私が私をいつも見ている
結婚して1ヶ月が経った。名前も住む場所も、1日の過ごし方も、がらっと変わった。
病気のこともあって環境の変化は怖かったけれど、新生活は想像以上に楽しい。料理も家事も主婦としてまだまだ未熟だけれど、新しいことへの挑戦は楽しい。伸びしろですねぇ。
なにより、誰も私のことを知らないって意外と心地いい。もちろん、私は芸能人でもなんでもないけれど。
いつまでもプライドの高い私は、働けない自分が憎い。平日の昼間に私服で出歩くことがとても辛い。スーツを着て、8cmヒールをコツコツ鳴らして働く私が好きだった。
周りからしたら、何を着てようと私のことなど誰も見ていなしし興味もない。でも、ずっと私のことを見ている私が私を許してくれない。私はいつも私を見逃してはくれない。いつもいつも私だけを見ている。
地元ではいつも俯いて歩いてしまう。だってこんな自分を誰かに見られたら恥ずかしいから。ゆるいロングワンピースにぺたんこの靴、ヘルプマークがついたリュック、太ってしまった容姿、あの頃とはまったく違う自分。こんな自分誰にも見られたくない。劣化したよね、別人になったよね、そんな言葉が幻聴で聞こえてくる。
だから外には出たくない。大好きな友達に会うのも、本当は少し怖い。ねぇみんな本当は心の中で笑ってるんでしょ?って思ってしまうそんな自分も憎い。
だから、私のことを知っている人が誰もいない環境は、安心した。
久しぶりに伸び伸びと外に出ることができた。
いわゆるキラキラOLからニート(専業主婦だけど)になってしまった自分のことは今も許せないし、恥ずかしさや情けなさを抱えながら外に出る。それでも地元とは違う安心感がある。
ねぇまたここから頑張ればいいじゃん、って思わせてくれる。
あんたに何があったかなんて、どんなやつだったかなんて、誰も知らないから好きな自分になってみればいいじゃん、って。
どんな自分になってみる?
私はどんな自分になりたい?
どんな自分になれたら、私は私を許すことができる?
毎日考えながらメイクをする。服を選ぶ。
糖質制限をしながら筋トレもしている。
いつまでもプライドの高い私は、きっとこれからもどこまでもプライドが高い。完璧主義で自分に厳しく、理想が高い。
ばりばり働いてノルマ達成してトップ営業になりたいし、ユニクロやGUじゃなくて美人百花系のお洒落な服を着て、DIANAのハイヒールを履いて、3週間ごとに美容院とネイルサロンに通う。料理上手で手際がいい。仕事もできて家事もこなせる美人妻になりたい。なんてね。我ながら書いてて鼻で笑ってしまう。どうして私は0か100しか見れないのだろう。
0点じゃなければいい、なんて記事を過去に書いたけれど。
それでも100点を叩き出すのが私の目標であり、最低ライン。
いつだって比べてしまうのは周りじゃない。過去の自分。なりたい自分。
ライバルなんていない。周りなんてどうでもいい。
夢も幸せも人それぞれ。勝手に幸せになってくれ。
周りからなんと言われようと、私が私を許さない。
いつかまた100点の自分になる。頑張ろうね私。
きっと、面白いのはまた、ここからだから。
私は私らしく。何度挫けて泣いても、輝いてみせる。
本当にあいつには敵わないな、と笑われるような
明るく笑顔の素敵な人に私はなります。
あぁ、やっぱりnoteって好き。
淡々とキーボードを打っていると、自分の素直な感情がどんどん浮き彫りになってきて、スッキリする。自分自身と一番しっかり向き合えるツールかも。
文章を綴ったり、写真を撮ったり、いろんな話をしたり、基本的に発信することが好きだからTwitterもRadiotalkも好きだけど。
全部見てくれているひとからしたら、私は多重人格かもしれないね。
でも、これも あれも 私なのです。よろしくね。