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I Just Like You, Busters!!(後編)
916が迫ってバスターズへの感謝が募ってきたため、急遽書き出した前後編。過去記事との類似や重複点もあり微妙な出来栄えだが、こうなったら最後までケジメを貫き通すのが漢TKOってもんですよ。
※今記事は前回の続きという事で見出しの数字を繰り上げて表記していくよ
3. ホスピタリティについて
私は根っからの関西人ではなく、数年前に仕事の都合で大阪に引っ越してきたため改めて思うのは、「大阪って出会いの宝庫だ!」ということ。
東京在住の方からするとトンデモ阿呆発言に聞こえてしまうが、長野県から移って来た者からすれば、あまりの文化の違いに目を白黒させられる。
大阪でピロウズのライブがある日には関西中は勿論、東西各地からバスターズが集まってくる。九州や沖縄の方と酒を酌み交わせた事も「大阪」という地の利があるからだ。
加えてツイキャスを開始したことでFF外の方からもある程度認知されるようになり、出会いが増えていく。ここで一つの願望が生まれる。
オフ会ってやってみたいな
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ライブ後の打ち上げを定期的に企画していくようになった。
僕の力だけでなく関西バスターズの協力があってできたことだった。
代表する二名が
「こたみ〇ん」さんと「枕あち〇ち」さんだ。
バスターズネキ二人の持つホスピタリティは僕のそれを完全に凌駕しており、僕はただの発起人、窓口の役目しか果たせていない。
まず、こたみか〇さんこと通称「姐さん」は温かい人柄もさることながら事前準備がすごい
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参加者を喜ばせたい一心で寝る間も惜しんでアイテムを作成してくれる偉大な姐さんなんです。これはとても真似できない。愛が深いです。
音楽談義をすると99%パンクロックの話をされるのですごいよ。
枕あち〇ちさんこと、通称あちこちさんは聞き上手で、テーブルに着けば参加者の話に同調しては爆笑で盛り上げる天才的なゲラである。
知らない話題があれば率直に質問してくるので、卓でおとなしくされてる方もついつい口を挟んでしまう、という有難いおとぼけ役も果たしている。
何よりも出された酒や料理をおいし~く召し上がる姿は、みんなの胃腸を良い塩梅に刺激してくれるので飯が旨くなること請け合いである。
飲み会を企画すると案外女性陣の参加率も高く、既婚者の癖に童貞マインドを持つ私からすれば、この二人の手厚いケアは大変ありがたかった。
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私自身が同等なホスピタリティを持ってバスターズを迎えられるかどうか考えると、なかなか難しいし、今後のことも何とも言えない。飲み会・オフ会などのきっかけを作れたとしても、背後で助けてくれた存在が居たから成り立っていたに過ぎない。このようなヘルプ無しには新たな出会いをもなかったのだ。
4. 音楽について
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出会いを重ねるごとに自分の活動と行動範囲が変わってくる。
誰かに影響されたのではなく、本来の自分が向かいたい方向へと誘われるかのように。
前出にもあったように始まりはネット配信だった。その生放送を継続する上で励みになった存在がいた。
「大野友◯」さんだ。
大野さんはシンガーソングライターの活動の傍ら、ツイキャスでピロウズの弾き語りを披露されている。
当たり前の話だが、自分にとって新しいチャレンジでも先駆者というものは既に世にいて、その対比にコンプレックスを感じてしまう私の悪い癖が疼いてしまうのだ。
ついつい張り合いたくなってキャスの回数を多くしたりアピールに勤しんだのもダサくて懐かしい記憶だ。
大野さんの人柄は優しく素朴なで、純粋に私の活動を熱く応援してくれた。私のコンプレックスについても理解を示してくれた。大野さん自身も路上弾き語りを始めた時に、自分より若くて経験のある存在にうっすら嫉妬したとの事。
本音も明かして互いにリスペクトできた。何回かコラボキャスしてくれた事や大野さんのオリジナルソングを僕がカバーした事も忘れられない。
キャスに限らずスタジオでピロウズをセッションする回数も増えてきた。
それに伴って機材を提供する方々が次々と現れた。こんな奴に期待を掛けてくださる事に言葉もありません。本当に感謝しています。一人ひとりをここに紹介しきれない事をお詫びします。
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最後になるが、バンドメンバーのマエケンを紹介しよう。
元々はピロウズカバーバンド「Slip Owl」のリードギター担当。我ら「Funny Chubby」ではベースを担当、バンド運営も彼に任せている。
元々は関西バスターズの飲み会で知り合った仲だ。彼自身のblogで明かされているが仏僧の家系である。対して私はXで明かしてるがキリスト教出身。
型は違えど似たような境遇に親近感を覚え仲良くなった。彼のバンドSlip Owlのスタジオ練習にも遊びに行き、アコギで参加させてもらった。
彼は僕の声質がミドルトーン強強マンと評価してくれた。若いボーカリストが高音域で勝負するなら僕は中低音域で勝負できるらしい。
数回ピロウズセッションを重ねた後、僕と息子のYTRとで新しいバンドを組まないか、との申し出を受けた。
プロポーズを受けた女性の気持ちに似ていたかもしれない。「そっか〜バンドか〜〜」満更でもない僕の口は横に伸びた。
こうして「Funny Chubby」は生まれた。
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バンドを意識した途端、他のカバーバンドの様子をYouTubeで確認するようになる。
若くてイケてるし、ハイトーンが魅力的だ。僕みたいなふっくらおじさんの席は無いのでは?
「オメーの席ねえから!!」幻聴まで聞こえて不安になってマエケンに何度も確認をとった。
その度に僕とYTRが個性あふれる存在である事、充分に勝負できる事を説き、納得させてくれた。
何度も僕のネガティブな意見を飲み込んで励ますし、バンド・ファニチャビを企画運営してくれるのだから頭が上がらない。
彼はファニチャビの父であり母でもあるのだ。
916を祝って、ファニチャビから一曲を。
去年は息子とバビロン天使の詩を投稿したが、今年はバンドでお届けできるのが嬉しい。
繰り返しになるが、僕一人の持つ勇気、発想、忍耐はたかが知れている。
僕を取り巻くバスターズの仲間たちのお陰でここまで来れている。大した歩みもないけど、それでも足を動かせている。
人生のストレスの大半が仕事や人間関係、家庭から来る問題からだと思う。その山々を越えさせるのは己の信念だったり、パートナーの存在だったり、推しの存在だったりするだろう。
でも僕は同じ推しを見つめる同好の士の励ましと友情に支えられて歩いてこれた。
さわおさんがファンに対して感謝を述べるのとは次元の違いがあるかも知れない。
しかし僕も声を揃えてこう言わせてもらう。