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いつの間にか機能が追加!コスパ抜群のMicrosoft 365 Business Premium

2023年4月1日に価格改定がありました → 2023年版はこちら

突然ですが、皆様は「プレミアムフライデー」を覚えているでしょうか?

"プレミアムフライデーは、2017年(平成29年)2月24日から始まった日本政府と経済界が提唱した個人消費喚起キャンペーンである。 博報堂が事務局を受託し、月の最終金曜日(月末の金曜日)に合わせ、民間企業や公共機関が社内向けと社外(顧客)向けのイベント・セール・ポイント還元などのキャンペーンを行っている。 略称はプレ金。"

出典:ウィキペディア

「毎月末金曜日は午後3時(15時)に仕事を終えて、普段より少し豊かな時間を過ごしましょう』ということで、主に飲食店や観光業で多くのキャンペーンが展開されましたが「月末は繁忙期を迎える企業が多い」「早く帰っても仕事は減らない」等で、ほとんど定着せず、さほど盛り上がりのないままフェイドアウトした感があります。しかし、今もなお、公式サイトは更新され続けています。https://premium-friday.com/

「それがどうした?」と言われそうですが、実は本記事の公開日は7月の最終金曜日、、、つまりプレミアムフライデーなのです!ということで、かなり強引ですが、今回は Microsoft 365 Business プランの中で最もプレミアムでコスパ抜群の Business Premium  プランを紹介します。


Microsoft 365 Business Premium プランとは?

中小企業向け Businessプラン(最大ユーザー数 300人以下)における最上位サブスクリプションで、¥2,390ユーザー/月 で利用できます。 

https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/business#coreui-heading-hiatrep

ざっくり言うと、Microsoft 365 におけるセキュリティ強化をリーズナブルに実現できるプランです。Business Standard と比較すると、プラス ¥1,030 ユーザー/月 で、メールと予定表(追加オプション)高度なセキュリティデバイス管理 が利用できます。

何ができますか?

1. メールと予定表(追加オプション)

通常のメールボックスとは別にアーカイブメールボックス(50GB)が使えます。加えて、DLP(Data Loss Prevention/データ損失防止機能)により、機密情報や重要データの紛失、外部への漏えいを防止できます。
Exchange Online Archiving サービス

2.高度なセキュリティ

① 接続の制限、デバイスレベルの保護(MDM)、アプリレベルの保護(MAM)、データの暗号化等ができます。
Enterprise Mobility + Security (EMS)E3

EMS によるエンドツーエンドの保護

② メールに添付された未知のマルウェアやウイルス、メール本文やドキュメント内の有害なリンク、フィッシングメールなどの脅威から保護します。
Microsoft Defender for Office365
※詳細はこちらの記事でも紹介しています 

3.デバイスの保護

エンドポイント(組織のデバイス)の操作や動作を監視、ランサムウェア、マルウェア、フィッシングなど様々な脅威から保護します。
Microsoft Defender for Business

どのくらいお得ですか?

上記 1.〜3. のセキュリティ機能は、Business Standard に4つの単体プランを組み合わせても実現できますが、単体プランの合計金額は ¥2040 となり、Business Premium の差額(¥1,030)よりもだいぶ割高です。 Business Premium でまとめるのが賢い選択だと思います。

おわりに

Microsoft 365 Business Premium は 2017年11月に 旧名称:Microsoft 365 Business として提供開始されました。その後、いつの間にか(段階的に)新機能が追加されて現在のサービス構成になっています。

  • 2018年4月〜Exchange Online Archiving、Azure Information Protection P1

  • 2020年4月〜Azure Active Directory Premium P1

  • 2021年3月〜Microsoft Defender for Office365

  • 2022年3月〜Microsoft Defender for Business

また、今回は割愛しましたが、シャドーIT の検出・制御(Microsoft Defender for Cloud Apps)、Azure Virtual Desktop のライセンス利用権(Windows 10/11 Business)なども含まれており「こんなにお得でいいの!?」というくらいコスパ最強(個人の感想です)のプランです。

新規で Microsoft 365 を導入する場合はもちろんですが、既に Business Basic や Business Standard を利用中の企業も、サブスクリプションの次回更新タイミングで Business Premium へのアップグレードを強くお勧めします。

機能やメリットは理解したが、環境設定等は自力では難しい…という場合は、当社でもお手伝いができるのでお気軽にご相談ください!
では良い週末を!