新曲「Romance」と共に楽しむJO1の歌声たち・その3
ラスト!最後4人!
最後の4人は今まであまり注目できていなかったのでいっぱい書けないかもしれませんが好きじゃないとかそういうことではなく私の耳が弱いだけです。11人は拾いきれん。耳もう3個欲しい。
🦒佐藤景瑚
歌声全然関係ないけど景瑚くんのお腹薄すぎてバキバキの腹筋を生で見たときクラクラした。全然関係ないけど。
ライブのときよく耳すませて景瑚くんの歌を聴き取ろうとするのだが、かなり音源に近いことが多くて(被せのことではなくて被せに乗って聴こえる生声が被せに似すぎてるって話)、えっ景瑚くん歌ってる?ってなることがあるけどちゃんと歌ってる。ツアー福岡でアリーナ2列目で聴いてきたからわかる。あと国立競技場でも被せがほぼない生歌聴いてきたからわかる。ちゃんと歌ってる。
たぶん、ライブでもレコーディングした時とほとんど同じ歌い方で歌えるんだと思う。いつも景瑚くんのパフォーマンスを見てて思うのは、どんな時であっても身体に力が入りすぎずリラックスして歌えてるなぁ、ということ。指先の、指の腹の部分だけでマイクを持って歌っているのを見た時本当にビックリした。ライブになると緊張したり妙に感情が昂ってしまったりして、身体の変なところに力が入って正しい発声が出来なくなることが多い。ステージの上でも普段と変わらない状態で歌えるのは本当に羨ましい限り。
景瑚くんの声は高めの音域が出せる、輪郭ははっきりしてるけど角のないとても品のあるもので、クセがなくストレートな響きと明るい音で声を鳴らせるので、比較的言葉が明瞭に聞き取りやすい印象がある。だから主メロに置けばちゃんと目立つし、裏メロに置いても主メロに潰されることない程よい存在感を保てる。決してパート数は多くはないけれど、言葉の響きが柔らかい拓実くんとも、少し鋭さがあるストレートな響きの蓮くんとも異なる、JO1の歌声の大切なエレメンツだと思える。
今回はサビ前のラップ調のフレーズを歌っていたり、アウトロのフレーズでフェイクが入っていたり、普段はあまり聴けないような声が聴けて嬉しい。
アリーナツアーのときのユニットパフォーマンス「ICARUS」でも見せた感情溢れるハイトーンとか今回のレコーディングフィルムの最後のフェイクのときの表情とかがとても好きなのでそういうのもっといっぱいください
👑白岩瑠姫
この人はなんというか、いちばん言葉にするのが難しい。私は純喜くん推しだが、生まれ変わったら瑠姫くんのようになりたいと常日頃思っている。
常に周りを見て、メディアに出る時はその場に合わせて言葉を選んでコメントしたり誰かをフォローしたり思いっきりボケたりあるいはツッコミをいれたりとあまりにも気が回りすぎている。いつもファンのことを考えた発言しかしていないので(私にはそう見えてる)、もっと自分中心に考える時間を持ってもいいのにと思うこともあるが、そんな瑠姫くんがいるから安心するしついつい甘えてしまう。
メンバーカラーが白なのでマーカーどこだ?っていう感じだけども、1Aと2Aと2B、画像の1枚目と2枚目に瑠姫くんのパートはある。安定した低音のラップで楽曲のベースを支えている。
瑠姫くんはボーカルよりラップが多いため分量がどうしても少なくなってしまうが、その一フレーズで強いインパクトを残してくる瞬間的センター感が彼にはある。瑠姫くんだけでなくラップ組はみんな、音源だけでは分かりにくい、パフォーマンスの中で一瞬にして見ている人の印象に残る魅せ方ができるのがとても強い。特に瑠姫くんはファンが欲しがりそうな表情や表現が上手い、いかに王子様キャラを忠実に体現しているかがわかる。計算なのか、無意識なのか、果たして…。
ただそれというのは音源だけでは分かりにくいので、どうかライブパフォーマンスをぜひ見てほしいところ。歌だけではなくダンスやその魅せ方も込みで、彼のパフォーマンスの輝きは成り立っている。
🍮大平祥生
JO1の天使。
私の周りにはしょせくん推しが多く、前の職場の仲良しの後輩ちゃん(JO1あまり知らなかった)やうちの母親も気に入ってくれている。優しそうなタレ目の可愛いお顔だが、ゴリゴリのラップをかましている時の険しめの表情がとてもギャップ萌え。歌うときは素朴で丸い、可愛らしい歌声だが、基本的にはラップパートが多く今回の楽曲の中でも瑠姫くんや木全くんと共に楽曲のベース部分を支えてくれている。
しょせくんのラップはキツめの発音の時もあるが今回は楽曲に合わせて優しい発声で、感情的なサビの盛り上がりとは対照的に二人の切実な想い・祈りを表現している。本人は穏やかな雰囲気でありながらゴリゴリ系の曲が好きだ、とは言っているが、それでもこういうバラードでは元々彼が持っている優しさや穏やかさが存分に表れてくる。
また最近ではメロディーの1オクターブ下でコーラスが入ってる曲もあり、この曲の中でもしょせくんの安定感のある低音でメロディーのベースラインを支えている。元々はラップ志望ではなかったようだが、優しく耳に触れてくるような声からアタックの強い低音まで様々なラップのフレーズを歌いこなせるしょせくんの声は、重ためな低音の汐恩くん・幼さのある軽めな低音の木全くんと並んで重要なラップラインの一人となっている。
ラップパートが多いメンバーは分量が少なくなりがち、だがそれゆえ一瞬にして見る人のインパクトに残りやすいパフォーマンスができる、と先にも書いたが、しょせくんもその一人である。ライブにおいてパフォーマンスの次に大事な「煽り」がとても良い。オーディション前からLDH系列(EXILEさんの系列)のスクールに通いバックダンサーも務めていた彼は、その先輩方のライブの様子を参考にして煽っている、というような話をどこかで目にした。観客の様子と楽曲のノリに合わせて上手く煽りを入れてくるしょせくんは最初の有観客のワンマンライブ「OPEN THE DOOR」でも比較的ライブ慣れしていたような印象があり、そういうパフォーマンス以外の部分で他のメンバーを牽引できる力を持っているな、と感じた。デビューしてから有観客でのライブが2年の間できなかったJO1にとって、生もの、観客の反応をリアルタイムで・肌で感じることのできるライブの中で観客のテンションとモチベーションをその場でグッと引き上げることのできる、とても強い武器である。
ラップ組のもう一つの特徴はみんな「密かに歌が上手くなっている」ということ。元々ラップ志望ではなかったメンバーがほとんど(というか全員?)なのでオーディション期間の映像を見ると普通に彼らの歌声を聴くことができるが、その時と比べると圧倒的に安定感も音域も表現力も増していて、バラードで数少ない1フレーズを歌った時の衝撃がかなり強い。今回の楽曲のように、しょせくん含めてラップ組の優しい声を多く堪能できるバラードを今後ぜひ作ってほしいな、とずっと思っている。どうかプロデューサー様…。
🐰木全翔也
木全くん、きまちゃん。オーディション期間中の分量は少なく映像の端にいることも多かったようだが、その中から国民プロデューサーさんたちが見つけてくれた、まさに"ダイヤモンドの原石"だったようなひと。いや、原石どころではない。
木全くんは今期のドラマ「しょうもない僕らの恋愛論」にヒロインの幼なじみ役として出演しているが、演技でもパフォーマンスでもその物語の人物にあまりにも自然になりきりすぎている…というか、憑依している。呼吸をするかのように別人格になっていて、それを映像の端から見つけ出した国民プロデューサーは本当にすごいと思った。
きまちゃんもラップパートを担当することがほとんどであり、あどけなさを感じる声で力強いラップを聴かせてくれる。またバラードなど穏やかな曲調の楽曲では、オーディション初期の頃に苦戦していた高音域も難なくこなし優しさと少し切なさをも感じるまっすぐな声で歌うことも多い。
今回と同様に細かくメロディが乗ったラップパートをよく任されているが、きまちゃんが歌う安心感を感じることはかなり多い。元々の才能と一時期DTMをやっていた影響で(今も継続しているかわからないけど)、かなり耳がよく細かい音も聞き取り再現できる。彼が「僕は知ってるから」と言うとなんとなく説得力を感じる。
…とここまで書いたが、やはりラップ組の良さ・魅力、特にきまちゃんのパフォーマンスはライブでこそ真価が発揮される。というか、ライブパフォーマンスをする時のきまちゃんの豹変ぶりが本当に恐ろしくて、それはさすがに音源では伝わらない。パフォーマンスするときに時々人格が変わる人をもう1人知っているが、彼らは表情云々より先に纏っている雰囲気=オーラが一変する。何がどう変化したのかは言語化しづらい、一目見た瞬間にゾクッとさせられる何かを感じるのである。
ここ数日過去のパフォーマンスなどを見返したり他のJAMさんの呟きを見たりしたが、きまちゃんの雰囲気が変わる一因はおそらく"目"によるものである。
雑誌の取材で、本人が「メンバーの中で僕が1番目がキラキラしてると思う」と話していた通り、同じ照明の当たり方でもきまちゃんは特に目に光が入っているように見える。
目の光が100%で入ってきらきらした目になることもあれば、それが50%くらいになって妖艶な印象になったり鋭い光を放って力強い印象になったりと、目だけで全く違う人格を感じる。「木全翔也200人おんねん」という説は本当かもしれない。(本当じゃないですよ)
私がそれぞれのメンバーに感じるものを書いてみたが、これを書くために今までのパートを見返したメンバーもいて、実際今まで自分が見えてなかった良さがそれぞれにあるもんだなぁと思った。目と耳とそれを処理できる脳があと3セットくらいずつあればいいのにな