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【エッセイ】棚は人を写す

 高倉、念願の巨大ラックを購入しました!

 長いこと、高倉の家の収納事情はクソでした。部屋に元々付いている収納はクローゼットくらいで、その他諸々の生活必需品は、カラーボックス三本とデスク付属のアイアンラックにぶち込んでいました。転居時は本当に金が惜しかったので、家具にこだわる気も部屋を整える気もありませんでした。
 先日、これ以上本を買うならば今ある本を捨てなければどうしようもないということに気付き、ついでにカラーボックスを漫然と並べただけの部屋がいかにダサくて自堕落かにも気付き、ならばいっそ収納事情の全てを一新してくれようと思い腰を上げた次第です。

 今回の購入品はこちら。

 アイアンラックっていいですよね。高倉は無骨でヴィンテージっぽくてインダストリアルなかんじが大好きです。ナチュラルカラーとブラウンカラーの二色展開ですが、高倉はこれのブラウンを購入しました。
 テレビ台も兼ねたかったので幅は65cm以上必要でした。壁面が長らくデッドスペース化していたのでできる限り埋めたいという小賢しい魂胆もあり、幅80cm、高さ180cmのクソデカアイアンラックでファイナルアンサーです。
 設置結果はこんなかんじ。

身長よりでかい棚

 かっちょい……!!
 かかっ、かっちょよくないですか!?想像以上でした。無骨で渋い、しかし不器用な温もりを感じるこのかんじ。
 そしてめちゃめちゃでかい。おかげでカラーボックスさんに暇を与えることができました。君に決めて正解でした。ありがとうアイアンラック、ありがとう巨大収納。ところでテレビが正面を向いていませんね。あとで直します。

 さて、部屋が人の内面を表すように、棚には人の為人を写すといいます。折角なので、新しい高倉の棚に収納されたあれそれの紹介をしてみようと思います。もしかしたら高倉が自覚していない高倉が見えてしまうかもしれませんね。なんか恥ずかしいな。

IKEAのサメ

 上から行きましょう。高倉はサメ映画が好きで、サメモチーフのものは手当たり次第に買っちゃう悪癖持ちなんですが、広島にはIKEAが無いので、かの有名なIKEAサメをホイホイ変えない身の上です。辛い。はやく広島に出店してIKEA。
 このサメは、前の現場を離れる時に餞別として同僚から貰ったものです。大阪に行った時に買ってきてくれたのだそうで、めちゃめちゃめちゃに嬉しかったぁ……!サメちゃんに部屋を見渡せる特等席を用意できて、高倉大満足です。

達磨軍団

 サメの横にいるのは、サメと同じくらい好きな達磨です。同じくらいとは言いましたが、達磨好きはサメよりも年季が入っています。SPECを観た頃以来なので……SPEC放映が2010年だから……14年?えっ高倉14年間も達磨好きやってたの?怖
 一番手前の達磨は、大学生時代に気紛れに参加したビンゴ大会で当てたものです。頭にビンゴ大会を主催していた教授からのメッセージが入っていますが、どの学部のどの専攻の何の誰だったのかまったく覚えていません。

3COINSのドラセナちゃん

 二段目です。ちっちゃ可愛いドラセナちゃんは、購入当時よりも5cm程成長しました。元気に育ってくれてありがとう。もうすぐ春だよ。

映画「燃ゆる女の肖像」DVD

 高倉が初めてエンディングで泣き崩れ、立ち直るのに二週間程かかった大好き映画「燃ゆる女の肖像」です。いつでもどこでも観られるようにDVDを買ったのに、テレビに付属しているDVDプレイヤーが死んじゃったのでままなりません。DVDのパッケージもあまりに美しいので飾っちゃいました。飾れる場所ができてよかった。

鼠と梟

 ティッシュネズミくんです。人相が怖いように見えますが影のせいです。本当はかわいらしい顔をしているんですよ。こいつには様々な因縁が絡み付いていて、語り尽くすにも骨が折れるので、今回は割愛します。耳につけている、先日ガチャガチャした餃子ピンがめっちゃ似合ってて可愛いということだけ言及しておきます。
 手前の連ふくろうちゃんは瀬戸物屋さんで買いました。ふくろうは福を運ぶ縁起の良い鳥だと言います。可愛いし験もかつげるなんて、ふくろうは素晴らしい生き物ですね。

本の段

 此処は一段丸々本です……!!
 好きすぎて実家から連れてきた本八割、広島で購入した本二割といったところでしょうか。どれも大好きな本ばかり。カラーボックスには綺麗に並べられず、デスク付属のアイアンラックにも入りきらなかったので、今回、全員まとめて並べることができて本当に嬉しいです。

殺人現場

 たとえ確たる証拠がなくても、この状況ではAlexaが犯人だと決めてかかられても仕方ないでしょう。名探偵が必要ですね。
 生活に音を与えてくれる神デバイス、Alexa。もう手放せる気がしません。今後はスマート家電を取り入れて、生活の一切をAlexaにお任せするつもりです。
 倒れている彼は栞です。いつかガチャガチャでゲットしました。ちょっと分厚いので栞として運用しあぐねています。

テレビの奥にSwitch

 テレビは大学生時代からの付き合いで、もうDVD再生機は動きません。最近はリングフィットアドベンチャー専用機と化しています。筋肉痛はまだ治りません。

手芸三兄弟とサーキュレーターくん

 夏に大活躍してくれたサーキュレーターくんと、ミシン、アイロン、裁縫箱の手芸三兄弟です。
 実は今回の巨大棚導入で果たされた、最後の大望がこの、三兄弟の集合でした。以前は収納スペースの事情から、アイロンはアイアンラックに、裁縫箱はカラーボックスに、ミシンはクローゼットに住んでいました。兄弟散り散りです。いざ手芸をしようとなれば三兄弟を三か所から招集せねばならず、早い話が面倒でした。ついでに、クローゼットの中のミシンがそこそこ邪魔でした。
 このミシンは去年悩み抜いて悩み抜いてやっと買ったものです。日頃から目に留まる場所に、ゆったりと収まってくれてとても嬉しい。Brotherのミシン、やっぱり美しいね。

 そんなわけで、高倉の棚紹介でした。盛りだくさんでしたね。高倉の人間性は垣間見えたでしょうか。
 まだデスク周りの改造が済んでいないこと、断捨離も半端なこともあって、棚もまだまだ発展途上です。これからもっともっと素敵になる予定なので、今からワクワクが止まりません。
 部屋が人の内面を表し、棚が人の為人を写すならば、高倉は今発展途上でありこれから更に素敵の高みへ登ってゆくということなのでしょう。良い方に取りすぎでしょうか。いやいや、こういうのはポジティブに振るのが正解です。病は気からと言いますし。
 高倉の、高倉の部屋の、そして高倉の棚の今後の展望にご期待ください。

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