【交通事故と脊椎圧迫骨折】
~胸椎・腰椎圧迫骨折~
○脊椎圧迫骨折とは
脊椎圧迫骨折とは背骨が何らかの圧力でつぶれ変形してしまった状況です。
当然骨が弱っている高齢者に多くその多くはベットや歩行時の転倒により尻もちをつき直接の圧力が加わり骨折に至るというケースが多いのですが重い物を持ったり、せきやくしゃみをしたりなどのちょっとしたきっかけでなることもあります。
また若い方でも交通事故や高所からの落下などで起こります
○よくある原因
・骨粗鬆症:加齢等により骨の量(骨量)が減って弱くなり骨折しやすくなっているためわずかな力でも生じる
・外傷:強い外力によって椎体に圧力がかかり骨折をおこす。落下転倒や交通事故等
・病的椎体骨折:転移性骨腫瘍など
○こんな症状がでたら・・・
腰や背中に痛みが生じて腰や背中が曲がってきます。痛みの特徴は、寝起きや立ち上がり動作時いたみが悪化します
骨折部がくっつくと痛みは和らぎますが高度の腰曲がりが残ってしまった場合腰や背中の鈍い痛みや疲れが生じ逆流性食道炎のような内臓の病気の原因になることがあります。以下発生原因によってやや症状が違います
○私が脊椎圧迫骨折原因
私は交通事故に有ったときに脊椎圧迫骨折になってしまいました。私が軽自動車に乗っていて右後方を側面から追突されました。数年たちましたがそのときの車の中の情景は今でも鮮明に覚えています。
交差点で左右の確認をして侵入しました。車の後方が交差点から出る頃に事故が発生。ガシャンと大きな音がしたと思うと車が滑って何かにぶつかりました。その後は車がガシャンガシャンと回転した1回転して横倒しになりました。
そのときにシートベルトをしていましたが体が左右上下に振られてあっちにぶつかりこっちにぶつかりしたと思うと背中に鈍い痛みがありました。この痛みと場所はまずいなぁ。背骨折れた
か痛めたかなぁと感じながら車のエンジンを切って脱出しました。
その後事故の警察連絡などの各種手続きや家族・会社に連絡しました。本当に奥さんや両親には多大な迷惑を掛けたと思います。わざわざ北海道の地元から親父がきましたし、出産1ヶ月切った奥さんの為に義理のお母さんが家に来てくれました
○圧迫骨折の後遺症
治療を行ったとしても、圧迫骨折で潰れた背骨の椎体が、完全に元通りに治ることは難しく、何らかの後遺症が残る可能性が高くなります。
腰椎や胸椎の圧迫骨折の後遺症として代表的なものとしては、腰や背骨に生じる局所痛や疼痛、神経が圧迫されることによって生じる手足の痺れや麻痺などが挙げられます。
また、背骨の変形により側弯(そくわん)や後弯(こうわん)などの姿勢の変化が生じる場合もあります。
○どんな治療をしたのか
治療方法は程度にもよりますが代表して4つ紹介します
・骨粗鬆症による軽度の圧迫骨折の場合
コルセットなどで外固定し、前屈(お辞儀する動作)を禁じ、比較的安静にします。
安静にすることで、3~4週ほどでほとんどが治ります。長くても2ヶ月くらいで治る様です
・強い外力による圧迫骨折の場合
ギプスや装具などの外固定で早期に離床し歩行訓練するのが基本になります。
圧迫骨折が高度であったり、骨折部の不安定性強かったり、脊柱管(脊髄部)がすれたり骨片で圧迫を受けていたりしている場合や、いつまでも疼痛が残るものには、手術が必要になることがあります。
私の場合はこの状態でした。折れているのか折れていないのかCTやMRIでわかりずらかったので1週間様子を見ることになりました。そうすると手術をしてもしなくても治療の期間はだいたい同じになるためあまり意味が無いと言われました
○手術療法する場合
・BKP治療(バルーン椎体形成術)
最近行われるようになった最新の治療です。詳しくは手術の解説にて詳しく説明しますが骨折部にバルーンを入れてふくらましその部分に骨セメントを流し込みます。早期に椎体を形成できるメリットがあります。
・椎体固定術
神経症状が強い場合、脊髄を圧迫している場合に金属のスクリューにて椎体の固定を行う場合があります。
○私の場合の治療方法は・・・
・寝たきりの状態で絶対安静。 右左向くはOK うつぶせがNG
痛みは、はじめの二日くらいでほとんど無くなりました。痛み止めの点滴を毎日朝晩二回点滴されていたのでほとんど無くなっていました。痛くないのに寝たきり生活をおくらないといけないということコトが何より苦痛でした
それと何より大変だったのは排泄関係です。汚い話になりますが、小は尿瓶にして大はおむつにしていました。おむつを敷いてもらってそこで排泄しておしりを拭いてもらうという状態でした
○交通事故と胸椎圧迫骨折
健康な体や心はとても大事です。それと気の緩みや運転以外のことで運転にミスが発生したら大きなけがを伴う事故になってしまします。安全運転することは大前提として事故のない運転をしていきましょう
もう二度とこんな思いをしたくないし家族にもさせたくないので運転は十分に気をつけていくようにしたいと思います
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