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noteがきっかけで埼玉から札幌のアイドルへ会いに行って3回泣いた話

あらすじ

2024年10月に藍沢さんに一目惚れならぬ、一記事惚れをして縁切榎へ行った僕は、10月時点で1月の飛行機とホテルのチケットを取った。まだライブのチケットすら取っていないのに。

その後、当初の予定よりも前倒しの12月に初対面を果たす。

かぎしろの東京遠征では、初めてアイドルとチェキを撮り、藍沢さんが可愛くて話しやすかったり、20秒動画に悶絶したり、単独公演で運良く最前を引いたりした。そしてチェキが8枚に増えた。


そして、北海道行き当日を迎える。


札幌駅の建物から外へ出た時、頬と耳がヒンヤリとした。

そして空気を吸った時、自分の応援している人はここで生活してるのだと思った。

慣れない雪を踏みしめて、五感を研ぎ澄ませて歩いた。北海道という土地を全身に感じたかったから。藍沢さんと同じ景色を見て、どんな光景で生活をしているのかが知りたかった。


1日目の生誕祭ライブ前日は、喫茶こんに向かった。

藍沢さんが行きつけの喫茶店で、度々話題に出てくるので札幌に行ったら絶対に行きたかった。

クリームソーダ
こんごはん(チキンソテー)

スノーブーツを履いて慣れない雪道を歩いたのと、移動の疲れもあったのかもしれない。

それを溶かすような温かい雰囲気と穏やかな空気に包み込まれ、クリームソーダを飲みながら思わず1人で泣いてしまった。

北海道は食べ物(回転寿司、ソフトクリーム、セコマ、牛乳など…)が全部美味かったけど、喫茶こんのクリームソーダとこんごはんは心に沁みる美味しさだった。

また行きたいな。


2日目は、おたんじょうびらいぶ当日。

入場時に黒い封筒が配られた。

中身は「1月19日のあたまのなか」というタイトルの文章が印刷されたプリントが入っていた。本人から提案し藍沢さんのポケットマネーで作ったそう。

そして開演前のフロアでこの文章を読んで、すでに涙腺にキていた。


ポーズの小指はクリームソーダのさくらんぼをイメージしたそう。このために作られた衣装はとても惚れ惚れした。

セトリは、今まで見たことがない曲の「雪の降る街」を北海道で見れるのが良いな〜となり。

藍沢さんのソロのカバー曲では、東京事変「落日」、CYNHN「いいおくり」を歌った。

原曲の持ち味を保ちながらも、自分の曲のように澄んだ声で歌う藍沢さんは、優しくてカッコよかった。ここで涙腺が決壊しかけた。

そして6曲目の明るい曲調の「夢の先には」で、涙がツーっと流れた。「桜色Letter」まで泣きっぱなしで見てた。

「プロローグ」のメンバーコールでは、誰よりも大きな声で「みうちゃん!」と声を出した。

限りなく白くでは珍しいアンコールまで発生し、思い出に残るライブだった。

なにより藍沢さんが好きな人で後ろまでいっぱいに入った空間が、とても居心地が良かった。


後ろの人でも楽しめるようにと、7cm底上げした靴でパフォーマンスをし、20cmほどの台座をステージの前に設置する藍沢さん。

黒い封筒もそうだけど、こういうところに好きになった理由が詰まっていた。


アイドルという存在に対して誰よりも真摯に向き合っていて、人より繊細な感性を持っていて、誰でも楽しめるように考えていて、エゴサ魔なあなたが好きです。

特典会では、色んなことを話した。

「初北海道だもんね」
「スノーブーツ買って良かったでしょ?」
自分「めっちゃ良かった」
「数日前までツルツルだったの」

第一声がスノーブーツの話題だとは思わなかったけど、すごくらしいなって思った。

自分「今日来てよかった」
「ありがとう」
「この人衝動で飛行機取ってないかな?って思って」

ライブ中に泣いた話をしたら、
「なんか泣いてる?って思って」
「こっちも泣きそうで、『いいおくり』の時はお客さんの顔を見ると泣きそうだから、空中を見た」

「本当に出会えて良かった」

存在を知るきっかけの縁切榎の話もした。

「あの神社行ってなかったら今でも社畜してたかもしれない訳だし」
「あの神社行ってなかったら出会えることもなかった訳だし」

「旅疲れには気をつけて」

「また東京で会えるよね!」
「前までかぎしろって中々東京行けなかったんだけど、応援してくれる人が増えたから行けるようになったの!あなたたちのおかげ!」
自分「また東京で!」
「最後まで北海道楽しんでね!」


北海道を時間いっぱいまで、めいっぱい楽しんだ。良い土地だなって思った。
寒いけど、心は温かくて、東京とはまた違った魅力があった。


帰りの飛行機で、黒い封筒の中身を見てまた泣いてしまった。

泣きすぎだろって思うけど、そういう自分も悪くないなって思う。


神様はいるか?って言われたら僕は信じる。

だって、縁切榎に行ってから人生が変わったから。

本来なら交わらなかった運命を捻じ曲げて、藍沢さんという縁を引き寄せてくれた。

正直なことを言うと特典会で藍沢さんから「この人衝動で飛行機取ってないかな?って思って」って言われた時はドキッとした。図星だったから。

でも後悔はしてない。北海道に魅力を感じながらも、その土地を踏むことなく人生を終えてたかもしれないから。


藍沢さんのnoteで印象に残ってる文があって。

生まれ育った環境、土地、かけられた言葉、受けとった愛の形。いろんなもので私たちはできていて、どう頑張っても変わらないものもあるし、自分の力で変えられるものもある。それを体現するアイドルになりたいです。

すごく藍沢さんらしい文章だと思う。

体現するアイドルになれてるよ。


僕と藍沢さんは、

1枚1500円の特典券を買って話せるアイドルとファンという関係であり、

同じnoteを書く者としてライバルのような関係であり、

SNSでたまにいいねを押し合う関係であり、

思考の部分においてどこか同じ匂いを感じる人間同士の関係である。

そう思っています。


最後に自分が初めてライブで聴いてから、節目の時に思い出す曲がある。

「あなたに会えてよかった」なんて
どうでもいいほど 当たり前でさ
だけどね 言わなきゃね 死んじゃうから僕らは
ありがとね 愛してる ありがとね ありがとね

ありがとう/SUPER BEAVER


藍沢さんのことが大好きだし、ありがとうを伝えていきたい。

伝えなきゃ死んじゃうかもしれないから。

これからもお互いにそれぞれの土地で日々穏やかに生活をして、たまにライブハウスという空間で繋がりましょう。

では、また。

あなたに会えてよかった。

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