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<MyGO!!!!!Week>6日目:熱い大阪の夜が明けて、迷子たちは日常に戻ったのか!?まだまだ迷子!?~MyGO!!!!! ZEPP TOUR 2024「彷徨する渇望」大阪公演・2024年3月22日(金)~
公開日 2024年 3月 24日
修正日 2024年 3月 26日
●はじめに
感想を書くことがこんなに苦労するライブは久しぶり。「消化できていない」とかということではなく、「INPUTが多すぎた」ということでもなく、「とにかく最高」過ぎたし、「Aブロックはぎゅうぎゅうすし詰めと引き換えに、素晴らしい、至高の景色」を見せてくれた。そして、MyGO!!!!!Weekなので、ほぼ全てリソースを投資してきた。捧げ(させ)てい(ただけ)ることに感謝。大人パワーも遺憾なく発揮し、人生で得てきた権限やあらゆる資産を投下してきた。それでも、そんなものは微々たるそんなフィードバック・リターンに感謝。
●大阪公演/セットリスト
福岡公演から時間も空かないことから、セトリ予想はしなかった。ので、結果だけ載せる。
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●振り返り
思い返すと、愛音ちゃんの笑顔、そよさんの弾き姿、楽奈の指、、、そんな映像ばかりが浮かぶ。演者さんの表情が見える距離でライブに参加できると、客観的にはなれない。いわゆる「後方彼氏面」の姿勢であれば、もっと冷静に観れたのだと思うけど今回は没頭しすぎた。ありがたい。
なんと言っても「MyGO!!!!!Week!」として、1週間すべて目いっぱい迷子たちに沼ると決めたので、受け取り手側の心意気がひと段階ギアが違う。いつも、一所懸命だけどね。
●セトリ構成
「砂寸奏」と「回層浮」でセトリをサンドイッチ!するとは何てエモいんだ!と、福岡公演の感想で書いた。大阪公演は、福岡公演のセトリを踏襲したけど、演奏中の動き、MCなどはより会場の雰囲気を感じ取って、フィードバックしている感じだ。
▼M01:砂寸奏
東京で初披露、福岡で1曲目と続いて、大阪でも1曲目。停滞は衰退と同義である、となぜかわからないがそう感じた。迷子集会#66では、立希が「ライブハウスで映える曲」と言っているように、ZeppTourありきで準備された1曲なのだろう。
愛知公演でも当然披露されるだろうし、1曲目にあることで一体感やグルーブ感があっという間に醸成されたと思う。福岡と大阪はこの点が良かった。
作詞 :藤原優樹(SUPA LOVE)
作編曲:槇島隆人(SUPA LOVE)
※684,646 回視聴
※2024/02/12 MV公開
▼M02:影色舞
碧天伴走からの影色舞、砂寸奏からの影色舞。潜在証明からの影色舞やカバー曲からの影色舞。どんな曲からでも一瞬で会場を一つにまとめるパワーがある楽曲。初MyGO!!!!!の方でも「なんか楽しい♬」って気分にさせてくれる。何も言うことはない。音に乗り、音に舞え。
▼M03:迷星叫 →M04:碧天伴走 →M05:壱雫空
「壱雫空」「詩超絆」「迷路日々」「迷星叫」「碧天伴走」「栞」と、この6曲がTVアニメ「BanG Dream! It's MyGO!!!!!」の挿入歌、OP/ED曲たち。
▼M06:名無声
ライブの1曲目。ナンバリングだけなら3rdと4thの1曲目だった「名無声」のみ2回チョイスされている。この1曲がMyGO!!!!!にとって大切な楽曲であることが分かる。
作詞 :藤原優樹(SUPA LOVE)
作編曲:金崎真士(SUPA LOVE)
※448,544 回視聴
※2022/11/15 MV公開
※補足
・アニサマ、リスアニ、ANIMAXなどを含めれば、「無路矢」、「壱雫空」、「迷星叫」などが1曲目に2回ずつチョイスされている。
▼M07:潜在証明 →M08:君の神様になりたい。
3rdと5thでもこの順番で披露されている、定番の流れ。親和性が高い組み合わせで、燈の気持ちも繋がりやすいのかもしれない。短歌の上の句、下の句、とでも表現できる。
3rdの潜在証明が公式youtubeで公開されているので、改めて観る。フードを被る燈、血を吐くようにすべてを吐露するステージング。ZeppTourではステージ上に蹲る燈、Vo.に目がいく。
でも、ぜひベースを観て欲しい。そよがとても激しく、そして美しい。燈のポエトリーリーディングをしっかり支えるベース。
そして、君の神様になりたい。初音ミク、メガテラ・ゼロ、MyGO!!!!!の3つを聴いてみる。原曲が素晴らしいことは言うまでもない。人混みを避けるようにゲームセンターに駆け込む僕、太陽を避けるように地下通路へ逃げ込む僕、そんな無力な僕は、自分しか見えていない僕は、僕でも君を救いたい。
君の神様になりたい。
原曲:作詞/作曲/編曲:カンザキイオリ
▼M09:歌いましょう鳴らしましょう
一転して、前向きな1曲。少年少女が持つ特有の悩みを吹き飛ばす、思考回路がラテン系。歌え!鳴らせ!それが音楽だ、なんて「碧天伴走」や「影色舞」に近い印象を受ける。
木下龍平さんには、もう1曲作ってもらいたい。このカバー曲を越える1曲を。セトリの流れに変化を与えたり、ガラッと雰囲気を変え、できれば前向きになれる応援歌を。
▼M10:音一会
ましょましょの「BPM222」に続けて、「BPM200」の音一会。4thではアンコールを含めると2回も〆曲に選んだこの曲は、疾風怒涛。燈の声がラストに映える。
「間違いじゃなかったと」
「思えたぁ~」
「そう君がぁ~」
「いたからぁ~」
と、3回の張り上げから
燈 「あぁりがとうぉーおぉー」
会場「who-oh-oh, who-oh-oh,,,」
なにか大団円を迎えたような気にさせる、満足感があるラストである。5thでは「迷星叫」、12thでは「人間になりたいうた」と続いた。実際の演出としては時間を空けたりして、余韻を味あわせてくれる。今後も中締めとして構成される1曲となるのではないだろうか。
▼M11 :迷路日々
心地よい余韻の中で聴く「迷路日々」は、なんとも心地よい。観客も思い思いにリズムに乗っている。そういったことを許してくれる、優しい楽曲なのだろう。
TVアニメ「t’sMyGO!!!!!」では、実質最終話となる12話のバンドシーンで披露されている。「迷星叫」→(MC+ANONハート♡)→「迷路日々」→「碧天伴走」という構成のライブ。
迷路日々は、12thのタイトルとなる”ちいさな一瞬”の歌詞も印象的だ。一生バンドをやる、MyGO!!!!!になった瞬間。確かに、迷子たちの骨格となる大事な1曲。
やはり、迷路日々は優しく受け止め、そっと次へつなげてくれる一服の清涼感。「さあ、〆の曲は何が来る」と思わせてくれる、にくい奴だ。
▼M12:回層浮
迷子集会#66を聞くと、「燈の歌詞を見た立希がインスピレーションのまま曲を書いた」ということになっている。壱空雫の作曲をされたhisakuniさんによる1曲。
深夜まで歌詞を書き続けている燈が、いつのまに机に突っ伏している。不意に場面が変わり、精神世界、深層空間の中で夢をみている。夢の中でも歌詞を書き続けたい、想いを綴りたいのにうまくいかない。
まるで、夢の中では走るのが遅くなるような、もと来た道に戻りたいのに戻れない!といった不安、追われている何かから逃げなきゃ!といった焦り。藤原さんのリアルが数%くらいは含まれている気がしないでもない。
しかし、燈としてならば、これまでの自分に縛られている。自分の歌詞が、新しいものを生み出す邪魔をしている。成功体験による、新規創造を阻む心の壁。つまり、失敗が怖くなっている。
成長し続けなければいけない、停滞は衰退の始まり。厳しいビジネスの世界にでもいるかのような、それほどまでにヒリヒリとするような歌詞。そんな歌詞に、雨上がりの空に鮮やかな虹がかかる情景を想起する曲を作ったhisakuniさんが曲をつける。
作詞 :藤原優樹(SUPA LOVE)
作編曲:hisakuni(SUPA LOVE)
※213,737 回視聴
※2024/03/19 MV公開
メンバが顎を上げて上を見上げる、そんな姿が何度か見られた。水底から浮き上がるような、そんな心象を表しているのだと思う。そこはわかる。ただ、この曲を聴くとモヤる。モヤモヤする。
「To Be Continued」と言われているみたいだ。続き、続く。次回は、謎解き回ですっきりさせてあげる、とでも言うように。福岡と大阪、それぞれ満足感はあるが、改めてこの曲だけを振り返ると消化しきれない原因の1つなのかもしれないと考えるようになっている。
▼アンコール前の中の人MC
スーハースーハーハー、って林鼓子ちゃんしてたよね。「すいとーと♪」も良かったけど、凛ちゃんの関西弁がグッときた。安売りしないANON♡もなんか手玉に取られている感じが悔しくてうれしい。
このMCがあるからこそ、MyGO!!!!!ライブはより魅力的に感じられるのではないだろうか、なんて思うくらい等身大。
▼EN1:無路矢 →EN2:焚音打
振り返るだけでも、こんなにお腹いっぱいだ。それでも、MCで一度リフレッシュしてしまったので、またエネルギー満タン。
「焚音打」のMVを見返していると、[00:39]付近。一瞬、凛ちゃんが映るんだけど、「え!?髪切った?」。そう見えるカットがある。そう見えるだけなんだけど、グッとくる。その一方で、思い込みや一方的な期待、そういった偏見やフィルターみたいなものに自分自身も侵されているのではと急に怖くなった。
焚音打といえば、「迷うことに迷わない」という歌詞が印象的。5thのライブタイトルでもあり、〆の曲として披露された。確かに、この曲にも大団円感がある。
会場のみんなが、燈にあわせて拳を突き上げる。そして、声の限り叫ぶのだ。挙げたこぶしは、振り下ろすためではなく。MyGO!!!!!の音をつかみ、掴んだ熱を逃さないため、何より自らの気持ちの表明であるのだ。
it's the blazing our sound
we all sing out with the same heat
we will go with our song
yet still tomorrow is unknown
それは燃えあがる僕らの音楽だ
みんな同じ熱量で歌おう
僕らは僕らの歌と進もう
まだ明日は分からないのだから
「焚音打」
作詞 :藤原優樹(SUPA LOVE)
作編曲:長谷川大介(SUPA LOVE)
長谷川さん、「迷星叫」の作曲をされている。ありがとうございます。
▼当日物販で思ったこと
①ブシロードカード会員になろうかな!?
物販でも優先があるし、MyGO!!!!!デザインもあるし、年に1回使えば年会費も無料だし、あまねすがCMしてくれてるし、いいことばかリじゃないか。炎天下で物販列に並んでいると、そんなことを強く心に思った。
MyGO!!!!!ライブでは、海外の方が本当に多いので、①スタッフとの言葉/コミュニケーション、②購入点数がやたら多い、という点で購入に時間がかかる。どちらもしメリットもあることなので、仕方ない。
②物販は事前購入がいいのではないでしょうか!?
ライブ会場に行くと、財布のひもが緩む。ゆるみまくる。福岡でも、大阪でも「5,000~10,000円/人」くらいがボリュームゾーン。それでも、1時間並んでランダム整理券、そこから並びなおして(運が良ければ)1~2時間で購入。
体調万全でライブに望みたい派なので、ライブ前に「当日物販で4~5時間過ごす」というのは正直厳しい。いや、並んでる時間も楽しいことはあるんだけどね。
今回は、ライブ会場限定(スマホの位置情報)でボイスストーリーが配信されていて、3~4分のボイスストーリーをずっと聴いていた。今回も「らしい!」って感じのストーリーで楽しめた。
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ほぼ1日をMyGO!!!!!のために過ごすと、やっぱり気分は盛り上がるし、気合も入る。良いことも、ちょっと辛いなーってこともあるから、自分が納得する方法を選べばいい、ってのが結論。
③メモ帳はアリ
物販待機列に並んでいたら、メモ帳を取り出して何かを必死に書き込んでいる方がおられた。「令和にメモ帳!?」、「アナログすぎひん?」とか瞬間思ったけど、意外とありかも。
ライブには身軽に行きたい派なので、タブレットは持てない。でも、感じたことはメモっておきたい。音声アプリとかメモアプリ使っていたけど、もどかしいし、マインドマップみたいに繋がりや連想して書きたい時なんかは難しかったんだよね。
あとで、文字起こしするのは手間なのが難点だな。
▼え!?会場内でカメラ!?
違法行為。SNSでタグを追ってみると、撮影NGってあるのに平気でステージ上の写真をアップしている奴がなんと多いことか。アップしてない奴がおると考えれば、どんだけおるんだ。
開演前も開園後もプラカード掲げて、ずーっと撮影も録音もNGって言われてるんだから守れ!とは思っている。
大阪公演ではさらに驚愕!?カメラで録画。。。だと。これが事実かどうか確認がとれなかったので、これ以上は言及できない。けど、ダメだ!運営が言っているんだから、ダメ。違法行為はぜったいダメ。
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●最後に
<MyGO!!!!!Week>も6日目。ラスト1記事。公開していない記事は、倍以上ある。全然まとまらないから、書きなぐっている。1つ1つ思い出し、1つ1つ点と点を結び付け、理解できる言葉にする。
#MyGO !!!!!