techhub
というイベントに参加してきました。山の日という祝日にも関わらず60名ほどの人が飯田橋の某所に集まったのです。
IT人材のネットワーキングイベントではありますが、こういうリアルなイベントに参加するのは本当に久しぶり。
フリーランス的な人が仕事を求めてネットワーキングしたり、プログラミングスクールで技術を磨いてキャリアチェンジしようとしている人や、プログラミング自体はチャレンジしたけど得意でなかったのでPMのような他の仕事で自分の価値を出している人など多様な人に会うことが出来ました。
みなさんが異口同音に話していたのはそれぞれ最初は普通の企業に務めながらも恐ろしく残業をするはめになって生き方を見直したというところ。
私自身も駆け出しの頃は月曜日の朝に会社に行って、金曜日の深夜に家に帰ってきて妻の目の前で号泣してしまうという経験があったので他人事とは思えなかったです。
むしろ、自分のキャリア初期(97,8年頃)から最近に至るまで似た経験している人が後を絶たないことに不思議な感覚を覚えます。企業面接で堂々と「ウチはブラック企業だから覚悟して働け」というところもあるくらいだから悪びれていないところもまだあるようです。
何を持って「ブラック」なんだか「ホワイト」なんだかと考えている会社もあるんでしょう。必要悪とも考えているかもしれません。
私自身の経験からすると長時間労働そのものは悪でもないなと考えています。もちろん自分の体調と相談して、自己管理しながらギアを上げるときと下げるときを見極めながらアウトプットを出せるようにするというのが大事だと思います。実際、モノづくりの現場でコーディングがノリにノッて来たら疲れて思考停止するまではそのままやりきることがあります。キリのいいところまでやらないと、次に仕事に着手するタイミングでどこまで動やったかを思い出すのに時間を取られて非効率なのでそのようなやり方をします。
一番の問題は会社がこれを強制(もしくは無言の圧力!)することなんじゃないかなというところです。
最近の働き方では裁量労働制というのがありますが、これは非常に今の時代にあったルールじゃないかと思います。
裁量労働制とは、実際の労働時間とは関係なく前もって定められた時間を労働時間とみなす制度です。
仕事を時間ではなく成果でみる働き方。つまり労働者の裁量に任せる雇用制度です。そのためにはまず労働者と企業でみなし時間を設定します。
このみなし時間が裁量労働制の肝です。たとえばみなし時間を8時間と設定した場合、仕事が順調に進んで5時間で完了したときも、逆に手間取って10時間働いて完了したときも労働時間はみなし時間の8時間で給料が計算されます。(就業Oasis)
もちろんそうは言ってもまだまだフリーランスの契約では時間労働も多いし、弊社でも時給制にさせてもらっているところもあります。定常的に仕事が発生する、しないというのが分かれ目だとは思いますが企業側にも労働者側にも納得感が生まれる仕組みを考え続けることが大事かなと思います。
自分は今回こんなテーマで話をしてきました。
プレゼンの中身は結構コンフィデンシャルな話を含むのでここでは割愛しますが、弊社のメンバーでも北海道からテレワークで関わってくれている人や仕事の幅を広げて守備範囲を増やしている人がいるというのを紹介してきました。自分がCTOになった経緯も話しています。すべては自分の交渉次第でどうにでも出来るというところです。
とまあ、このようなスライドを最後に持ってきて色んな人から反響をいただきました。
自分の会社がそういった働く人にとって力を出しやすい環境にしていくのはある意味挑戦かなと思います。ぜひ皆さんの経験とかノウハウを教えて下さい。よろしくお願いします。
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