。古い建物と、新しい建物が混在してるけどそこまで違和感がないのが素敵。
何かと思ったらチーズの塊! 「ハイジで見たことあるやつや!」と学のない感想。
巻き寿司屋を発見! いろんなメニューがあるけど、「マンゴー寿司」なるものが気になって購入。巻き寿司は裸のまま紙袋に入れられて渡された。これが欧米スタイルか……。味は食えないことはなかったけど、もう食べたくないかな(笑)。
@ヴィース/シュヴァンガウ/フュッセン
最終日はツアーに参加。まずはヴィース教会へ。
神秘的で不思議な風が吹いている場所でした。
教会の裏は牧場! まるでwindousのデスクトップのようだ(笑)。
シュヴァンガウ到着。紅葉がマジで綺麗! ドイツというとやはりクリスマスのイメージがあるけど、秋のドイツも最高ですね!
ノイシュヴァンシュタイン城。なんでもディズニーランドのお城のモデルになったとか?
調子に乗って馬車にも騎乗。ちょっぴりビビる。
フュッセン到着。 ここもローテンブルクにも引けを取らない可愛らしい街並み。どこを撮っても写真映えしてしまう(笑)。
最終日の夜は、もう日本食が恋しくなってしまい、日本人の方が経営する居酒屋に。醤油の味がマジで身に沁みる……。
今まで海外旅行はアジアがほとんどだったので、ヨーロッパに行けてよかった! バウハウスに行けたのが何よりの収穫です。いまやコロナの影響で海外旅行なんて行けたもんじゃないですが、「海外行きて〜!!」
また普通に海外に行けるようになるよう祈るばかりです。
デザイナー / クリエイティブディレクター
竹本 純