無駄
こんにちは。今週もよろしくお願いします。
皆さんは「働きアリの法則」をご存じでしょうか?
「2:6:2の法則」、あるいは「パレートの法則」とも言われますが、
・働きアリの中で、よく働くのは2割、普通に働くのは6割、働かないのが2割
・よく働く2割のアリが、必要な食料の8割を運んでくる
というものです。
人間界でも、「組織の中の2割の人が、成果のうちの8割を創出している」と言われることがあります。
これだけ聞くと、働かない2割のアリはけしからん、という話になります。ですが、この法則には続きがあります。
・良く働く2割のアリをコロニー(集団)から除くと、残りの8割のアリの中で、また新たに2:6:2に分かれる。
・逆に働かないアリだけを集めても、同様に2:6:2に分かれて、8割は働きだす。
また、働かないアリは、普段働くアリが疲れて動けなくなったら働くようになる、という研究結果もあるそうです。
つまり、普段は働かないアリも、長い目で見ると集団を維持するために必要な存在であると言えます。
仕事の世界では、成果を生み出すことが求められます。当然、組織に所属する全員が頑張ることや、効率的に物事を進めることが求められます。
一方で、効率だけを追いかけると、どこか窮屈な感じがしたり息苦しくなったりすることもあるのではないでしょうか?
長い目で見た時には、一見無駄に見えるモノも実は無駄ではなく、それは「余白」である、とも捉えることができます。
こんな時だからこそ、余白を大切にする気持ちは、常に持ち合わせていたいと思います。
(一方で、無駄を「必要な無駄」と「無駄な無駄」に分けて考えている時点で自分本位だな、と感じる部分もあるのですが)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。