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【楽器初心者向け】ぱおん合宿への道
10/5〜10/6でいいかねPalette軽音合宿 aka ぱおん合宿2024に参加しました。
毎回言っている気がするけど、この軽音合宿でしか満たされないものがある
— 樋口聖典(いいかねPalette/コテンラジオ/新型オトナウィルス/愛の楽曲工房/ギチ) (@HiguchiKi) October 7, 2024
音楽である
笑いの要素がある
全国から人が集まる
目的を持った少人数のチームに分かれている
参加者が主体的である
参加者全員が一晩を共にする
成果物に正解がないが永遠により良くする余地がある
他にもまだ要素ありそう
結果、ものすごく楽しかった。部長の樋口さんの言うとおり、日常では感じることができない感情が呼び起こされた。生への活力が参加前後で変化した気がしている。終わってから3日が経つが、Xではイベントを振り返る投稿が続いている。(#ぱおん2024 参照)
目的
多くの人が体験するのが世界のためになるとの思いから、「バンド経験なし」、「知り合い不在」の中参加した結果を記し、参加のハードルを下げ、迷っている人への後押しとしたい。
当方スペック
幼少の音楽体験・バンド経験だけでなく、誰かとの演奏経験もなし
40代突入後、ベースを始め、歴約3年。YouTube動画やオンラインサロン「Mutsumiのベース塾」で一人練習
ツーフィンガー、左手運指など、基本的な動作を行うための筋肉はそれなりに育っている
耳コピ、アレンジ、アドリブはできない。曲を演奏するにはTAB譜に頼らざるをえない
音楽は、割と色んなジャンルを聴く。ライブもそれなりに観に行く。
今回の合宿参加者に知り合いなし。コミュニケーションは苦手
ぱおん合宿2024当日までのおおまかな流れ
2週間前にオンラインミーティング。バンドメンバー、課題曲がランダムで割り振られる。
決定したバンドメンバーと自由曲を選曲
課題曲・自由曲を当日まで、ひたすら練習
適宜、オンラインミーティングで曲のキーや展開、ライブ全体の演出を話し合い。
バンドメンバー
バンドメンバーは7名。うち、4名が合宿初参加。ボーカル、ギター、ドラムは軽音出身で手練。当方含むベース2名はいずれも初心者。
ミッションと練習内容。メンバーと調整したこと
課題曲
課題曲はDeep Purpleの「Smoke on the water」。YouTubeにTAB譜付き演奏動画があったので、それでひたすら練習
当日までに仕上がるか不安なため、メンバーに展開とキーは原曲そのままでやってほしい旨お願い。本番1週間前のオンラインミーティングで、間奏ギターソロ部で、メンバー紹介と各メンバーのソロ回しを行うことが決定。前日にスラップフレーズを捻り出す。恥ずかしながら練習初日の状況を晒しておく。下手くそだなあと思った方は、来年は直ちに参加できます。
自由曲
自由曲はAIのStory。原曲は1番のみ演奏し、その後ロックアレンジへ移行。ベース2名で分担し、当方は、原曲部のみを担当
課題曲が思ったより難しく、着手遅れ。ネットでTAB譜見つからず、耳コピに挑戦しようと思ったが、当日まで時間ないため金で解決(楽譜を購入)。リズム難しいところは諦め、簡略化。
合宿当日の流れ
各バンド各日1時間半ずつ、計3時間のスタジオ練習時間が与えられる。レクや飲み会もあるが、その他の時間でかなり自由に練習時間が確保できる。自由時間はひたすら課題曲の流れを確認する。スタジオは曲を通しながら、展開を確認しつつ、ライブ全体の演出を作り込んでいく。機材を使うのも初なので優しく教えてもらう。楽しい。
楽器の他にシールドを持っていこう。自分はチューナーやエフェクターの電源ケーブルを忘れてしまい焦った。
いよいよ本番
アドレナリンを出しながらやり切るのみ!
結論
初心者でも最高のバンドメンバーが何とかしてくれる。
楽しい。
初心者は当日までに、完璧でなくとも、通しで弾き切れるよう練習しておくことが必要。現地到着後、即スタジオのケースもあり、当日からの練習では間に合わない。
最初のミーティングで自分のレベルやできることを伝えておくことが重要。演奏動画やTAB譜の有無、曲のBPMなどにより、選曲時点で弾けないことが確定する。
楽しい。
偉そうに言っていますが、本番は力みまくって全く練習通りできませんでした。これを読んだ方ができそうだと感じて参加してくれるとうれしいです。
【余談】初心者の参加をどう拡大するか
過去には、初心者枠があったものの、初心者の幅も様々。一から教える必要が生じるなど、参加者の負荷が高く、枠は廃止されたとの話を聞きました。また、参加する側の視点からは、軽音出身者のレベルの高さにビビってしまい参加を控えてしまう気持ちはよくわかる一方、無謀にも自分のような初心者が参加することで経験者が実力の全てを発揮できない申し訳なさも感じるわけです。
今回参加した経験から、新規の参入を増やすための方法を勝手に考えてみました。(実施方式は今回同様の想定)
これを読んでできると思った人は、事前の練習を前提として参加。熟練の皆様には、原曲通りの展開で演奏するなどある程度レベルを合わせることを許容してもらう。(これは今まで通り。前提の確認)
新初心者枠を設定。参加者募集時に課題曲を発表。練習時間を確保した上で当日に臨む。バンドメンバーには経験者を配置し、全員が初心者にならないようにする。(新)
とはいえ、スタジオ使用時間やセットの切り替え、運営の負荷を考えると課題も多そう。いずれにしても40代半ばから初バンド結成するのは困難を極める。結局、難しく考えず飛び込んだ者だけが感じることができる世界なのかもしれない。
練習します。