On My Load第7話

第7話
彼女へのメールを送信し終えると、そのまま着の身気のままデジカメを片手に外へ飛び出す。スコールの雨粒が色彩情緒に街を彩っていく。僕は雨音が奏でるベース音にリズムをとりながらシャッターを押し捲る。まるで子供の頃長靴でジャボジャボかき鳴らしたかのように水滴とのコラボレーションだ!!。傍から見ればいい年こいてばかな若者に、映るかもしれないがかまいやしない。傘も差さずに心が濡れていく様に暫しマスターベーションを掻き込む学生と同じ快楽感にふけっていく自分が落ちていく感じで素晴らしいひと時だ。
そしてふとニューロ神経がビビビとあるフレーズが頭の中をよぎる。すぐさま携帯を取り出し言霊を携帯に打ち込む。それはある種神が降臨したかのようにサディズチックに書き散らす。己という羞恥心の塊を惜しげもなくさらけ出した言葉がカルマのように綴られていく。制限文字数が来た所で我に帰るかのように一度
自宅のパソコン宛に送信して完了すると雨も何時の間にかやんでいた。帰り際に何時ものコンビニに寄ってアミノ酸入りの緑茶を片手に帰路につく。

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