香川・岡山にいってきた その5~エル・グレコの受胎告知
遅く起きた朝は
さて、もう最終日(普通の週末なので)。楽しく飲んで翌朝チェックアウトは11時だったのでアパホテルの部屋でまったり。今日はこのまま岡山で過ごすか倉敷に行くか尾道に行くか。天気は雨なので、雨でも何とか平気そうで観光も適度にできそうな倉敷に行くことにしました。また、倉敷は観光地が美観地区という名前で集中しているみたいでタイパ的に良いかな思い。。。ということで、チェックアウトして岡山駅から電車に乗って倉敷に向かいました。
高階先生めっちゃすごい
倉敷まで移動する途中、倉敷に関する情報がないのでスマホで情報を検索します。どうやら大原美術館が良さげ。森田酒店はブラタモリでタモリが行ったところ。などなど。そして、大原美術館ではどのようなものが観られるのか検索していたところ、NHKの「日曜美術館」という番組がヒットします。 タイトル 「美を見つめ、美を届ける(2)名画を見る眼 高階秀爾」
どうやらこの高階秀爾さんが元大原美術館の館長さんだったようです。せっかくなので電車に乗りながらNHKプラスで見たら、ナニコレめっちゃ面白いんですけど。ファン・アイクの「アルノルフィニ夫妻の肖像」の話だけでおなかいっぱいなんですが。ちなみに、これがきっかけで今では西洋絵画にドはまりして、YouTubeの「山田五郎 オトナの教養講座」を観まくっています。それはさておき、そんな高階先生が館長を務められてた大原美術館は一見の価値ありなので行くことに決めました。
倉敷駅から大原美術館へ
ほどなくして倉敷駅に到着。お腹が空いたので駅前のドトールでAサンドとアイスコーヒーでお茶してから美観地区に向かいます。美観地区は、アーケードの商店街がしばらく続いて、抜けたところから始まります。少し歩いて右を見ると、Googleで先ほど調べた大原美術館の外観が見えました。美術館の手前にある橋のところでちょっと景色を撮影してから美術館に入りました。博物館や美術館に行った時には、チャンスがあれば解説が聞けるイヤホンなどをレンタルすることもあるのですが、私が行ったタイミングでは、大原美術館では「【特別展】「異文化は共鳴するのか?大原コレクションでひらく近代への扉」」が解されており、それに合わせてか、Voicyの「田中慶子の夢を叶える英語術」というチャンネルの中に「#724【大原美術館特別展】「異文化は共鳴するのか?」三浦館長の解説によるギャラリートーク」という回があったのでこれを聴きながら観ることにしました。ちなみに、なぜこのVoicyを見つけ方というと、大原美術館の館内に入るところにギャラリートークはコチラという、QRコードがあったからです。
結果からいうと、このギャラリートークは、めちゃめちゃ良かったのでオススメです!無料です。
大原美術館
数々の絵画に感動しました。自分の言語化能力が低い説明ですが感じたとこを書いてみます。
エル・グレコ 受胎告知
圧倒的な筆致の迫力がすごい。中央上のところの鳥が良い(鳥の種類はわからないです)。そして、山田五郎さんのYouTubeを観てから思うこととしては、雰囲気がマニエリスムだなぁ~と。受胎告知ってAnnounciationって言うんだ~。
アンリ・マティス マティス嬢の肖像
この顔の明度にとにかく感動。何度も振り返って観たくなる。
ポール・セザンヌ 風景
これがセザンヌか。あの銀と金に出てきた札束の橋を作ったやつ笑
(贋作かもだけど)ゴッホ アルピーユの道
本物か贋作か。見られてよかった。
熊谷守一 陽の死んだ日
今回、一番衝撃だった作品かも。筆遣いが凄い。
短っw。これまで、西洋絵画には全く興味がなかったんですが、朝に見た「日曜美術館」からの「大原美術館」でこれから美術館巡りが趣味になりそうです。
さいごにミュージアムショップへ。記念にポストカードを7枚ほど購入したのと、思わず、高階秀爾先生の「カラー版 名画を見る眼 Ⅰ・Ⅱ」が売っていたので購入してしまいました。これで、いつでもファン・アイクの絵が観られます。写実主義とかルネサンスとかマニエリスムとか印象派とか色々深掘りするのは楽しそう!
そして、今回よればよかったと後悔したのが、大原美術館の前にあるその名も「エル・グレコ」というカフェ。次来れたら絶対に行くぞ!
ということで、美術館を出たら雨がやんでいたので引き続き美観地区を散策してみることにします。
つづく
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