研究活動のモチベーションはどう維持するか?
こんにちは👋
いぐちです.
先日,研究室の後輩に「研究のモチベが無い.どうしたらいいのか?」と言われ,返答に困ってしまいました.
なので,今後同じような相談をされた時用に,ここできちんと言語化しておこうと思いました.
ただ,私は研究をゼロから自走できると言われる博士号を取得しているわけではなく,修士課程の人間でありますので,私から見えている世界レベルでのお話です.
おそらく私の知らない,感じたことのない世界もあると思います.
また,分野によっても色々意見が分かれると思われますが,私は情報系の人間です.
以上を踏まえて読んでいただけると幸いです🤗
1. そのそも研究とはなんなのか?
私の指導教員は「研究は新規性と有用性の掛け算だ」といつも言っています.
まさにその通りで,研究は新規性の大きさ,有用性の大きさのどちらも必要で,その掛け合わせた面積の広さが研究としての価値であるいうことです.
"新規性ゼロだけど有用性がある"のは研究ではなくビジネスだと思いますし,"有用性ゼロけど新規性がある"のはそもそも誰のためのものなのかも不明です.
前者の"新規性ゼロだが有用性はある"の例は「とある有用性が検証されているシステムが,もともと古いプログラミング言語で書かれていたが,自分の研究では新しい言語で書きました!」ということです.
これでは新規性が全くありません.
ただのパクリです🙅♂️
2. 私は研究が好きです
まず大前提として,私は研究が好きです.
たくさん単語を覚えたり,早く解くことが正義だとされる高校までの"お勉強"とは全く違い,模範解答のない結果の探索がとても楽しいと思いながら日々研究しています.(高校のお勉強は本当に嫌いでした…)
また,私は様々なアイデアを出すことが得意です.
それが今いる修士課程レベルの世界では研究とマッチしているように感じます.
研究活動においては,自分の研究は自分が最も専門的な人間であり,その研究を良いものにできるか,悪いものにしてしまうかは自分次第だと,私は考えています.
研究そのものにおいては自身のアイデア能力がとても必要だと思いますし,学会などでは文章能力やプレゼン能力が必要です.
良い研究でもプレゼン能力がないと魅力が伝わりません.
3. なぜ私は研究を続けられるのか?
修士課程を修了するため!と言ってしまえば元も子もないですが,
私が研究を続けていられるのは
「学生である今の私のキャリアを高められるのは自分自身の努力の賜物である研究である」
「頑張って研究すれば受賞などの形で自分に良い形として返ってくる」
と考えているからです.
研究をしていれば,おそらく指導教員から学会に出ろ,論文を書けなど言われると思います.
私は大体のそのような機会にはとりあえず飛び込む姿勢で動いてきました.
頑張って良い研究をすれば,学会で受賞できますし,論文が採択されれば自分の研究は自分が死んでも世の中に功績として残ります🔥
かっこいいですよね⭐️
受賞などの形で功績に残ると,やっぱり嬉しくてモチベーションが上がるんですよね.
それと同時に自分のキャリアも高まっていきます.
いいことしかありません.
実際,私は地方国立大学の学生ですが,研究を頑張っていたので,いわゆるガクチカはたくさんあり,就職活動もうまく行ったと思っています.
また,一般的に大学では,研究を頑張っている人が偉いです.(研究機関なので当然です.)
研究を頑張っていると先生方からも親切にされますし,自分にとっても居心地の良い環境になっていき,好循環を生みます.
4. 上手くいっていない人はどうすればいいか?
研究を頑張りたいけど,成果を出せていないという人向けです(研究をそもそもやりたくない,コスパよく卒業したいという人向けではないです).
こう言った人は,一旦手を動かすのをやめてみるのも良いと思います.
手を動かすのはやめて,頭で研究のことをぼんやりと考えてみてください.
私はよく,サウナに入っている時なんかにぼんやりこれからどうしようかな〜とか考えています🧖.
「ここをこうしてみたらどうなるかな?」「この前提ってもしかして間違ってたりしないかな?」など,頭の中でもう1人の自分と話しながらアイデアを練っていくのがかなり重要だと思います.
実際,私も研究のアイデアはほぼ手を動かしていないときに思いついている気がします.
5. おわりに
さて,今回は研究についてのモチベーションについて書きました.
研究に限った話ではありませんが,物事がうまく動き始めると,あとに続く物事もだいたい上手いこと動いていきます.
これを読んでいる人のなかに研究活動を頑張っている人がどのくらいいるか分かりませんが,誰かのモチベーションになれば嬉しいです.
では,また👋
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