ギラ日記vol.1 ~帰ってきたヒーローと拭えぬ勝負弱さ~
今年の梅雨は8月なのかと思うほど、雨が降り続いている九州北部ですが、Jリーグは今日も試合が行われています。
さて、先日の激闘から5日ほど経ちましたが、居ても立っても居られず記事を書くことにしました。今回は第24節琉球戦のマッチレビューをしたいと思います。
スタメンはこちら。見えにくくてすみません。(初回なので許して)
中断明け最初の試合という事でスタメンに注目が集まりましたが、何といっても、椿、福森の下半身強靭コンビが帰ってきたことがうれしいですね。
去年、北九州旋風とも呼ばれたチームの主軸として活躍した二人は、メルボルン、大分とそれぞれのチームで経験を積んで帰ってきました。
フォーメーションは4-2-3-1。新加入の椿、福森を左サイドに置き、右に新垣、トップ下に高橋を置くというギラサポとしてはなんて贅沢なと、心躍る布陣でした。
そしてもう一つの驚きは、六平の右サイドバック起用です。これにはお父さんもびっくりしたことでしょう。前半戦も何度か見られた起用ですが、お世辞にも上手くいっておらず多少の不安を感じつつ、、、
さぁ、キックオフ!!
ん、??あれ?何か違うぞ、、、
試合開始と同時に全てのギラサポが明らかな違いに気づきました。前半戦のうっ憤を晴らすかのように攻め立てる北九州。シュートの旺盛、選手の覇気、小林監督の日焼け具合とすべてが見違えるように素晴らしいのです。
一瞬、応援するチームを間違えたのかと思い、DAZNのチャンネルを確認したほどですが、正真正銘それは北九州でした。
島原キャンプで、どれほど監督のゲキが飛んだのかと想像してしまうほど、完成度の高いサッカーを披露していました。
特に気になったビルドアップですが、やっぱり福森すごい。。。
足元の技術に長けている福森がボールを前に運べることで、全体的にラインを押し上げる事が出来てました。これまでだと、中盤で縦の楔が入ったところで、簡単にボールを失うケースが多く、攻めても、また押し返されるという状況が続いていました。
この試合では特にボランチが前を向いてボールを触る回数が多く、特に西村から六平へのサイドチェンジが何度も見られ素晴らしかったです。六平はもともとボランチなので、足元の技術に長けており、終始安定したプレーを見せていました。
その波及効果はピッチ全体に現れ、全員が生き生きとプレーしてうれしかったです。ポジショナルプレーを志向するギラヴァンツにとって、狭いスペースで前を向いてプレーのが得意な選手が多いことは有利に働きます。特に前半戦、左サイドで持ち味を十分に発揮できず、くすぶっていた新垣も右サイドからカットインをくりかえし、まるで水を得た魚のようでした。
夢のような45分が終わりました。前半のシュート数16本は後半戦への期待を膨らませるものでした。
後半疲れが見え始めたギラ戦士たちは、追加点を奪えませんでした。
結果として、2-1で逆転負けしてしまいましたが、収穫の多い一戦になったと思います。失点シーンは目も当てられないくらい酷いものでしたが、若い選手にはいい経験になったことでしょう。(いつまでも言ってられない)
1失点目の壁の乱れ、(椿、避けすぎ)
2失点目は相手の阿部選手のやけくそクロスに対して、失点してしまうという残酷な結果となりました。
一瞬、集中力が切れただけで失点するプロの世界というのは本当に恐ろしいですね。
順位は20位、またこれから頑張りましょう。
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