シティリーグ優勝ブジンパルキア紹介と見せかけて構築とプレイ云々の話
1. はじめに
バトロコ新津田沼店さんのシティリーグシーズン1で使用したテツノブジン入りのパルキアと最近のポケカの話になります。
先にジャッジのみなさんや運営してくださったみなさん、対戦相手の方々、ありがとうございました。
細かい対面ごとによるプレイング云々には触れていません。理由は自分もデッキ作成してからシティまでの使用期間が短すぎて実際に戦えた対面と一人回しでしか想定出来ていない対面もあり、記述出来るほどのものがないからです。
実際当日もブジンエンテイなど初見の対面だったのでアドリブでなんとか乗り切るなどしていました。
では何を載せたいのかというと、デッキ構築で意識した部分の話です。
5試合以上の連戦を戦っていくためにどこを大事にデッキ構築をしたのかを述べていきたいと考えています。
バトロコ新津田沼店さんのシティリーグシーズン1で使用したテツノブジン入りのパルキアと最近のポケカの話になります。
先にジャッジのみなさんや運営してくださったみなさん、対戦相手の方々、ありがとうございました。
2. デッキレシピ、構築経緯
当日のマッチアップ
予選
ターボツキ(後)○
ロストツキ(先)○相手の事故(アクロマが引けない)
サーナイト(先)○
エンテイブジン(先)○
エヴォリザ(先)✖️
トーナメント
ロストリザ(忘)○
エンテイブジン(後)○
エヴォリザ(先)相手の事故
これまでのシティーリーグでは、
裏工作パルキア(シティ準優勝、ベスト8)
はくばパルキア(シティベスト4)
リファインパルキア(シティベスト8)
とこの一年以上の間、ずっとパルキアを握り続けていたため、今回も何かパルキアで新しく組める型はないかと考え、たまたま見かけたブジンパルキアを見てこれだと思い真似をするところからデッキを組み始めました。
正直強いデッキかと問われると弱くはないというのが良いところと思っていて明確な不利対面もあれば、デッキの最大出力も既存の環境デッキに比べて低めです。単純に勝ちに行くなら正直サーナイト等を握っていたと思います。
今回のシティのデッキ作りのポイントとして、極端な事故がおきないことを1番の目標にデッキを構築しました。
というのも、ここまでのシティでトナメに上がってはエネルギー引き続けて終わるなど、そもそもまともにポケカが出来ないで負けることが多かったからです。
また、前日のトレリでも初手に使えないカード(ツツジ)を全試合引いてこれが〜だったらみたいなことが多かったからというのもあります。
さて、ここからはデッキ構築で意識したポイントの話になります。パルキア最大の強みは2エネつけて進化さえすれば最低限の攻撃が保証できるという点です。たとえ1ターン目にエネがつかなくてもスターポータルで要求を満たしやすいのも良いところです。
昨今の環境では自分側が回りきったら強いデッキが多く、どれを握っても遜色がないと思っています。
プレイングが出るのも最初の数ターンを乗り切ったあとか、うまく回らない時にどうするのかくらいで、ある程度定められた動きを序盤いかに効率よく再現するのかが重要になってるなと感じています。また、序盤でついた差を返すのがかなり難しいゲームになっているとも思っていて、まともに逆転ができるのはロスギラの雪道+マイン+ツツジくらいなものだとも思っています。
そのため、今回は構築するにあたり、初ターンの安定を重要視し、1ターン目にパルキアを置いて水エネルギーを張ることを意識した構築にしました。
具体的には、
パルキアVの現物 4枚
ネストボール 4枚
ハイパーボール 3枚
バトルVIPパス 1枚
とパルキアに触る札を計12枚と気持ち厚めにしていました。バトルVIPパスに関しては初ターン以外は山のゴミになってしまう、サーナイトのリファインに比べ能動的に切れる方法が少なくビーダルのはたらくまえばで引く際の邪魔になると判断して後1でカイを打てた時に持ってくることができる一枚きりの採用としました。
厳密に確率計算はしてませんが多めにした甲斐もあってか今回のシティでは全試合1ターン目にパルキアを盤面に置くことには成功していました。
サポートは、多少デッキパワーが落ちても良いので、ボス以外で山に触れるものを9枚採用しつつ、ゲッコウガのかくしふだやビーダルのはたらくまえばと合わせ、とにかく止まらないことをテーマにしたカードを、全て厚め厚めに採用することを意識して組みました。
このデッキの良いところは、サポートが重なったとしても片方がカイならもう一方を次のターンのサポートとして保持しながら必要なカードに触れることです。
常に次のターンの最低限の行動保証を得られるのが強く、ゲームを通して先の見通しを持ってプレイがしやすいです。
8試合事故らないことを重視したことは、運といえばそれまでですが、実際の試合の時でも感じられていて、
例えば、相手のロストツキがアクロマを引けずに止まってしまってる間に最低限こちらは動き続けて勝つといったような試合。
確実にポケモンを育て続けてサーナイトを倒し続け相手はドロー力が落ち、要求を満たせないタイミングを作ることで勝つといった試合。
もありました。
止まらないということはきちんとプレイングを考える余裕が生まれるということなので本当にこの構築にして良かったなと思いました。
まあ、どれだけ安定性を求めたとしても、引けない時は引けないのでそういう時は大人しく諦めましょう^ ^
3.個人的に大事なカードの採用理由
・オリジンパルキアv4枚
初手にいて欲しいという理由とセイボリー受けた際に雑にトラッシュ出来るので甘えず4枚です。
・ロストスイーパー1枚
カイから雪道割る、相手のキープしてる封印石を剥がせる、勇気のお守り等を剥がせる、ビーダルのはたらくまえばのために手札をへらせる、カイから雪道を剥がせるなど役割の多いカードです。2枚でも良かったですがビーダルをロストマインされた状態で雪道ツツジされた際にスタジアムの方を引けた方が残りのカードを有効に使えるのかなと思いスタジアムの方を優先しました。
・大地の器
パオジアンexを採用してないためエネルギーを複数持ってくるために欲しいカードです。カイからエネルギーに触れるカードでもあり。手札を減らせる札にもなるのでビーダルのはたらくまえばとも相性が良いです。
・ワザマシンデヴォリューション1枚
リザードンなどを倒せたら良いなで入れたカード、ばら撒きが間に合わない、そんな都合よく打てないなど使ってた中でも怪しいカードです。決まったらオシャレ枠です。
・博士の研究1枚
自分が1番嫌いなサポートです。基本60枚使いたい派の人間なので必要札まで捨てないといけなくなる可能性のあるカードで毛嫌いしてましたがカイでは手札が増えない、ビーダルにマインされながらツツジされた際に引けたら超ラッキー枠で入れました。入れ替えを複数枚確保したい際に山の上7枚見られるチャンスをくれるカードです。
・スタジアム4枚
ギラティナの雪道はコンスタントに割れないとブジンでの削りが入れられずギラティナに蹂躙されてしまうため甘えずに4枚、ロストシティやポケモンリーグ本部など割となんでも良いなとも思ってました。まあでもリバーサルエネルギーとフュージョンエネルギーをケア出来ると良いなのシンオウ神殿、デヴォリューションとブーストエナジーを持ってこれるからという理由でタウンデパートとの2種類採用にしました。
・メロン2枚
後続のパルキアの育成が間に合わないことがまあまああるためそれをケアするためにも採用、このカードのおかげで水エネルギーの実質的な枚数も傘増しできていてかがやくゲッコウガの特性かくしふだを多少欲張ってしてもエネルギーが不足せずに済むことがあります。あとメロンはお料理してるイラストのメロンさんが好きです。
○実際には要らなかったかと思ったカード
・カウンターキャッチャー
カイから持ってこられる呼び出し枠ですが前述したように最低限の動きをこちらの方が効率よくこなした際にサイドを先行する率が高く案外使い勝手が悪かったです。
・ワザマシンデヴォリューション
オシャレですが序盤から都合よくばら撒けていたりボスなどを引けてたりしないとこれがあっても別に勝てません‥
○採用検討カード
・ビッパ、ビーダルの2枚目
サイド落ちのケアやボスで落とされるとデッキの回転が明らかに悪くなるので欲しいです。ただベンチ枠が足らなくなったり、進化後のビーダルは手札を圧迫しかねないなと思ったりで泣く泣く1ラインで回してました。
・すごいつりざお
セイボリーや後半ポケモンが減ってきた際に戻して再展開した方がパルキアの打点が調整しやすいく雑にかくしふだが行えるようにもなります。
・ボスの指令3枚目
リザードンなど相手は後ろから倒さないといけない時も多いので引きやすくするために3枚あっても良いかもと思いました。
・やまびこホーン
テツノブジンで打点調整出来るとはいえ相手にベンチ絞られた際が難しいのであると嬉しいかもです。
・こだわりベルト
打点調整用カードでベンチ絞られた際に補強でき、タウンデパートで適当に持ってこれるカードが増えます。
・入れ替えカードを増やす
序盤引けずダメカンのばら撒きが追いつかず負けてしまうことがあるためもう少し増やしても良いかもです。
・
4.リスクとリターンと勝負所のお話
シティ一回戦のターボツキ戦で起きた私の運の良かったプレイがあり、それが自分のポケカをするうえでのプレイングを説明するのにちょうど良いなと思ったので載せておきます。
曖昧な部分もありますが、相手のターボツキが先攻を取りガンガン回し2エネついたトドロクツキがベンチに複数用意されてしまい、ポケストップが置かれた状態です。ただ手札は3枚程度で少なめの状態でした。
回ってきた自分の後攻1ターン目、場はパルキア一枚、手札はナンジャモ、ハイパーボール、いれかえ札、残りは今使えないカードが複数枚といった感じでした。
サポも引けておりボールといれかえ札があるため、山からかがやくゲッコウガを持ってきて入れ替えてサイド1枚のポケモンを盾にしてターンを返すまでの最低限の動きはみえていました。
ここで、ナンジャモをしてしまうと相手に結局ボスといった呼び出し札を引かれてしまい、相手にサイドを先に2枚取られてしまう可能性が高まります。
かといって、このままターンを返すと手札にすでにボスが揃えられていた時にパルキアを失ってしまい、そのまま負けが見えてしまってもいる状況でした。
どうしても、もう一枚のパルキアが欲しい場面なので自分は1ターン目ですがここが勝負所だと思い、相手が出していたポケストップを回す選択を選びました。
これが決定打となり、都合よくネストボールを2枚回収することに成功。ここでのポケストップはポケモンやサポートが落ちる確率が圧倒的に高く、正直賭けでしかないのですが安定択を選んだ場合に負けが濃厚だという点でリスクを取らなければいけない場面だと考えました。
要するにポケストップを回すことで得られる可能性のあるメリットがデメリットに勝っていたので回しました。
ポケストップで、ボールにたどり着けたのはもちろん運です。
しかし、ポケカをしているとこういった運の上振れを掴みにいかないといけないことが少なからずあるのではないかと思っています。
極力、安定択を選び続けて、そうしてたら勝てたが1番ですがそうはいかないのが、カードゲームの難しい部分と思っています。
メリットとデメリット、リスクに対するリターンの大きさを秤に乗せて勝負所は攻めてみるのも大切だと思いますというお話でした。
優勝して今のポケカは改めて運が結構大事だなと思いました。特にマッチ運が重要で環境のデッキタイプがばらけ過ぎてしまっているので全部のデッキを一つのデッキで見切ることがほぼできません。
このデッキに関しては、ミライドンなどが特に部が悪いのですが当日は一切当たらずに済み、ブジンエンテイといったむしろ有利対面と当たることが出来たことも勝因となっていました。
翌々日くらいに別のデッキを握ってトレリに出たら今度はミライドンを踏みまくりました‥普段から徳を積んでおきましょう。
5.とにかく粘る意識を持とうというお話
対戦で常に出来得る最善手を打つように心がけようという言い方に変える方が良いかもしれません。先に言っておきますが、絶対に無理な時はあるのでその時は大人しく負けましょう。
良い手札の時に勝負が出来るのは当たり前。その試合はあんまり意味がないと思っていて、むしろ40点〜60点くらいの手札の時に最善手を打ち続けて試合が成立するかどうかをやっていく方が、その結果、最後に負けたとしても大事だと思います。
お互いに人間なのでどこかで相手がミスをすることがあります。それに対して常にミスらないようにしておけば、案外逆転出来ることもあるので常に頑張って考え続けましょう。
かくいう私も相手視点が抜けていて諦めてしまうことがあります。
簡単な場面を例にすると、相手の手札にボスがあったら最後のアタッカーが取られて負けてしまうなみたいな時に実は相手のボスがサイドに落ちていて実はまだ戦えるみたいなことがあります。
ここまであからさまなものでなくてもこちらが相手の最善手だけを予測してしまい、相手がその最善手に実は気付いてないみたいなことでなんとかなってしまうみたいなこともままあります。余程の事故で即投了した方が早い時以外は負け試合こそ粘って考えてみましょう。
6最後に
何はともあれ優勝出来て嬉しかったです。普段遊んでもらっている親子さんたちといっぱいポケカが出来ていて、練習の苦手な私もそのおかげで楽しくポケカを続けられていたのが良かったのだと思います。
普段関わってくださっている皆さま、当日のジャッジの方、対戦相手の方々、あと最後まで拙い文章を読んでくださった方々も本当にありがとうございました😊
パルキア最高〜