アメリカから強制帰国
では前回の続きです。
上海での研修後、そのままアメリカへ渡りました。
ビザは観光目的だったので、エスタを取ってから行きました。
レストランへのための荷物が多く、手荷物だけで5つのバッグ、トータル80キロほどありました。
そのままイミグレーションで手続きしようとしたら、案の定止められました。
その荷物の量は何?
なんのために?
君はどこから来たの?
何をしに来たの?
このチケットは誰が買ったの?
多くの質問をされました。
最初は問題なかったのですが、最後の質問が全てを、、、、、
ーこのチケットは君が買ったの?
ー知り合いに買ってもらいました。
そう答えてすぐに別の場所に連れて行かれて、携帯を没収され、携帯の中身を確認されました。
Gmail
Yahoo mail
Instagram
Line
Wechat
Whatapp
Messemger
全てのSNSのメッセージを確認されました。
別に悪いことはしてなかったのですが、面倒なやりとりのメールはアメリカに来る前に消してました。
ただ、インスタで前日にやりとりしていた中国人の友人に、今後はアメリカで働くことを伝えたメッセージが残っており、その真意を問われました。
カレッジからはアルバイトの許可をもらっているので、そこでアルバイトとして働くつもりです。と素直に答えましたが、移民局?の人たちからは鼻で笑われてとりあえず座っていろと。
結果5時間弱拘束されて、最終的に指の指紋を取られ、一発ブラック入り確定。
とりあえず迎えに来てくれていた友人に移民局から電話してもらって、事の経緯を説明してもらいました。ただその時の移民局側の態度は目に余るものでした。
友人は、泣きながら頼むから入国させてあげてほしい。と懇願してくれていたのですが、移民局の人たちはわざわざ電話をスピーカーにし、4人くらいで大笑いしながら彼をバカにしてました。
信じられず、また悔しく、申し訳ない気持ちで。
結果、さっさと帰れと言われ、オランダのアムステルダム経由で日本への帰国を余儀なくされました。
ブラックリスト入りによって一生エスタの利用はできないと言われ、アメリカに来る場合はビザ取ってから来いと言われました。
日本に帰国後すぐアメリカ大使館に行き、学生ビザの取得を試みました。カレッジからのオファーレターや書類は全て持っており、4万円払って大使館へ面接を受けに行きました。
面接開始5秒で Unfortunately, we can't prepare Visa for you. Please go back.
ーアメリカへ何の勉強をしに行きますか?
ー料理関係です。
ー残念ながら今回はビザを用意することはできません。お帰りください。
ブラックリストに載っている記録があったので、そ交渉の余地なく却下されました。
弁護士にも相談しましたが、最低でも五年間はビザ取得は不可能とのこと。方法は他にもありましたが会社への負担もあり、結果アメリカ行きはなくなりました。
結果何も考えずに選んだ道でこのような結果。夢のアメリカへの道は閉ざされました。
その後、他の西アジアや東南アジアへのお店への派遣の話もありましたが、今後のことを考えて辞退させてもらい、また振り出しに戻ることになりました。
今日はここまで。。
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