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海外レンタカーで大事故を起こして知ったモロッコ人の優しさ

海外レンタカーでの事故について

レンタカーを借りて2週間半ほどモロッコに一人旅をしに来たのですが、

レンタカーを借りてから3、4日目にして大事故を起こしレンタカーを失いました。

日本での癖で左側を通行してしまい、曲がり角にて対向車(現地のタクシー)と正面衝突。幸い自分含め大怪我を負った人はいませんでしたが、エアバックが作動するほどの衝撃でした。自動車についてもフロントが完全に潰れて自走不能の状態に。

事故直後に現地の目撃者が警察を呼んでくれました。田舎道で事故を起こしてしまったので、警察が来るまで1時間ほど待ちました。

警察を待っている間、自分の過失で事故を起こしてしまった事に対しての反省の気持ちと、命を失わなくて良かったという安堵の気持ちが入り混じったなんとも言えない気持ちでした。

また、現地語(フランス語とアラビア語)を理解できない自分にとっては英語が話せる警察が来るまでとても孤独な気持ちでした。

事故を通して知ったモロッコ人の優しさ

事故現場にて

孤独を感じている中、現地人カップルの女性の方が英語を喋れたので連絡先を交換してくれて「何かあったら連絡して」「怖がらないで大丈夫だよ」と優しい言葉をかけてくれました。本当に救われました。

警察が到着すると事故処理が始まりました。事故処理には2時間ほどかかりました。処理の内容は事故当事者からのヒヤリングとレポーティングなど諸々。

事故処理をしている間、警察の方は基本笑顔で「こういう事故はよくある」「世界が終わるわけじゃない」「日本のマンガめっちゃ読むよ」みたいな感じで気さくに話しかけてくれました。

最終的にはピザをくれたり宿までの迎えの車を呼んでくれたりと、私の過失で事故を起こしてしまったのにも関わらずとにかく優しくしてくれました。

事故後

事故によってレンタカーという移動手段を失ったので、残りの滞在期間の移動はタクシーを使いました。

タクシーの運転手もとにかく優しい。移動中にモロッコで有名なアルガンオイルのショップがあると、頼んだわけではないが止まって買い物をさせてくれたり、景色が良いところがあると止まって写真を撮らせてくれました。

言葉は通じないけど終始笑顔で接してくれた良いおっちゃんでした。

また、レンタカー会社の人もとても親切で、一緒に事故したレンタカーを回収しに小さい町の警察署に行きました。私のせいで余計な仕事を作ってしまったにも関わらず、終始笑顔で宿から警察署までの送り迎えもしてくれました。

レンタカー会社の人と行った警察署では、事故現場で対応してくれた警察たちと再開でき、また気さくに話しかけてくれました。

レンタカーで起こした事故の賠償に関して

今回事故を起こしてレンタカーを潰してしまったわけですが、幸い一番高い保険に入っていたので賠償金を支払う必要は生じませんでした。

保険に入っておいて本当によかったと思いました。また、値段は高いですが大手のレンタカー(Europcar)で予約していたので、その点でも安心でした。

もし保険料をケチったり格安レンタカーを使っていたりしたらと思うと怖いですね。

まとめ

前提として事故は起こさないに越したことはありません。ただ今回、事故をきっかけに現地人の優しさを感じることができたり、小さい町の警察署の様子を知れたり、通常の観光ではできない体験をすることができたものも事実です。

事故以外の場面でもモロッコの人は優しい人ばかりでした。

旅先としてモロッコは本当におすすめです。

レンタカーをする際は保険に入りつつ事故に注意して安全な旅行を楽しんでください!

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