ヒメアノ~ルは、エログロ映画、見るのは覚悟して。
V6森田剛の犯罪者ぶりが恐ろしい。
こわーとなる。
あの森田が・・・あの童顔の爽やかな森田が、ものすごく恐ろしい犯罪者になる。彼の顔の整いがまた恐ろしさに拍車をかけている。
何が怖いって、殺す相手を選ばないところだ。
出会う人、出会う人次々と殺してしまうため、「あ、また殺すのかな?」とハラハラしっぱなしだ。
彼をムカつかせてはいけない。狂気の殺人鬼だ。
警察が森田に簡単に殺されてしまうシーンは、正直呆れてしまった。警官、もっと警戒しようぜ。あんたらの仕事は警戒だろうがよ。人んちに入って、油断するとか問題外だぜ。仕事こなせよ。根性で、せめて相打ちにせよ。
それから人って簡単に他人の家に忍び込めるんだね。窓を割って、鍵を回して内側から開ければ、2階からでも侵入可能。正直そこまでされたらどうしようもないかもしれないから、恨まれないように清く生きたほうがいいね。それから普段から警戒は怠らないほうが良いね。
なにはともあれ、最初のエンタメシーンから後半のクレイジーぷりへの変化に心がついていくのがおじさん大変だったが、いい意味で大きく感情が揺さぶられた。いい感じに不安を煽る音楽も、後半にかけてのグロ要素満載の構成も非常に面白い映画だと思う。
森田は子供のときに酷いいじめにあっていた。いじめの回想シーンはとても痛々しい。みんなの前でオナニーさせされたり、うんこを食べさせられたりと胸が痛くなる。いじめというものがその人の心に深い傷を残し、その人のその後の人生をぶっ壊してしまうことがあるのだとうと感じた。STOPいじめ!
ちなみに本作は16禁だが、殺人シーンが多いため18禁にしたほうが良いレベルで、トラウマになる可能性あり。
グロシーン
・指した相手を車で轢く。
・背中から何回もザクザク刺す。
・ほっぺたを銃で撃ち抜く。
・心臓を突き刺す。
・車が衝突し、足がもげる。
グロ好きには物足りないかもしれないが、グロに抵抗ない人はショックを受けるかもしれない。かつてグロ映画を見漁ったことがあったが、最近はご無沙汰だったので、割とショックを受けた。
ちなみにエロシーンは、程よいレベルだった。
女優の顔が可愛すぎなくて、映画に入り込めるレベルでちょうどよかった。そして岡田が童貞という設定なのも面白い。童貞が少し可愛いこと付き合うと、メンヘラになるのはめっちゃ共感できる。経験人数聞いたりするのわかる。自分との恋愛経験をどうしても比較してしまうんだよね。自信がなかったかつての自分を思い出した。
そこの映画は童貞の気持ちに慣れたり、いじめられた人の気持になれたり、片思いの人の気持になれたり、童貞と付き合う人の気持になれたりするたくさんの感情が入り混じった映画である。少し暗めの映画とも言える。
だが薄っぺらい映画ではないので、エログロがあるが見る価値が十分にあると感じた。意外と考えさせられるね。